JAL既卒採用が求めているもの
こんにちは
エアラインスクール、キャリアージュを主催しております西村由美です。
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昨年度に引き続きJALの既卒採用がでました→詳しくはこちら
なぜ立て続けに「既卒」募集がでるのか?
そして人事は一体何を意図として既卒募集をしているの?
今回は、人事の視点でお伝えしていきます。
皆さん、これまでを少し振り返ってみましょう。
コロナ禍がスタートしたのが2020年。
渡航制限等があり、航空業界は大変厳しい経営状況に陥りました。
そして現在の2023年!わずかな制限はあるものの、ほぼ海外等の行き来は自由に行えるようになりました。
となりますと・・・・
JALは(ANAもですが)コロナの3年間、本来ならば採用して育成して、即戦力として活躍しているであろう人材がごっそり抜け落ちています。
そのため、3年分を取り戻せるくらいの即戦力のある人材を採用したい
だから、新卒でもなく、第二新卒でもなく「既卒」で募集をしております。
一から採用して育てる新卒採用で、この3年間分のロスを埋めるのはかなり難しいからです。
では、3年分を取り戻せるくらいの即戦力のある人材とはどんな人材なのでしょうか?
それは、既卒採用基準として、JALが3年目の客室乗務員に求めている人事考課が参考になります。
社外秘のため、ここでは書けませんがイメージは
「このレベル、スキル獲得まで到達できているだろうか?」人事が設定したスキルに近い人材か否か?が採用の基準です。
ですので、どの航空会社であっても、客室乗務員経験者、現客室乗務員はやはり有利です。
また、顧客対応を行っている仕事全般、ホテルや高級系のサービス、医療等のミスできない職場などエアラインに近しい環境で働かれている方も有利になると思います。
ちなみにJALの3年目の人事考課で求められているものは
国際線のエコノミークラスに乗務しているはずなので、
国際線エコノミークラスの職務遂行(サービス面、安全面)、後輩育成含めて、人間関係形成力、語学力(昇進にはTOEICが影響します)、アナウンス技量(資格とらないと国際線進めません)
などになります。
とはいえ・・・・
難しいのが既に「赤色」になりきった人材はいらないのです。
あくまで3年目が基準なため、「薄いピンク」くらいの人材を求めています。
スキルはあるけど、「緑色」のような違った色の方も難しい。
加えて年齢の壁もあります。
今回のJALではどうなのか?ですが、
これはもう、人事の視点ですと、年齢の壁を超える基準は
JALの客室乗務員が提供する教育プログラムをずっと受けていても、ここまで到達できないだろうのような別格人材がいましたら、採用する可能性大です。(人柄等ももちろんありますが)
例えば、スペイン語が通訳レベルとか、モロッコの大使館でフランス語で大使の秘書をしていたとか。
なので、ただ客室乗務員の採用をずっと待ってました、
コロナでチャンスがなくて当時は受けれませんでした、
だけでは少し厳しいかなと思います
そして・・・
ここまで読んで察して頂ければと思いますが、JALのエントリーシートの設問が前回と同じだから、同じ内容でいいのか?という質問の答えは分かりますでしょうか?
3年間をどう過ごしたのか?しっかりと言語化していきましょう。
そしてそのスキルはどうJALの客室乗務員に繋がっているのか?
言葉で伝わる言語化をぜひしてください!!!
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