会社選びで迷ったら…3つのポイントから自分にあった会社を選び出すコツとは!?
100人いたら100通りのキャリアがそこにはある!
転職の家庭教師として、就職、転職の相談を受けていると、ストーリーで考えている人、目的地から逆算している人。
キャリアの考え方は年代も違うし、現状も違うし、育ってきた環境も違う。
画一的な答えはありません。
なんちゃってコンサルタントやなんちゃってコーチの人たちは自分たちの経験から自分の価値観で判断をする。
勘、経験、度胸の3つでもっともらしいことを振る舞って話をしている。
自分の完コピをつくろうとするのと、詐欺師的な要素を持ち合わせているのが現実です。
人材紹介のコンサルタントの質がオチているのは、自分の数字を作ることに必死になり、人を動かすことでお金をもらっているだけです。
寄り添ってその人を一つ上のステージ、一つ上のキャリアを築かせる方法論を知らない。
数字のためなら転職を手段として仕事をしている人が増えているのが現状。
そのため、人事側から見ると採用に対しての本気度がない。
登録に来て評判がいい人、面談者が勧めている人材を提案するけど、ストライクゾーンからはハズレている。
スキルアンマッチと伝えると、必要に食い下がり、ちゃんとした理由を教えてください。とゴネる営業も増えている。
はっきりいうと面接官と人事とコンサルタントがきちんとした認識を持っていないことが原因である。
育ってきた環境も違うし、考え方も違うからこそすり合わせをする必要があるわけですが、この部分に時間をさくことをしないから、人材のミスマッチが起きているということに気付けるかどうかがポイントになっていくことになります。
採用代行のプロは3〜6ヶ月で人事が自走できるノウハウを提供するのが仕事。
人材紹介業もこの採用代行の一部を請け負っているわけですから、ずっとオーダーを出し入れするような営業担当については入れ替わりしてもおかしくありません。
これからの時代についてはライフデザインの一部で、キャリアデザインをしていくわけですから、なんちゃってコンサルタントについては、しぶとく残る可能性はありますが淘汰される時代になっていくことになります。
会社選び、仕事選びに苦労をしている人たち
その中でも最近多くなっているのが、会社選び、仕事選びに対してです。
実際に考えだすと円周率のようにどんどんと深みにハマってしまう人がふえています。
私がよく聞く質問で「内定が複数社から来ました。あなたは何を持って会社を選択しますか?」という質問をします。
Aさんは福利厚生、手当、基本給ですね。
Bさんは仕事の内容ですね。
Cさんは通勤時間と会社の知名度ですね。
この3人、全員正解です!
人によって会社選びをするポイントが違いますし、その判断が正解か、不正解かは誰にもわかりません。
人は判断をする時に3つのタイプに分かれていきます。
1つ目は直感で判断をする人。
行動派でアグレッシブな人が多いのが特徴。やってみないとわからないから。
失敗してもそこで何かを学ぶことができれば投資したと考えられる人です。
2つ目はロジカルに考えて判断をする人。
慎重派であり、石橋を叩いて渡るひと。
自信が過半数を超えた時に動き出す人。
失敗することをできるだけ確率を下げていく人たち。
3つ目は問題を先送りにして、現状でモコモコしているモンキータイプ。
行動できない理由を他人の責任、世間の責任、会社の責任というように自分に非がないということをいう。
もやもやしながら、問題を抱え込むからモンキータイプと言われてしまう。
実に全体の8割の人が3つ目のモンキータイプなんです。
仕事が忙しいから転職ができないという理由をよく聞ききます。
こういうタイプの人はチャンスを逃していることもあるので注意が必要です。
迷ったときの3つの視点
迷ったときはこの3つの視点で考えることができるようになれば、きちんとした選択をすることができるようになります。
1:世の中をより良くできていると自信が持てるかどうか
就職ランキング100で見る会社であったり、テレビやネットでちょっと話題になっている企業だからといって、自分がどんな仕事をするかまではわかりません。
もしかすると、知られていないサービスやプロジェクトに配属をされてしまうかも知れません。
新規ビジネスの部署に配属になってしまうかもしれませんね。
どんな仕事をしていても、仕事の壁にぶつかる時があります。
そういう時って、心が折れそうになります。
たまにパキッ!という音も聞こえることもあります。
そんな時に「こんなはずじゃなかった」というネガティブな感情も出てくることもあります。
そして、知られていないサービスやプロジェクトに参加をしていたとしたら、会社に対して文句の1つもいいたくなります。
しかし一方で自分が関わっているものが「ありがとう」と言われ人の役に立ち、世の中を確実により良くできると確信できるとしたら、その壁を突破する事もできますし、よじ登って壁の向こう側へいけるようになります。
会社選び、仕事選びをうまくするための一つ目のポイントは、「自分が扱うものが信じられるかどうか」です。
確信ができるまでは、面談や面接で納得できるまで何度も聞いた方がいいと思います。
質問をすることは共感を持ってくれる人事担当者も多くいます。
情報は限られていますからそれ以外の部分での質問については嫌な気がしないのは事実です。
ホームページや求人票にのっている情報についての質問は煙たがられるのでやめましょう。
2:信じる仲間がそこにいるか
いろいろな会社がミッションとビジョンをもっています。
ここで再度、ミッションとビジョンについて考えてみましょう。
〜ミッションとは〜
「使命、目的、役割、存在意義」。企業経営では、その企業が果たすべき「任務や使命」といえます。
会社がその経営を通じて、何を目指し成し遂げたいかをあらわしたもので、このミッション・使命があるからこそ、企業としての存在意義があるといえるでしょう。
会社にとって最優先するべき、基礎となる考え方であり、全社員が深く理解すべきものです。
〜ビジョンとは〜
「目標、夢、志、方向性」。組織が目指す将来の理想の姿を表現するものです。
ミッションで定められた存在意義に基づいて事業を行い、将来的に「こうなっていたい、こうしたい」という組織や社会の姿を具体的に示すものになります。
ミッションやビジョンは会社ごとに異なりますが、まさに会社としての「あり方」「存在意義」「方向性」を言葉で表現するものになります。
組織の中で働く上で、こうした価値観の部分を共感して、自分事として信じられるか?は、会社選び、仕事選びでは重要な要素の一つになると思います。
またどんなに強い精神力を持っている人でも、属する環境によって左右されます。人生を前進させたいなら、同じ価値観や方向性を共有できる仲間と一緒にいた方が良いと思います。
そういう意味で、自分と同じか、自分以上に組織のミッションやビジョンを心から信じている仲間がたくさんいるかどうか、は大事なポイントになるでしょう。
もしミッションやビジョンが掲げられた言葉だけになっていて、働いている人たちが「シラケている」状態だったとしたら、数ヶ月から数年以内に自分も同じく「シラケている」状態になることでしょう。
会社選び、仕事選びをうまくするための二つ目のポイントは、「ミッション、ビジョンを自分事として考えられるか、同じぐらい大事に思っている仲間がいるか」です。
3:仕事の意味
「何のために仕事をするのか」と質問された時にどんな答えを出しますか?
例えば、その答えが「お金のため」であれば、自分のために仕事をすることになり、視点も自分のことだけに偏ってしまうかもしれません。
その答えが「仕事を通じて●●の人を笑顔にしたい!という思いを実現するため」であれば、自分だけでなく仲間、それだけでなく対象となるお客様や世の中に視点を広げて、心から納得して仕事をすることができるでしょう。
面接でも必ずお聞きしたいのが「あなたは仕事を通じて誰を笑顔にしたいですか」という質問です。
会社にもそれぞれ「事業を通じて誰を笑顔にしたいか」の答えがあります。あなたが笑顔にしたい人と会社が笑顔にしたい人がマッチしたなら、そこがいい就職、いい転職になると思います。
会社選び、仕事選びをうまくするための三つ目のポイントは、「仕事を通じて誰を笑顔にしたいか?の答えが、会社が誰を笑顔にしたいか?の答えと合っているか」です。
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