新刊『看護学生のためのわかりやすい法律・制度』のご紹介
看護師に法律・制度は必要なの?
看護師の職業は医療機器や薬剤を扱う理系仕事というイメージ?,それとも心温まるケアなど文学的なイメージ? どちらも正しいですが,看護の仕事には法律の理解が必要不可欠というと意外ではありませんか。「看護師」は国家資格ですから業務内容が法律で決められているのはもちろん,医療や介護は法律・制度に基づいて提供されています。当然,一人の労働者(多くは女性)として法律・制度との関わりなしに働くことはできません。
法律・制度は学校で学び,国試にも出題されます
それゆえ,看護師になるための教育機関では,誰しも関連する法律・制度を学びます。当然,国家試験にも出題されます。ある年の試験では,全240問中およそ40問に何らかの法律や制度が関係したこともありました。看護師になるには必須の知識と言えるのです。
授業で使われる教科書はむずかしい
実際に,法律や制度の授業で使うための教科書,テキストはあります。しかし,どれも法律特有の知識が読む側に求められ,いきおい難解な表現が多くなる一方で,医療や福祉の制度は成り立ちが複雑なものが多いため,できるだけわかりやすく説明しようとすればするほど文字ばかりの長い文章になってしまいがち。そのため,「難しい」「わかりにくい」「イメージしにくい」などの印象が強くなり,学生にとっては苦手分野といえます。
法律嫌いの学生にこそ役立つこれだけの工夫
そこで,本書『看護学生のためのわかりやすい法律・制度』では,できるだけ端的に法律・制度のポイントを理解する本をめざしました。制度が生まれた発端から記述をはじめるのではなく,Q&Aにより覚えておくべきポイントを明確にし,制度の背景や内容は最低限必要なことをわかりやすく解説しました。試験対策として押さえておかなければならないことは箇条書きにして,しかも記憶を視覚的に補助するよう柔らかく印象的なイラストをすべての項目に配置しました。法律条文も関連するところに絞って掲載しています。これならば,苦手意識のある看護学生でも無理なく学ぶことができます。
加えて,国家試験の過去問を適宜収載したので受験勉強にもおすすめです。
本当に必要な法律・制度をピックアップ
実は,看護学生が授業で学ぶ法律・制度は幅広く,膨大です。本書では,そのなかから看護師ならば誰でも知っておくべき知識に絞って解説しています。本書の著者は,看護師として臨床経験のある看護教員ですが,厚生労働省にも勤めていました。そのため法律や制度には精通していますし,その経験から看護師が職業人としてまず身に着けておかなければならない法律・制度を選択してご執筆いただきました。
法律・制度への苦手意識を払しょくするために役立つ1冊です。
本書の特徴
・固く長くなりがちな法律や制度の説明をワンテーマで解説
・要点を2~3つで箇条書きにしているので,そこだけ読んでも理解できます。
・内容がイメージできるイラストにより記憶に残りやすい
・法律条文は必要な個所のみを掲載
・国試の過去問を掲載
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