キャリコンの聴き方
前回
キャリコン受験にあたっては
あれしなきゃいけない、これしなきゃいけない…
を、全て捨てましょう
ということを述べました。
では、どうやったらいいのでしょう。
『ただ聴く』と言ったって
何を聴く?どう聴く?どんな話する?
こちらが黙っていては
相談者も話せないですものね。
私たちがお聴きするのは
【相談者が話したい話】です。
だって相談者が話しに
来られているんですからね。
話したいことを
どうぞ話していただきましょう。
では、どう投げかけるか。
「じゃ、話したいこと、ご自由に、どうぞ」
では、冷たいですね。
相談者は安心して話せません。
最初はこんな感じでしょう。
「本日はどんなご相談ですか」
「今日はどうなさいましたか」
オープンクエスチョンですね。
相手に『何でも話していいよ』という
メッセージを投げかける問いかけです。
さぁ、問題は次からです。
相談者が「○○で困って、来ました」
と来談目的を語ってくださいます。
その後、どうしますか。
相談者が話したい内容を
もう少しお聴きしたいですよね。
「○○でお困りなんですね。
もう少し詳しくお話しいただけますか」
が、常套句です。
「どうお困りなんですか」
と掘り下げ始める方もいらっしゃいます。
実は、両方とも
相談者としてはちょっと答えにくいです。
ここから相談者は
詳細部分を思い出しながら言語化していく
頭を使う作業に入ります。
この時あまりにもオープンクエスチョンだと
何から話したらいいのか
何と言って話したらいいのか
相談者が困ってしまう恐れがあります。
相談者が思い出しやすいよう、考えやすいよう
少し手助けをして差し上げましょう。
【経験の再現】に入ります。
「それは、どなたかから言われたのですか」
「どんなシチュエーションだったのですか」
「何と、何で、迷っていらっしゃるのですか」
人、時間、場所、もの、仕事内容などを
あなたの問いかけによって
一つひとつ明らかにしていきます。
ここで気をつけなければならないのが
【相談者の話したい内容に沿っているか】
です。
私たちは人様の話を聞いていると
つい、自分の興味が湧いて
自分の知りたいことを聞いてしまう
傾向があります。
こうならないよう注意しましょう。
相談者は、私たちから
聞かれたことを答えてくれるだけ
なのです。
聞かれないことは話せません。
話したいことがあっても
聞いてもらえなければ話してくれません。
だから私たちは
相談者の『話の幹(みき)』を
常に意識しておく必要があります。
この方、何を話したくて来たのだろう。
○○で困ってるって、どういう状況なのだろう。
何を訴えたいのだろう。
相談者の姿を、知ろう、知ろうとする姿勢です。
これが【好意的関心】であり
『話の幹』は、そう、【主訴】です。
相談者は「何について話したい」とも
言ってくれないし
「主訴はこれです」とどこにも書いていません。
だから
お聴きしながら探るしかありません。
オープンQとクローズドQを駆使しながら
相談者の表情や声の調子をよく観察しながら
「あっ、ずれたかな」と感じたら臆せず修正し
何を話しても大丈夫ですよという雰囲気を出しながら
相談者が訴えたい、吐き出したいものを
探っていきましょう。
相談者と一緒に。
これがキャリアコンサルティングです。
ね、聞くことを決めておいたり
こちらがしゃべることを定型化したり
できるものではない
というのがお分かりになりますよね。
結局、教科書で学んだことを
やるのが一番いいのです。
かかわり行動
クライエント観察技法
開かれた質問、閉ざされた質問
はげまし、いいかえ、要約
感情の反映
無条件の肯定的配慮
共感的理解
自己一致。
皆さん、学んだけど、
さて、ちゃんとできますか?
試験までにできるようになりましょう!
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