生活新聞: 「65~69歳」の就業率と平均年収はどのくらい?」
今回は「「65~69歳」の就業率と平均年収はどのくらい?」について見て行きましょう。
あるじゃん: 27 Feb,2024
「「65~69歳」の就業率と平均年収はどのくらい?」
そもそも「65~69歳」で働いている人の割合はどのくらい?
「2022(令和4)年版高齢社会白書」によれば、2021(令和3)年の労働力人口は6907万人でした。そのうち、65~69歳は410万人(6%)」
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「同調査での一定年齢で区切った2021(令和3)年の就業率を見ると、65~69歳は50.3%です。男女別の就業状況では、男性が60.4%、女性は40.9%」
なのですが、結局「65~69歳」で働いている人の平均年収はどのくらい?
65~69歳の平均年収を厚生労働省「2022(令和4)年賃金構造基本統計調査の概況」で確認...
「男女をあわせた平均賃金は25万7600円で、年収に換算すると309万1200円となります。また、男女別でみてみると、男性の平均賃金が27万4500円(年収に換算すると329万4000円)、女性の平均賃金が21万6200円(年収に換算すると259万4400円)」
こんなにいく?
このデータどうなんでしょう?
これは「平均の罠(下記参照)」かもしれません。
恐らく、一部の高所得者がデータの平均を上げている可能性がありますね。
周りをみても、こんなに収入があるとは思えません。
ま、とはいえこの数字を真に受けると「在職老齢年金制度」に引っかかり減額される可能性もでてきます。
要注意。
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平均値の罠:データの真実を見失う
平均値はデータ分析において非常に有用な指標ですが、その弱点を理解した上で利用することが重要です。平均値は外れ値の影響を受けやすく、データ全体の傾向を正確に反映していない可能性があります。
例1:テストの点数
10人のテストの点数が以下の場合、平均点は70点です。
90点、90点、80点、80点、70点、70点、70点、60点、60点、50点
しかし、この平均点は、大多数の学生の点数分布を正確に反映していると言えるでしょうか?
実際には、上位2人の高得点によって平均点が引き上げられており、大多数の学生の点数は平均点よりも低いことがわかります。
例2:会社の年収
ある会社の従業員の年収が以下の場合、平均年収は500万円です。
1000万円、800万円、600万円、500万円、500万円、500万円、400万円、400万円、300万円、200万円
しかし、この平均年収は、大多数の従業員の収入状況を正確に反映していると言えるでしょうか?
実際には、少数の上位所得者によって平均年収が引き上げられており、大多数の従業員の年収は平均年収よりも低いことがわかります。
例3:株価
ある株式の過去10年間の株価が以下の場合、平均株価は100円です。
150円、120円、100円、90円、80円、80円、70円、60円、50円、40円
しかし、この平均株価は、過去10年間の株価の動きを正確に反映していると言えるでしょうか?
実際には、過去5年間は株価が下落傾向にあり、平均株価は現在の株価よりも高いことがわかります。
これらの例のように、平均値はデータ全体の傾向を正確に反映していない場合があります。データ分析においては、平均値の弱点を理解した上で、他の指標も併せて利用することが重要です。