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保険♯17: 「介護保険」 <- このようなものがあることを知るだけで、気持ちがすこし落ち着くかもしれません
今回は「介護保険」について見ていきましょう。
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「介護保険」: 高齢化社会における介護問題に対応するため、2000年に創設された制度です。介護が必要になった高齢者が、その人らしく安心して暮らせるように、社会全体で介護を支えることを目的としています。
介護保険の目的
高齢者の尊厳と自立の支援: 介護が必要になった高齢者が、可能な限り自分らしく、住み慣れた地域で生活できるように支援します。
家族の介護負担の軽減: 介護は家族だけで抱え込むものではなく、社会全体で支えるという考えのもと、家族の介護負担を軽減します。
介護サービスの提供: 訪問介護、通所介護、ショートステイなど、様々な介護サービスを提供し、高齢者のニーズに合わせたケアを行います。
介護保険の仕組み
要介護認定: 介護が必要かどうかを市区町村が認定します。
ケアプランの作成: ケアマネジャーが、利用者の状況に合わせて、必要なサービスや利用量などを計画したケアプランを作成します。
サービスの利用: ケアプランに基づいて、訪問介護や通所介護などのサービスを利用します。
費用: サービスの費用は、利用者の所得や資産に応じて自己負担割合が決まります。
介護保険で利用できるサービスの一例
訪問介護: 介護職員が自宅を訪問し、食事、入浴、排泄などの介助を行います。
通所介護(デイサービス): デイサービスセンターに通い、食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを受けます。
ショートステイ: 短期入所のことです。家族の旅行や病気などで、一時的に施設に入所できます。
施設サービス: 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)などに入居し、24時間体制で介護を受けます。
介護保険のメリット
経済的な負担の軽減: 介護保険を利用することで、介護費用の一部を国や自治体が負担します。
専門的なサービスの利用: 介護のプロである介護職員によるサービスを受けることができます。
社会参加の機会: デイサービスなどを通じて、他の利用者との交流や活動の場が得られます。
介護保険の注意点
要介護認定を受ける必要がある: 介護保険を利用するためには、まず要介護認定を受ける必要があります。
サービスの利用には制限がある: 利用できるサービスの種類や回数には制限があります。
自己負担がある: 全ての費用が介護保険で賄われるわけではなく、利用者も一部の費用を負担する必要があります。
介護保険に関する相談
介護保険について、より詳しく知りたい場合は、お住まいの市区町村の介護保険窓口にご相談ください。ケアマネジャーの紹介なども行っています。
まとめ
介護保険は、高齢者が安心して暮らせるための社会保障制度です。ご本人やご家族が介護について悩んでいる場合は、まずはお気軽に相談してみてください。