《Welfare Innovation Forum2024実施!》共創から生まれる車椅子利用者用レインウェア製品化プロジェクト
こんにちは!ケアウィルコミュニケーションチームのハルです。
ケアウィルは、あなたの「着たい、選びたい、着て人と会いたい」という意思を第一に尊重した服づくりを目指し、「ケア衣料※」という専門ブランドで、ものづくりをしている会社です。
弊社では、以下の製品を販売しています。そして現在、新たに「車いす用レインウェア」を開発しています!
「車いす用レインウェア製品化プロジェクト」とは?
この事業は、ある一人の車いすユーザーさんの願いから始まりました。それは「雨の日も気にせずに外出したい」という希望。
はじめはオーダーメイドで作ったこの車いす用レインウェアは、他にも必要としている人がいるのではないか、そんな意見から製品化への道がはじまりました。
そしてこの事業は「車いす用レインウェア製品化プロジェクト」として、川崎市の市制100周年事業として採択され、異分野の方々との『共創』による製品化を目指しています。
プロジェクトには川崎市をはじめ、エヴァンジェリストユーザー、デザイナー、パタンナー、製造企業、理学療法士・作業療法士、日本臨床作業療法学会、女子美術大学共創デザイン学科、田園調布学園大学といった共創パートナーが参画し、共にものづくりを進めています。
昨年1月から始まったこのプロジェクト。ついに製品が完成し、無事に知財の申請も終え、お披露目の日を迎えました!
この記事では、2024年3月15日に行われた「Welfare Innovation Forum2024」の様子、そしてこのプロジェクト事業の主体である川崎市が取り組む「かわさき基準(KIS)」についてご紹介します。
Welfare Innovation Forum2024レポート【2024年3月15日】
去る2024年3月15日、川崎市のKCCIホールにて「ウェルフェアイノベーションフォーラム2024」が開催されました。このイベントは、新しい福祉製品の展示や、令和5年度のかわさき基準認証福祉製品の紹介など、最新の福祉機器に触れることができる場となっています。
当日は、ケアウィル代表・笈沼が川崎市の市制100周年事業として行われた本プロジェクトの成果報告を行い、30名近い方が時折頷きながら聞いてくださいました。
展示・体験コーナーでは、車いす利用者用レインウェアを見た来場者の方から、「えっ、これがレインウェアなの!」「雨じゃなくても外着によさそう!」「何色がでるの?」「これなら(中が)蒸れなさそう!」といったお声をいただきました。
また、今回ロコモティブシンドローム予防ロボットについて講演された、俳優であり経営者、そして現在も抗老化学の研究者という異色キャリアをもつ いとうまい子さんも展示ブースに立ち寄ってくださいました。
レインウェアプロジェクト事業の主体である川崎市の福田市長も来てくださり、昨年同様、熱心に製品について質問してくださいました。
そして同時に行われたのが、『令和5年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品の展示・授賞式』です。
嬉しいことに、昨年度のアームスリングケープに続き、当社の「洗濯ネットバッグ」が令和5年度かわさき基準(KIS)認証福祉製品として認証されました!
今年度新たに認証された製品は、こちらの10製品です。
介護や福祉の現場で使われるこれらの製品、「かわさき基準(KIS)」という独自に作られた基準を基に認定されているのですが、どんな基準かご存じでしょうか?
「かわさき基準(KIS)」とは?
かわさき基準の理念に基づき、利用者が使いやすい製品を認証することで、福祉現場等への普及を推進するこの取り組み。
セルフケア(移動や排泄など)に関するものに限らず、睡眠やコミュニケーションといった幅広い分野の製品が認証されています。
平成20年度に開始し、令和5年度までの現在、すでに295もの製品が認証されています。福祉製品というと介護者のニーズが重視されがちですが、高齢者や障害のある当事者の方との『両方のニーズにあった優れた福祉製品』というのが特徴的です。
これまでの認証福祉用品は以下から見られますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
今後の展開は??
無事に完成を迎えた「車いす利用者用レインウェア」。現在は販売に向けた準備を行っています。販売の開始は、レインウェアが活躍する梅雨前の5月上旬頃を予定しています。
ケアウィルの公式サイト、Amazon、ヤフーショッピングで取り扱い予定です。詳細は公式サイト、Xにて発信しますのでぜひチェックしてみてくださいね!