JAL適正検査とエントリーシートについて
こんにちは
人材育成の仕事をしておりますため、様々な業界の人事の方々、特に採用する側の方々と一緒に仕事をしております。
そのため、採用では一体何が求められ、何を見られているのか?
企業ごとに重視するポイントは違っても視点は同じなため、JALについて書いていきたいと思います。
今回のJAL客室乗務員の既卒受験において、エントリーシートの提出と共に実施される適正検査。
皆さん、なぜエントリーシートと適正検査を同時に最初に行うのか?理解をしていますか?
客室乗務員に必要な「性格」を重視しているのか?
それとも、客室乗務員に必要なスキルである「能力」を重視しているのか?
よく分からないまま適正検査に臨む方もおられます。
なぜ最初に行うのか?を理解する大前提として、エアライン受験特有の特徴があります。
不思議に思った方いませんか?
エアライン受験はいつも採用人数が記載されているけれど、一般企業で募集人数が記載されているケースはほぼない。
なぜなんだろうと?
この理由は、エアライン採用方法が関係しています。
通常、採用方式は2パターンあると言われています。
①合格させるための採用(良い人がいれば採用したい型)
②落とすための採用(オーディション型)
エアラインは完全に②に該当します。
つまり、客室乗務員の仕事を遂行できるプロフェッショナルな人を
探しだしていくのではなく、客室乗務員として働くのは難しいだろうの人を最初の段階から探して振り分けを行っています。
その視点で冒頭の質問、
なぜエントリーシートと適正検査を最初に行っていくのか?に戻って考えてみて下さい。
分かりますか?
振り分ける要素の1つに、
エントリーシートの内容と適正検査の結果がブレてないかどうか?が影響するからです。
周りにもいませんか?「コミュニケーション能力ある」と言いながら、「リーダーシップとるのは苦手」と行動しない方。
言ってることと、行動にブレのある方か否かは、エアライン受験がデータで行っている以上、簡単に判明します。
ブレがないかに加えて且つ、JALが求めている人物像と一致するかどうか?も大切になってきます。
つまり、相手を知る、JALの企業研究をしたうえでエントリーシート然り、適正検査を行う必要があります。
応募する相手を調べずにして、やみくもに文章を書こうとすると、どんどんブレていきます。
相手を知れば、冒頭に書いた性格重視なのか、能力重視なのか?
答えは簡単に分かると思います。
今、ちょうど頑張ってエントリーシートに取り組んでいる皆様
「自分が書きたいもの」を書くのではなく、「相手が何を知りたがっているか」相手視点を理解したうえで、自分の伝えたいことを書いて下さい。
また、WEBでエントリーシートを出すうえで実はほかにも見られているポイントがあるので次回書いていきます。
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