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優先順位をつけてキャリコン視点の問題を見立てる。 

キャリ協会の論述問題の  
設問3では、複数問題点が挙げられます。


そこで、緊要度の優先順位をつけてキャリコン視点の問題を見立てることが重要です。

事例の簡単な要約

です。

例えば第27回の論述問題。

新聞販売店でアルバイトをしている相談者が、正社員登用の声掛けを貰いました。

しかし、父親の強い反対にあって、迷いが生じます。

正社員の機会はもうないかもしれない、
でもどうしたらいいかわからなくなっているという事例です。

この場合、"父親の反対に合っている"という状態から、

父親との話し合いは難航していると理解できます。

そこから

表面的にとらえた問題点は

こんな問題点がすぐに出てきそうです。

それは、"父親とのコミュニケーション不足"です。
 
反対されているから、話し合いが足りなさそうだと考えられそうですよね。

ただ、それは解決すべき優先度の高い問題点なのだろうかというと疑問があります。

父親と対話をする以前に大切なこと

があるはずです。

それは、
自分自身の軸といった自己理解や

新聞販売の正社員の仕事理解を
サポートして自分自身の考えを  

今一度可能性も含めて整理することの方が、 

父親との対話よりもまず先ではないないでしょうか。

ぜひ、相談者に先に向き合うべき本質的なキャリコン視点の問題点をとらえて論じていきましょう。

第26回キャリコン論述問題の解き方と解答例