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家訓を考えよう②【選択を邪魔しない】

前回の続き
なかなか進まない家訓作り


どんな親でありたいかを深掘りしてみたら

【選択を邪魔しない】

という言葉が降りてきた


先日SNSをさまよっていたとき
「人は知っている範囲でしか夢を描けない」
と書いている投稿を見かけた
確かに、知らなければ夢にしようもないかもしれない

その投稿は
「子どもたちに広い世界を、無限の選択肢があることを伝えるためにまずは親が変わろう!」
「自分らしく生きよう!」
「好きなことをしよう!」

そんな感じで続いていた

私も、子どもは可能性の塊だと思うし、沢山の選択肢があることを知って欲しいと思う

しかし、だ
子どもが伝記漫画を読むようになり、私も小学生以来久しぶりに偉人の生き様をなぞりながら感じたことがある

立派な人すべてが、親からそれはもうすんばらしい教育を施されていたわけでない
貧乏だったり、親に反対されていたり、苦労してた人もいるよね、、、と

選択肢を与えること、は決して親にしかできない役割ではない

現にSNSに何たらかんたらと投稿している人も、親からの教育で今その投稿に至っているわけではない
どっちかと言うと「もっと早くにこの考えに出会っていれば…!」みたいに書いている人の方が多い印象

であるならば、親が子にできることとは?

可能性を広げる、よりも
可能性を狭めない、潰さない
そっちの方が私はしっくりきた

何かしてやろう、なんて
親であるからという理由だけの何者でもない私が、子どもに押し付けるほどのものは持っていない

だけど、子どもが自ら考え何かを掴もうとしていく時に、親として、大人として寄り添い、うまくいけば共に喜び、失敗したら戻ってくる場所となることはできる

そりゃ「もっと早く知っていれば!」と思うことは沢山ある
だから与えたくなる、教えたくなる気持ちもある
親だから
子どもの幸せを願っているから

でも、何を幸せと感じるかも
どこで何に出会い、学び、気づき、得ていくかも
子どもの人生のこと

我が子は私のお腹にいたけれど
私とは違う、別々の人間
そんな当たり前のことに改めて向き合って
「子どもの選択肢を広げるために」ではなくて
子どもの自由な選択を邪魔しない親でいるために」私は私を我慢したくないし、家族にも我慢して欲しくない

そんなことを思った

あとね、もう一つ
これを書きながら【 足るを知る】を思い出した

現在の自分の状況に満足する
今目の前にあるものに対して感謝する

インターネットで世界と繋がり
SNSですぐに他人の今が覗ける世の中で
切り取られたキラキラとしたところだけ見て
妬んだり、つらくなったり、煽られたり
もっともっと!と欲張りそうになるけれど

いくら選択肢が多くても、選ばないものは自分の人生には必要ないもの
今自分の目の前にあるものを大事にしていけば、必要な世界は広がってくはず
そんなこともふっと浮かんできた

欲しがり屋さんにならず、いつも満足感を持って日々を過ごしてほしい
これも伝えたいことかもしれない

少しずつ、見えてきた…かな?