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お年玉から我が子へのマネー教育を考える
12月も後半、まもなくクリスマス…そしてすぐにやってくるお正月までに、私はどうしてもやりたいことがあった。
それはお年玉の管理について、夫と話し合うこと。
お年玉はいつから子どもに渡す?
我が家では、小学生になったらお年玉は子ども本人に管理をしてもらうとぼんやり決めていた。
だけど、全額渡すの?使い方のルールはどうする?管理も丸投げってわけにはいかないよね?…と具体的なことは何も話していなかったのだ。
このままでは年が明けてしまう、早くしなければ!
そもそも小学生からお年玉を渡す、というのは世間一般的にはどうなのだろうか。
お年玉の金額も家庭ごとに違うはず。
そこから調べつつ、夫と話を始めた。
全額?それとも…
まずは我が子が受け取るであろうお年玉の金額を計算。
両家の祖父母に父方のいとこ、そんなに親族は多くない。去年は大体このくらいだったはずと記憶を遡る。
じゃあそれを全額渡すのか?
これは夫婦共にNoだった。
小学1年生には大金だし、そんなに高額なものを自分で買ってもらうことはまだないだろう。
ならいくら渡すのか?これは意見が分かれた。
調べたところ、世間一般でも低学年では1,000〜5,000円程度ということでわりと差があった。
私は1,000円で十分ではないかと考えていたが、夫はそれは少な過ぎると結局は平均値として3,000円に落ち着いた。
金額は高学年になったら見直す予定にしている。
お金を3つに分ける
管理方法については、以前本を読んだ時にいいなと思った、3つに分ける管理方法を推した。
①自分枠
②貯金枠
③ありがとう枠
という分け方である。
①自分枠は、日々自分のために使うお金。
これに関しては使い方は子どもの自由、親は絶対に口出ししない。
自分で選んで、決めて使うということを学んでもらうお金だと考えている。
②貯金枠は、いつか欲しいものができた時のために貯める、ということを学ぶためのもの。
貯金は先取り、そして備えを持っておくという意識づけにもなる。
③ありがとう枠は、プレゼントや寄付など、他人のために使うお金。
自分以外のためにお金を使うと幸福度がアップするという研究もあるらしい。
単純にgiveの習慣をつけて欲しいなという想いもある。
初めから上手くはいかないかもしれないけれど、お金をやりくりすることは勿論、自分にとって価値ある使い方ができるようになってほしい。
3,000円をどう分けて、どう使うか、まずは見守ってみたいと思っている。
残りはどうするのか
お年玉の残りについては、子どもの証券口座へ入金する予定だ。
身近な会社をいくつかピックアップして、その中から子どもが選んだ会社の株を特定口座で購入するのもいいかなと思っている。
夫は投資を今から教えなくても…と消極的。
私もガツガツ投資をさせたいわけではない。
だけど、私たちの子どもの頃より投資が身近な世の中、せっかくなら成長過程で当たり前に触れておく方がいい。
投資へのハードルを限りなく下げておく、ということと、自分の持ち株の動きから経済社会に興味が持てたら面白いかなというきっかけ作りに。
次の課題はお小遣い
そんなこんなで、ひとまず小学生からのお年玉については夫婦で意見がまとまった。
お年玉の使い方を見ながら、お小遣いについても夫婦で話し合っていきたいと思っている。
報酬制なのか、定額制なのか。
ハイブリッドでいくのか、都度あげることにするのか。
どれも一長一短あるだろうし、兄妹間でも個性によって良し悪しありそうだ。
それぞれの最適解を探りながら試行錯誤し、「お金ってなんだろう」を伝えていきたい。
我が家のマネー教育はまだまだこれから。