働けなかった本当の理由を話します。
悩みとはなぜ発生するのか?
それは、自分の現在地と理想との間にギャップがあるから。
専業主婦のころ、本当に日々もやもやしていた。
いや、周りにはそう見えていなかったと思う。
だって、毎日楽しかったから。
それは事実。
子供が未就園児のころはよかった。
「子育てをしている」という言い訳ができたから。
それは、自分をごまかすのに十分な理由だった。
子供が幼稚園に入ってから、それは少しずつ変わっていった。
「子供が幼稚園に行ってる間、何してるの?」
その言葉を言われるのが怖くて、
独身の友人や、働いている友人を避けた。
では、なぜ私は働こうとしなかったのか。
そこには確固たる理由があった。
これを書くのには実は勇気がいる。
でも書く。
それは、過去の栄光にすがっていたから。
私は正社員で働いていたころ、特に退職する前3年間は売れていた。
毎月表彰されていたし、査定もよかった。
ボーナスだって、内心「もらいすぎじゃ?」というくらいもらっていた。
もちろん、その評価の裏には周りのサポートがあった。
つまり私はラッキーだった。
サポートしてくれる人たち、一緒に働いている仲間、上司によって
うまい具合に自分の良さがフル活用できて、結果が出せていただけ。
自分の実力で売れていたわけはなく、
たまたまラッキーで「売れる環境」におかれていたから売れていた。
そうおもっていたからこそ、怖かった。
働き始めて、
その「私は仕事がデキる」というセルフイメージが崩れたら。
それが怖くて働きださなかったんだと思う。
過去の栄光にいつまでもすがっていた。
これが私が働けなかった最大の理由。
幸い、主人が稼いできてくれているので当面の生活費には困らない。
もしこれが、働かないとお金が足りないの!という状況だったら、
四の五の言わずに働きに出ていただろう。
しかし、あの時売れていたのは環境が良かった「だけ」だろうか?
フル活用できていた「私の良さ」って何だったのだろう?
それを考えている。