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育児休暇と小1の壁 -準備編[年長後半]-

今回は小学校準備の後編
前半はこちら

年長の学年に上がると、保育園でも少しずつ「もうすぐ小学生」という空気感が漂う。

ひとつひとつの園行事が「保育園最後の〇〇」として終わっていき、保護者は成長と寂しさを感じてしんみりするのだが、園児たちはいつも通りの日常をただ楽しんでいて、まだそういうお年頃ではないかぁと幼さを垣間見る。

春が終わり、暑い夏が過ぎ、ようやく涼しくなって遅い秋がやってきたかなという頃、我が家の住む地域にも就学前健診のお知らせが届いた。 

入学準備③就学前健診

就学前に健康診断がある…何か"審査"されるんだろうかとドギマギしてしまったのは私だけだろうか。
就学前健診とは、学校保健安全法に基づき、市町村が実施するもので、小学校入学を予定している子どもを対象に、心身の健康や発達状況を確認する健康診断のこと。

当日の流れ
・受付時間になったら入学予定の小学校へ
・列に並び、案内を待つ
・子どもだけで教室に入り、順番に検査を受ける
・その場で検査結果を記入した紙をもらう

検査は身長・体重、視力検査、張力検査、歯科検診と内科検診だったと思う。
流れ作業ですぐ終わることができた。
子どもも実はちょっと緊張していたらしく、あっさり終わってホッとしていた。

就学前健診の時に学校内を見学できる小学校もあるようだが、今回は一部のみしか見ることはできなかった。

入学準備④小学校体験入学と説明会

年が明けてしばらくした頃、お次は体験入学と説明会のお知らせがあった。

体験入学は親子で行ってもいいけれど、保育園から同じ学区の子たちを保育士の先生が引率してくれるということで、我が家はお友だちと体験してきてもらった。
上の学年の子たちが何かを披露してくれたらしい(全然話してくれなかった)
小学校の中を見て回れたことよりも、保育園の中で同じ学区の子は誰かということを子ども本人が体感して帰ってきたのが印象的だった。
仲が良いメンバーの中で、同じ学区は誰々で、誰々は〇〇小学校らしい、と教えてくれた。

私自身も、どのご家庭がどのあたりに住んでいるかをほとんど把握していなかったので、5年間通っていてこのタイミングで知った。
もっと同じ学区の方とコミュニケーション取っておくんだった…と焦ったので、聞ける時があるなら聞いておくことをお勧めする。

説明会は…「説明会」ではなかった。
案内プリントが配られ、準備物の展示をひとつずつ写真に収めて、こんなに準備するものがあるのか!と心構えをする時間、という感じで終わった。
体育館にでも1年生保護者が集められて説明があるのかと思っていたので、あっという間に終わって肩透かし。
ちょうど大谷翔平寄贈のグローブが各小学校に届いた時期だったので、それも展示してくれてたのは少しテンションが上がった(笑)

入学準備⑤学用品の購入

ここからが準備本番、だ。

まず、20ページ程度の冊子×2の案内プリントを読み込んだ。

プリントのおおまかな内容
・入学式の案内
・準備物について
・小学校の決まりごと
・年間行事
・給食について
・保健室からの連絡
・事務手続き(主にお金のこと)
・教育委員会からのお知らせ

私は早速、購入が必要な学用品を項目に分けてリスト化した。

(1)すでに家にあるもの
 はさみ、手提げ袋など
(2)新たに購入するもの
 ノートや文房具など、そしてお名前シール
(3)学校指定品
 体操服やお道具箱など

(2)については楽天マラソンセールでどんどんポチっていった。
子どもの意見は一切聞いていない。
一緒に準備するわくわくも良いかもしれないが、ラン活を通してこだわりの無さを体感したので、独断と偏見で選んだ。

水筒だけは検討に時間がかかった。
何故なら、必要な量が未知数だったから。
保育園ではお茶を出してくれるし、先生が小まめに水分補給を促してくれていた。
小学校で過ごす時間でどれくらい飲むのか?足りなかった場合は?忘れた場合の水分補給は?
同じような疑問を持つ方も多いのか、SNSやブログでも目安について書かれている記事はたくさんあったのだが、結局知りたいのは我が子に必要な量。
他人の目安を知ってもしょうがない。

検討の末に800mlを選んだのだが、春夏秋と過ごして600mlでもよかったかもな、という印象。
よく飲む日は空っぽにしてくるのだが、たいていはほぼ残して帰ってくる。
我が子は身長も高く力もあるけれど、小さい子だとただでさえ小学生の荷物は重いので、低学年のうちは600mlで良さそう…と思ったが、学童にも行くのであれば心許ないのかとしれない。

ちなみに忘れた場合は水道水を飲む、これ一択!
入学してすぐ、水筒を忘れたのを届けたことがあった。
今後いつでも届けられる訳ではないので、先生に水筒以外の水分補給方法を尋ねたのだ。
給食の牛乳以外は小学校での水分提供はなく、水道水が飲料水となっていると教えていただいたので、
我が子にはもしも水筒を忘れたり、足りなかったときには水道から飲みなさい、と伝えている。
水分は、命。

こういう細かいことは入学の案内プリントには書いていないことが多いので、疑問が出た時にすぐに聞けるネットワークはワーママほど持っていた方がいい!と思う。

(3)も私の頭を結構悩ませた。
体操服は1セットでいいのか、ハーフパンツとクォーターパンツはどれくらい長さが違うのか、みんなどちらにしているのか…
「え、そんなこと悩むの?」と言われそうだが、そんな些細な相談をできるネットワークを持っておらず、悶々としていた。
こういうことを夫に相談しても他人事…何故かこういう準備は母の仕事なのである。
もしもこれを読んで、「私も色々悩みそう…」と不安になった方がいれば安心いただきたい。とっても簡単な解決方法がある。

とりあえず店に行けばいい。

私が「確実に」「着実に」物事進めたいという資質がある故に、先にあれこれ考えてしまうだけで、店に足を運び、実物を見て、店員さんに聞けばすべて解決する。

体操服は、子どもが学校に忘れてきて洗えなかったら…と心配していたが、運動会の練習時期は体操服じゃなくてもOKだったので洗い替えは不要だったし、
忘れてきた場合も子どもの責任、なので仕方ない!そのまま着なさい!という方針にした(笑)
パンツの長さは"みんな"がどうより、好みで決めたらいいよね、という当たり前の結論に至り、試着してクォーターパンツをチョイス。

そんなこんなで順調に準備は進んでいったのだが…
入学編にも少しだけ準備に関わることを書く予定。

こうして振り返ると、本当に入学してみないとわからなかったこといっぱいあったなぁ、と思うばかり。


シリーズ
育児休暇と小1の壁 -はじめに-
育児休暇と小1の壁 -入学準備[年長前半]-
●育児休暇と小1の壁 -入学準備[年長後半]-

【投稿予定】
●育児休暇と小1の壁 -入学編-
●育児休暇と小1の壁 -夏休み編-
●育児休暇と小1の壁 -復帰まで編