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モヤキャリ相談室VOL9

ハラスメント上司は自覚がない!?

今の管理職の9割は理不尽と不条理の中で育ってきてしまった。
失われた20年で終身雇用が崩壊し、年功序列もなくなってしまったように見えるが、未だに根強く残っている。

そのため、入社年数や年齢によって順番に管理職にしているケースが未だあるのが現状です。

管理職になった途端に地位と権力を手に入れ、今まで自分が体験してきたこと、やられてきたことをやるのが管理職だと思い込んでいるから、会社組織としては厄介だったりする。

離職者が増えてくる、いろいろなうわさで会社の信用と信頼を失った管理職は降格になるか、転職をするかの2択になってしまうものです。

年齢を重ねていたら早期退職制度やセカンドキャリア研修をうまく利用して追い出したいというのが会社の本心ではないでしょうか。

管理職になったから偉いとか、すごいとか勝手な思い込みで立ち振る舞ってしまうと、自業自得ではありませんが、それなりのリスクを背負うことになってしまいます。

信頼と実績があれば、多少の傍若無人ぶりには会社は目をつぶることもありますが、ハラスメント上司に限っては仕事ができない人が多いというのが特徴です。

ビジネスに対する必殺技というか、勘所がある人というのは、ピンチをチャンスに変えることができますし、自分自身が動くことによって、局面を大きく変える力を持っているものです。

理想とする上司とは!?

話を聴いてほしいと部下から思われる上司は、誰といつ会ってもいつも明るく安定している上司です。

部下は、何があっても明るく安定している上司と一緒にいると安心感を持ったり、この人と一緒に仕事をしたいとか、話を聴いてほしい、気持ちになったりします。

なのでいつも明るく安定した状態でいることが大切です。

そしていつも明るく安定した状態でいるために必要なことは以下の3つです。

1:感情のコントロール
何かに悩んでいたとしても人と会う前に気持ちの切り替えができること。

2:明るい表現力
笑顔やリアクションなどワクワクした感覚や楽しい雰囲気が伝わる表現が自然に出ること。

3:心の余裕
相手の話や気持ちを受け入れたり、認めてあげたり許してあげられるおおらかさ。

この3つを身につけている上司と部下は一緒に仕事をしたくなります。
そしてこの3つは性格によるものではありません。
誰でも身につけられる能力です。

部下に対して詰め寄る上司、肩書に左右されて態度を変える上司、会社の上層部にいわれるたびに朝令暮改な上司など、チームを作る上では、感情をコントロールして、いつも明るく接することで、腹を割って話そうという関係、ハラスメントにならない関係など、いい関係が築いていける。

悪い情報を早くキャッチアップして、致命傷にならないようにして、
部下に対して小さな成功体験をしてもらうことができるでしょう。

自走するキャリアを選ぶなら

管理職はプレイングマネージャーとして行っているケースが多く、他人のことより自分の数字や評価が下がらないようにするためにはどうしたらいいのかを考えて行動をしている人が9割。

部下の育成方法や育成方針などについてはほとんど興味がなく、声がけのタイミングを間違えてしまい、コミュニケーションの齟齬が起きてしまっている。

自分がこうやって育ってきたから、背中を見せれば育成できるという時代ではありません。
自分の経験を言語化できる能力が必要とされています。

土の時代といわれていた2019年ぐらいまでは、上司の背中を見て部下が盗めるものは盗んで、自分なりに進化をさせることが当たり前でした。

2020年ぐらいからは風の時代といわれるようになり、共感と等身大のマーケティングに変化をしており、過去の成功体験が全くといっていいほど通用しなくなりました。

それと同時に昭和のマネージメントスタイルを貫いてしまうと、時代遅れ、時代錯誤ということになり、大きな問題にも発展してしまいました。

また、45歳定年制や入社10年後にジャッジをする会社がでてきたりすると、本当に会社として必要とされない人は代謝させられてしまうことになるのはもちろんですが、グローバル経済の速さについていけない日本が、バブル期のようにGDPを9%台まで戻すとしたら、老兵は去るのみしか道はないのかもしれません。

1990年から30年間でGDPは9%から4%まで下がり、少子高齢化が進み、世界2位から26位まで落ちてしまった。
女性が社会で活躍している割合では120位という結果になっています。

女性の活躍はもちろんですが、新しい風を取り入れて新しい価値観を作り出していかないと、これからどんどんGDPが下がっていくのと、女性の活躍社会というのが絵に描いた餅になってしまうだろう。

現状維持でも厳しいといわれているGDPをさらに倍以上にするにはかなりのてこ入れが必要となるのはもちろんですが、移民政策などを踏まえて全体的に労働力をどうやって確保していくのかという問題にぶつかるだろう。

地位や名誉に胡坐をかくことなく、常に危機感をもって新しいことに挑戦していかないと、グローバル競争にも負けてしまうだろう。
そうならないためには、このコロナショックから働き方改革の本質を見直していく必要があるのではないだろうか。

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