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介護福祉士国試対策:こころとからだのしくみ②

▼前回にひきつづき、『こころとからだのしくみ』の問題の出題パターンを整理します。



10.甲状腺疾患をめぐる問題の出題パターン


(1)甲状腺機能低下症の症状を問う問題:

例)甲状腺機能低下症の症状として、適切なものを1つ選びなさい。(発達と老化の理解29-74)
  1 浮腫
  2 下痢
  3 動悸
  4 いらいら感
  5 手の震え
👉念のため、甲状腺機能亢進症も調べておきましょう。

11.骨・関節疾患をめぐる問題の出題パターン


(1)大腿骨頸部骨折の原因と治療方法を問う問題:

例)大腿骨頸部骨折は、原則として手術をする。(医学一般16-58-1)
例)高齢者の大腿骨頸部骨折は、転落によって生じることが最も多い。(こころとからだのしくみ32-101-1)

(2)痛風・高尿酸血症に関する問題:
例)男性に比べて女性に多く発症する疾患・症状として、誤っているものを1つ選びなさい。(医学一般9-55)
  1 慢性関節リウマチ
  2 痛風
  3 骨粗鬆症
  4 腹圧性尿失禁
  5 尿路感染症
例)痛風の原因は、靱帯の骨化である。(医学一般920-59-2)

(3)変形性膝関節症の症状を問う問題:
例)O脚の変形性膝関節症は、膝の外側に疼痛を生ずることが多い。(医学一般16-58-5)
例)老年期の変形性膝関節症は、外反型の脚の変形を伴うことが多い。(発達と老化の理解35-37-1)
例)変形性膝関節症ではX脚に変形する。(発達と老化の理解36-38-2)
👉基礎的な内容が出題されます。チェックしておきましょう。

(4)骨粗鬆症の症状と危険因子を問う問題:
例)骨柤鬆症は、脊椎の圧迫骨折を起こしやすい。(医学一般5-55-3)
例)骨粗鬆症は加齢により骨量が減少して発現するが、寝たきりも原因になる。(形態別介護技術12-88-D)
例)骨粗鬆症は男性に多い。(発達と老化の理解36-38-1)

12.視聴覚疾患をめぐる問題の出題パターン


(1)白内障の症状を問う問題:

例)白内障は、高齢者の眼疾患の中では最も多い。(医学一般5-58-1)
例)老人性白内障の初期は、視力の低下を自覚しないことが多い。(医学一般4-55-5)

(2)緑内障の症状を問う問題:
例)緑内障は、放置すると失明することが多い。(医学一般4-56-2)
例)緑内障では、水晶体が混濁する。(医学一般18-68-A)

(3)網膜色素変性症の症状を問う問題:
例)網膜色素変性症の初期症状として、最も適切なものを1つ選びなさい。(障害の理解31-93)
  1 硝子体出血
  2 口内炎
  3 眼圧上昇
  4 夜盲
  5 水晶体の白濁

(4)感音性難聴と伝音性難聴の違いを問う問題:
例)高齢者の難聴では、感音性難聴が多い。(形態別介護技術19-106-B)
例)鼓膜の障害による難聴は、感音性難聴である。(形態別介護技術13-93-2)
例)老人性難聴では、特に低音域の聴力が低下する。(医学一般23-66-4)
例)中耳の障害による難聴は、伝音性難聴である。(形態別介護技術13-93-3)
👉この2つの違いと症状、原因の違いに関する問題は超頻出です。また、これら2つの違いについては『コミュニケーション技術』『発達と老化の理解』『障害の理解』などで出題されることがあります。

13.難病をめぐる問題の出題パターン


(1)慢性関節リウマチの症状を問う問題:

例)男性に多い疾患である。(リハビリテーション論23-24-5)
例)リウマチ性関節炎は、関節が変形し、手指の運動や歩行が障害されることが多い。(医学一般4-55-3)
例)関節のこわばりは夕方に多い。(リハビリテーション論23-24-2)
例)症状は、天候や季節などの影響を受けない。(形態別介護技術19-108-A)
👉この疾病の問題も超頻出です。

(2)パーキンソン病の発症年齢と症状を問う問題:
例)パーキンソン病は、40歳代で発症することが最も多い。(発達と老化の理解27-76-1)
例)パーキンソン病は、筋強剛、振戦、寡動の3症状を呈することが多い。(医学一般5-58-4)
例)パーキンソン病では、運動機能の障害だけでなく、幻覚や妄想等の精神的な症状が生じることがある。(形態別介護技術12-89-D)
例)パーキンソン病では、手の運動は円滑である。(リハビリテーション論22-24-4)
例)パーキンソン病では、歩き始めにすくみ足が見られる。(リハビリテーション論22-24-2)
例)パーキンソン病では、小刻み歩行がみられる。(こころとからだのしくみ26-102-1)
例)パーキンソン病では、突進現象が認められる。(発達と老化の理解27-76-2)
例)パーキンソン病では顔つきは表情に乏しく、仮面のようである。(リハビリテーション論12-23-5)
👉パーキンソン病は超々頻出です。

(3)進行性筋ジストロフィー症に関する問題:
例)進行性筋ジストロフィー症は遺伝性疾患である。(形態別介護技術11-91-D)
例)筋ジストロフィー症では運動神経が変性する。(障害の理解33-92-2)
例)筋ジストロフィー症では筋線維に変性が生じる。(障害の理解33-92-5)

(4)脊柱管狭窄症の症状を問う問題:
例)
脊椎管狭窄症の症状の一つに、間欠性跛行がある。(医学一般16-58-3)
例)腰部脊柱管狭窄症では下肢のしびれがみられる。(発達と老化の理解36-38-4)

(5)筋萎縮性側索硬化症の症状を問う問題:
例)
筋萎縮性側索硬化症の主症状として、嚥下障害や筋力低下が見られる。(医学一般20-60-C)
例)筋委縮性側索硬化症では、失調性歩行がみられる。(こころとからだのしくみ26-102-2)
例)筋萎縮性側索硬化症にみられる特徴的な障害として、最も適切なものを1つ選びなさい。(障害の理解29-91)
  1 知的障害
  2 呼吸障害
  3 眼球運動障害
  4 膀胱直腸障害
  5 感覚障害
例)筋萎縮性側索硬化症では、視力や聴力は保たれる。(障害の理解32-93-3)

(6)脊髄小脳変性症の症状を問う問題:
例)脊髄小脳変性症の主な症状として、運動失調が見られる。(医学一般20-60-A)
例)脊髄小脳変性症に見られる歩行として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ24-102)
  1 小刻み歩行
  2 間欠性跛行
  3 失調性歩行
  4 すくみ足歩行
  5 加速歩行

14.せん妄をめぐる問題の出題パターン

⚠️認知症とその症状は『認知症の理解』でとりあげます。

(1)せん妄の症状を問う問題:
例)せん妄は症状の変動が少ない。(認知症の理解25-80-5)
例)せん妄は徐々に進行、悪化していく。(認知症の理解27-79-2)
例)せん妄は夜間よりも昼間に生じやすい。(発達と老化の理解27-71-4)
例)高齢者のせん妄は幻覚を伴うことが少ない。(認知症の理解32-79-5)
例)高齢者のせん妄は意識レベルが清明であることが多い。(認知症の理解32-79-3)

(2)せん妄の原因を問う問題:
例)せん妄は薬剤によって生じることがある。(認知症の理解25-80-4)
例)認知症のせん妄は体調の変化が誘因になる。(認知症の理解36-41-4)
👉『認知症の理解』で出題されることが多いです。

15.統合失調症をめぐる問題の出題パターン


(1)統合失調症の症状を問う問題:

例)統合失調症の特徴的な症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。(障害の理解36-52)
  1 振戦せん妄
  2 妄想
  3 強迫性障害
  4 抑うつ気分
  5 健忘
例)陰性症状では、危険な状態にあると思い込み、強い不安や敵意を抱く。(障害の理解27-89-4)
例)統合失調症では、しばしば幻覚が出現する。(精神保健10-62-5)
例)陰性症状では、感情の動きが乏しくなる。(障害の理解27-89-1)

16.気分障害をめぐる問題の出題パターン


(1)うつ病の症状を問う問題:

例)抑うつ気分は、夕方よりも朝の方が強い。(精神保健17-71-A)
例)うつ病では食欲不振、倦怠感、性欲低下など身体的訴えが多い。(精神保健5-62-4)

(2)仮性認知症に関する問題:
例)うつ病に伴う仮性認知症は、朝方に比べて夕方に悪くなることが多い。(認知症の理解29-79-1)
例)うつ病に伴う仮性認知症は、症状が急速に進行することが多い。(認知症の理解29-79-4)

(3)双極性障害の症状を問う問題:
例)躁うつ病の患者は、躁状態では気分は爽快で疲れを感じない。(精神保健8-63-A)
👉近年は出題されていません。

17.不安障害等をめぐる問題の出題パターン

👉不安障害の領域の問題は第22回以降出題されていませんでしたが、第33回でPTSDが出題されました。

(1)不安障害に関する問題:
例)妄想は、不安障害の患者では一般にみられない。(精神保健8-62-4)
例)不安障害では、心因が関与する。(精神保健10-62-3)

(2)パニック障害に関する問題:
例)パニック発作では、現実の危険が存在しない中で、強い恐怖又は不快感を伴う特徴的な症状を示す。(精神保健21-70-1)
例)パニック障害は、薬物療法、認知行動療法、その併用などによって改善が期待できる。(精神保健21-70-3)

(3)強迫性障害の症状を問う問題:
例)「寝る前に戸締まりをしなかったのではないかと何度も見て廻らないと気がすまない」という症状の病気として、正しいものを1つ選びなさい。(精神保健11-63)
  1 心気症
  2 心身症
  3 離人症
  4 抑うつ症
  5 強迫神経症

(4)PTSDの症状を問う問題:
例)PTSDは外傷後、潜伏期間を経て発症する。(精神保健13-61-2)
例)PTSDでは、原因となった体験が繰り返し思い起こされる。(こころとからだのしくみ33-97-1)

18.各種の依存症をめぐる問題の出題パターン


(1)アルコール依存症の症状を問う問題:

例)アルコールは身体依存を生じない。(精神保健3-62-4)
例)アルコール依存症では、飲酒を中止した際に幻覚が生じることがある。(精神保健3-62-3)
例)アルコール依存症では、長期間の大量の飲酒の結果、認知症となることがある。(精神保健3-62-2)
👉第23回以降は出題されていません。

(2)薬物依存症の症状を問う問題:
例)覚醒剤の長期使用により被害妄想が生じる。(精神保健7再-63-4)
例)覚醒剤中毒では、使用をやめると離脱症状(禁断症状)が生じる。(精神保健8-63-D)
👉第11回以降は出題されていません。

19.てんかんをめぐる問題の出題パターン


(1)てんかんに関する問題:

例)てんかんは、脳の機能的な障害や器質的な損傷による意識障害である。(形態別介護技術10-98-D)
例)てんかん発作は、過労や睡眠不足で誘発されることがある。(精神保健14-70-C)
例)てんかんは発作が起こらなくなっても、服薬を継続する必要がある。(精神保健19-70-A)

20.思春期の精神疾患をめぐる問題の出題パターン


(1)思春期やせ症に関する問題:

例)思春期やせ症では、ときに偏食や過食がみられる。(精神保健8-63-C)
例)思春期やせ症は、男子に多い。(精神保健21-72-A)

21.睡眠障害をめぐる問題の出題パターン


(1)睡眠障害の原因を問う問題:

例)睡眠障害の多くは遺伝性である。(こころとからだのしくみ31-106-2)
例)抗ヒスタミン薬には覚醒作用がある。(こころとからだのしくみ27-106-2)
例)不眠の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(こころとからだのしくみ25-108)
  1 イソフラボン
  2 カフェイン
  3 カルシウム
  4 ビタミンA
  5 メラトニン
例)高齢者の不眠の原因の一つはメラトニンの減少である。(発達と老化の理解34-75-4)

(2)その他の睡眠障害に関する問題:
例)レストレスレッグス症候群は、下肢を動かすと症状が軽快する。(こころとからだのしくみ31-107-2)
例)睡眠時無呼吸症候群は、やせ型の人に多い。(精神保健22-70-3)
例)概日リズム睡眠障害では、夕方に強い眠気を感じて就寝し,深夜に覚醒してしまう。(こころとからだのしくみ36-29-5)
👉比較的出題されやすいです。

22.知的障害をめぐる問題の出題パターン


(1)知的障害の定義を問う問題:

例)知的障害とは、その障害がおおむね10歳までにあらわれたものをいう。(障害の理解24-94-3)
例)知的障害とは、発達期に生じた知的機能並びに適応行動に障害のある状態をいう。(形態別介護技術18-106-A)
例)知的障害は、知的機能の障害及び日常生活の支障によって特徴づけられる。(障害の理解24-94-2)

(2)知的障害の特性を問う問題:
例)知的障害は成人期に出現する。(障害の理解31-91-1)
例)知的障害者の行動特徴として、自傷、興奮、多動などが挙げられる。(老人・障害者の心理10-42-2)

23.発達障害をめぐる問題の出題パターン


(1)広汎性発達障害の特性を問う問題:

例)広汎性発達障害では幻覚や妄想が現れる。(障害の理解29-90-3)
例)広汎性発達障害では相手の意図を正確に読み取る。(障害の理解29-90-2)
例)広汎性発達障害では特定のものに対するこだわりが強い。(障害の理解29-90-1)
👉現在はこの障害名は使われていません(自閉症スペクトラム障害に再編)。

(2)自閉症スペクトラム障害の特性を問う問題:
例)自閉症では対人関係の形成に障害がある。(障害の理解30-91-1)
例)小児自閉症では興味の限局(こだわり)は見られない。(精神保健23-70-1)
例)自閉症スペクトラム障害の特性として最も適切なものを1つ選びなさい。(障害の理解32-92)
  1 読み書きの障害
  2 社会性の障害
  3 注意の障害
  4 行為障害
  5 運動障害
👉このジャンルも頻出されています。

(3)学習障害の特性と要因を問う問題:
例)学習障害では全般的な知的発達に遅れが見られる。(精神保健23-70-2)
例)学習障害では読む・書く・計算するなどの習得に困難がある。(障害の理解35-54-1)
例)学習障害は親のしつけ方や愛情不足によるものである。(障害の理解35-54-5)

(4)注意欠陥多動性障害の特性を問う問題:
例)ADHDの子どもは、中重度の知的障害や自閉症が認められないにもかかわらず、「不注意」「多動性」「衝動性」などによって日常生活に困難を伴う。(老人・障害者の心理18-46-D)
例)ADHDの子どもは、会話中やゲーム中にしばしば他人を妨害したり、邪魔をしたりすることがある。(老人・障害者の心理19-48-C)

24.脳性麻痺をめぐる問題の出題パターン


(1)脳性麻痺の定義と症状を問う問題:

例)脳性麻痺とは、受胎から新生児期までの間に生じた、脳の非進行性病変に基づく疾患である。(リハビリテーション論16-25-C)
例)脳性麻痺で筋緊張の異常がある場合、加齢に伴い、関節の変形が生じやすい。(形態別介護技術12-89-C)
例)脳性麻痺は運動障害を伴う。(リハビリテーション論23-23-3)
👉第30回以降も散発的に出題され続けています。

25.ダウン症をめぐる問題の出題パターン


(1)ダウン症の原因を問う問題:

例)ダウン症候群の原因として、正しいものを1つ選びなさい。(障害の理解25-92)
  1 胎内感染
  2 染色体異常
  3 劣性遺伝
  4 先天性代謝異常
  5 核黄疸

(2)ダウン症の症状を問う問題:
例)ダウン症候群の特徴として、誤っているものを1つ選びなさい。(形態別介護技術23-110)
  1 筋緊張低下
  2 高身長
  3 運動発達遅滞
  4 環軸椎不安定
  5 心疾患

26.医療専門職をめぐる問題の出題パターン

👉医療専門職に関する問題は、毎回ではないにせよ近年もしばしば出題されているので、その資格の業務を中心に必ず調べておきましょう。

(1)医師の業務内容を問う問題:
例)医師でなければ、医業をしてはならない。(医学一般19-57-A)
例)在宅医療では、静脈注射は医師でなければ行えない。(医学一般23-68-3)

(2)看護師の業務内容を問う問題:
例)看護師は業務独占の資格である。(社会福祉概論18-7-D)
例)看護師は、療養上の世話又は治療の補助を行う。(老人福祉論23-18-1)

(3)薬剤師の業務内容を問う問題:
例)薬剤師は、薬剤の処方を行う。(老人福祉論23-18-2)
例)利用者の栄養ケアマネジメントは薬剤師が行う。(介護の基本35-71-1)

(4)理学療法士の業務内容を問う問題:
例)理学療法士は、医師の指示の下に理学療法を行う。(医学一般19-57-D)
例)理学療法士は、短下肢装具の製作を行う。(障害の理解29-95-3)
例)理学療法士は、主に家事動作訓練を行う。(リハビリテーション論22-25-1)

(5)作業療法士に関する問題:
例)作業療法士は、理学療法士及び作業療法士法に基づく国家試験による資格である。(リハビリテーション論6-22-2)
例)作業療法士は、日常生活動作訓練を行う。(障害の理解29-95-1)

(6)義肢装具士に関する問題:
例)義肢装具士は、義肢装具士法に基づく国家試験による資格である。(リハビリテーション論6-22-1)
例)義肢装具士は、義肢装具の採型、製作、適合を行う。(リハビリテーション論22-25-3)

(7)言語聴覚士の業務内容を問う問題:
例)言語聴覚士は、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者に言語訓練などや、そのための検査及び助言、指導などの援助を行う。(介護概論17-78-C)
例)言語聴覚士は、聴覚検査や言語訓練、嚥下訓練を行う。(社会の理解31-14-4)

27.医療法をめぐる問題の出題パターン


(1)病院・診療所の定義を問う問題:

例)病院は20人以上の入院施設がなくてはならない。(社会の理解28-15-1)
例)診療所は29人以下の入院施設がなくてはならない。(社会の理解28-15-3)
👉基本的事項です。必ず調べておきましょう。

(2)病院・診療所の分類と内容を問う問題:
例)療養病床は、75歳以上の高齢患者を対象とする。(社会の理解24-15-2)
例)特定機能病院は、特定の感染症を対象としている。(社会の理解24-15-3)
例)地域医療支援病院は、各市町村に1か所の設置が義務づけられている。(社会の理解24-15-4)
例)在宅療養支援診療所は、24時間往診が可能な体制を確保しなければならない。(発達と老化の理解28-76-5)

28.地域保健法をめぐる問題の出題パターン


(1)保健所の内容を問う問題:

例)保健所は、医療法によって定められている。(社会の理解34-15-1)
例)保健所は、全ての市町村に設置が義務づけられている。(社会の理解34-15-2)
例)保健所には医師を置かなければならない。(社会福祉概論18-7-B)

(2)保健センターの内容を問う問題:
例)市町村保健センターは各市町村に設置が義務づけられている。(社会の理解27-16-1)
例)市町村保健センターは、知的障害者の医学的、心理学的および職能的判定を行う。(社会の理解27-16-3)

29.感染症対策をめぐる問題の出題パターン

👉感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)の問題の出題実績はそれほど多くありません。

(1)感染症の法律に関する問題:
例)結核予防法は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の施行に伴い廃止された。(医学一般14-67-B)
例) 「感染症法」に基づいて,結核を発症した在宅の高齢者に,医療費の公費負担の申請業務や家庭訪問指導などを行う機関として,適切なものを1つ選びなさい。(社会の理解36-17)
  1 基幹相談支援センター
  2 地域活動支援センター
  3 保健所
  4 老人福祉センター
  5 医療保護施設

30.保健対策をめぐる問題の出題パターン


(1)健康づくりに関する問題:

例)一次予防とは、健康の増進や疾病の発生予防のことである。(医学一般10-60-1)
例)WHOは、健康とは病気や障害がないことであると定義している。(社会の理解29-5-1)
例)健康寿命の説明として,適切なものを1つ選びなさい。(発達と老化の理解36-36)
  1 0歳児の平均余命
  2 65歳時の平均余命
  3 65歳時の平均余命から介護期間を差し引いたもの
  4 介護状態に至らずに死亡する人の平均寿命
  5 健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間

(2)健康日本21に関する問題:
例)「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」には、生活習慣病及びその原因となる課題についての目標値が定められている。(医学一般18-67-D)
例)「健康日本21(第2次)」における飲酒に関する目標には、未成年者の飲酒防止は含まれていない。(社会の理解29-5-5)

(3)母子保健に関する問題:
例)いわゆる3歳児健康診査の実施主体は、都道府県である。(医学一般18-67-C)

▼長くなりましたが、これにて『こころとからだのしくみ』は終了です。おつかれさまでした❗ ゆっくり休憩なさってくださいませ🍵🍵🍵

⭐⭐⭐次回は『発達と老化の理解』です。よい週末を⭐⭐⭐

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