年金#5: 「厚生年金受け取り金額と勤務期間の関係 簡易版」 <ー 実は日本年機構から送付されている「ねんきん定期便」を見れば一発で将来どのぐらいもらえるか分かります
今回は「厚生年金受け取り金額と勤務期間の関係 簡易版」について説明をさせて頂きます。
大まかですが、まず厚生年金の支払いから説明をさせて頂きます。
厚生年金の給与からの支払:
月給と賞与に対する保険料は、標準報酬月額や標準賞与額に保険料率18.3%を掛けた額となっています。
・月給に対する保険料=標準報酬月額×18.3%
・賞与に対する保険料=標準賞与額×18.3%
例えば、ひと月給与が20万円なら36600円となり、厚生年金な場合は会社が半分支払いますのでご自身の支払いは18300円前後となります。
これをベースに原則保険料を払っていた期間が合計10年(120カ月)以上必要です。
受け取りは?
厚生年金の年金額(老齢厚生年金)の計算式
【2003年3月まで】
平均標準報酬月額(≒平均月収)×7.125/1000×2003年3月までの加入月数
【2003年4月以降】
平均標準報酬額(≒平均月収+賞与)×5.481/1000×2003年4月以降の加入月数
となっています。
従い、加入期間(支払期間)が長ければ長いほど受け取る金額が多くなります。
厚生年金の場合には、給与、賞与、支払い期間により大きく違いが出てきます。
あまりに複雑なのです。
解決法: 日本年機構から「ねんきん定期便」というものが日本年金機構から国民年金および厚生年金保険に加入している方に
送付時期:毎年誕生月
に発送されて来るはずなのですので、そちらに受け取り予想金額など纏まった情報を見ることができます。
なお「受け取ったがそんなものはどこへ行ったかわからない」場合も多いかと思います。
その場合「電子版「ねんきん定期便」」が存在しそちらで確認ができると思います。
使える条件は:
*国民年金または厚生年金保険に加入中の方
*日本年金機構から「ねんきん定期便」をお送りしている方
共済組合に加入中の方は、電子版「ねんきん定期便」をご利用いただけません。
検索キー: 日本年金機構 電子版「ねんきん定期便」