ラボマネに聞く!第3回ケアまち未来会議あれこれ_vol.2 ゆりあん
第3回ケアまち未来会議は、ケアまち実験室のラボマネージャーが中心になって準備を進めています。
準備のプロセスや開催への思い、おすすめポイントなどをインタビューしました。
「ケア」にも「まちづくり」にも、違和感のある時期を経て
鹿児島生まれ、東京育ち、神奈川在住です。
「まちづくり」をキーワードにキャリアがスタートしたけど、そのうちにまちづくりで旗揚げすることへの違和感が芽生えてきたタイミングでケアまち実験室のラボマネージャーになりました。
はじめ「ケア」という言葉への違和感もあって。ケアって専門性がとても高いもので、自分は誰かに施すなんてできない、という思いを持っていました。でもココルームのかなよさん(釜ヶ崎芸術大学)(座談会レポート)のお話を聞いて、ケアってお互いが対等に認め合うものなんだなって腑に落ちる感覚がありました。
今回キービジュアルをつくるにあたっての想い
わたしが思っているケアをキーワードで表すと、「対等」「向き合い」「対話」です。
永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』(2015,晶文社)で、「対話はぬるい」と言われたことがあるけれど、対話とはめちゃくちゃに難しく、時につらいものだと書かれていたことはケアにも通じることがあると思っています。対等になるっていうことは結構大変だから、あったかいだけじゃないと思うんです。
その人に何かするっていうことはその人の人生に何かしら関わること。
だからキービジュアルとしても「あったかい」「ほっこり」で終わらないものを目指しました。
今回のケアまち未来会議でわくわくしているポイント
今回、医療が専門のゲストが比較的少ないのが面白さにつながると思っています。西川正さんを座談会にお呼びしたことも然り(座談会レポート)、医療が専門ではないから出てくることがあると思っていて、楽しみです。
今回のゲストのおひとりである、ウィー東城の佐藤さんも以前お話を聞いたことがあって、わたしが思うケアが起きてると感じたことがありました。
ウィー東城に来た人が、その人自身のスピードで進んでいくのを待ち続けることをやっていらっしゃるんです。待つスパンがすごく長くて、積み重なっている感じがして、それが良いんですよね。
いわゆる「ケア」と言っていない状況で起きているケアについても、ケア的な視点を持っている人たちと一緒に考えられる会になったらいいなと思います。
こんな人におすすめ
ケアやまちづくりに興味があって、一緒に考えたい人や、学んでいきたいなという人と出会えたら嬉しいです。
https://caremachi20240210.peatix.com/
ケアまち実験室では、今後もアート、建築など、様々な方を登壇者としてお招きし、座談会を行っていきます。ケアまち実験室のメンバーになると、ケアまち座談会への参加費が無料になるほか、ケアまち座談会アフタートークへの参加(Slack)、ケアまち座談会アーカイブ視聴も可能となります。ぜひ下記リンクから詳細をご覧ください。
https://carekura.com/caremachi
(執筆:鈴木唯加)