介護福祉士国試対策アドバンス:データ問題の攻略3(社会保障費・疾病関係)
▼こんばんわ。引き続き、データ問題を攻略しましょう🍀🍀🍀 なお、データ問題の出題のされ方については『介護福祉士国試対策アドバンス:データ問題の攻略1』をご覧くださいませ😊😊
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わが国の社会保障関係費と社会保障給付費
▼社会保障関係費とは、国の歳出予算に占める社会保障予算のことです。国家予算とそれに占める社会保障関係費は、『令和5年度予算のポイント』(財務省)をみるとよいでしょう。
▼社会保障給付費とは、社会保障政策にかかる国の負担+地方自治体負担+保険料の合算のことです。これは『社会保障給付費の推移』(厚生労働省)をみるとよいでしょう。
▼国民負担率は、『負担率に関する資料』『国民負担率の推移』『国民負担率の国際比較』(ともに財務省)をみるとよいでしょう。
〔国家予算と社会保障関係費の割合(2023(令和5)年)〕⭐出題実績あり⭐
●一般会計歳出総額は約114兆円。
●一般会計歳出総額のうち、社会保障関係費は約37兆円(一般会計歳出の約32%)。
●一般歳出(一般会計歳出総額から国債費と地方交付税交付金を除いた歳出)のうち、社会保障関係費が占める割合は約51%。
●一般会計歳出と一般歳出に占める社会保障関係費の割合は、年々増え続けている。
〔社会保障給付費(2023(令和5)年〕⭐出題実績あり⭐
●約134兆円。
●内訳は、年金約60兆円(約45%)、医療約41兆円(約31%)、福祉約33兆円(約24%)。
→よって、社会保障給付費における年金:医療:福祉の割合は5:3:2。
→福祉約33兆円には介護約14兆円、子ども子育て約10兆円が含まれる。
●社会保障給付費の財源は、保険料約77兆円(約57%)、国庫負担(社会保障関係費)約37兆円(約27%)、地方負担約16兆円(約12%)、その他(約3%)からなる。
●社会保障給付費の総額は、戦後一貫して増加し続けている。
〔国民負担率(2023(令和5)年)〕⭐出題実績あり⭐
●国民負担率(GDPに占める税+社会保障負担の割合)は約46%。
●国民負担率のうち、税負担率は約19%、社会保障負担率は約27%。
●国民負担率はOECD(経済協力開発機構)加盟国の中では高いとはいえない。
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わが国の医療
▼死亡、死因、がんの死亡は『人口動態』(厚生労働省)をみるとよいでしょう。
▼自殺は、『令和5(2023)年中における自殺の状況』(警察庁)をみるとよいでしょう。
▼国民医療費は、『国民医療費の概況』(厚生労働省)をみるとよいでしょう。
〔死因(2022(令和4)年)〕⭐出題実績あり⭐
●1位悪性新生物(約24%)、2位心疾患(約15%)、3位老衰(約11%)の順(脳血管疾患は4位約7%)。
●男性の死因順位は1位悪性新生物、2位心疾患、3位脳血管疾患(4位老衰とは僅差)。
●女性の死亡順位は1位悪性新生物、2位老衰、3位心疾患(老衰と僅差)、4位脳血管疾患。
〔部位別にみたがんによる死亡(2022(令和4)年)〕⭐出題実績あり⭐
●男性のがんによる死亡は1位肺がん、2位大腸がん、3位胃がん。
●女性のがんによる死亡は1位大腸がん、2位肺がん、3位膵がん(乳がんは4位、子宮がんは7位)。
〔自殺者数(2023(令和5)年)〕⭐出題実績あり⭐
●約2.2万人。
●性別では、男性約1.5万人(女性の約2倍)、女性約7千人。
●2003(平成15)年の約3.4万人がピーク。
●2009(平成21)年から減少していたが、2019(令和元)年から再び増加傾向。
●年齢別では、1位50-59歳、2位40-49歳、3位70-79歳(3位以下は僅差)。
●原因別では、1位健康問題、2位経済・生活問題、3位家庭問題(2位と3位はほぼ同じ数でしばしば入れ替わる)。
●中学生・高校生の自殺者が増加傾向。
〔国民医療費(2021(令和3)年)〕⭐出題実績あり⭐
●約45兆円。
●戦後一貫して増加し続けている。
●GDPに占める割合は約8%。
●一人当たり国民医療費は約36万円。
●国民医療費の財源内訳は公費(国庫+地方)約38%、保険料約50%、その他(患者自己負担など)約12%。
⭐⭐⭐本日はこれにて終了です🍵 おつかれさまでした⭐⭐⭐