シン・プール理論
自分の4つを知る
4つの知るとは、『感情を知る』、『性格や性質を知る』、『できることを知る』、『生活を知る』ということを自分の言葉で言語化してもらうことにしています。
4つの知るについてはすらすら出てきて、自分のことをよく理解していて、自分が進むべき方向についても理解をされている方が多くいます。
4つの知るをやってみると意外とすらすらできないのが現状であり、点と点がつながって線になってから面になるところで、あれができて、これができないというように見えてくることが多い。
無意識のうちに刷り込まれている意識であったり、思い込みがあるから、脳に自動ブレーキをかけてしまっている状態になっていることに気づける。
その自動ブレーキを外すことによって新しい発見や考えを見つけ出すことができるようになり、新路が決まっていくことになる。
できることを知る、生活を知るというところにおいて、転職を考えがちになるのですが、性格や性質を知って、感情を知ることによって、正しい方向で正しい努力をすることができるようになります。
中長期的に考えた時に、いい状態を常に保っていかなきゃいけないのか、数年間だけバズって時の人になればいいのかでは、戦略的に全く違うことになっていく。
好きなことを仕事にしようというのは、いい状態を常に保っていかなきゃいけない状況であるのにかかわらず、バズって時の人になりたいという考え方ではない。
バズって時の人になるのは、Google先生に聞くといろいろなやり方がのっているから、その中から自分に合ったやり方を見つけて実践すればいい。
自分ひとりでやみくもにやっていたとしても、正しい方向で正しい努力ができているかどうかはわかりません。
モヤキャリ相談室、キャリアの雑談でも統一された認識があります。 それは、自分の言葉で言語化をして、自分で気づいて、自分で修正をしていくことです。
自分のことは自分がよく理解をしているわけですから、自分はこういう方向へ進みたい、こういうことをやりたい、それを実現するためにはどうしたらいいのかというのを自分の言葉で伝えてもらうようにしています。
アドバイスや経験値の押し付けをすることはなく、ご自身で言語化をすることによってご自身で納得ができる新路を探してもらうことにしています。
伴走役としてうまく活用されることで、幸福度の高い転職をされたり、現職に残ったとしても活躍できることでしょう。
ストーリー性が見えて強みがわかった時
『〇〇を見ながら××をするのが好きだ』というように、動詞で好きなことを考えてくると本当に好きなことが見えてきたりすることはもちろんですが、100個のキーワードをあげてもらうと、グループ化してみるとイメージができることが多くあります。
『自分らしく生きることは素晴らしい』ことなんですが、自分らしさって何だ!?というところでつまづく人が多くいる。
今の会社のことや肩書を自分らしさと勘違いしている人も多く、自分自身のことをしっかり理解できていないから、独自性が出せない人が9割。
自分らしく生きるってすごくいいことだけど、忖度する、同調圧力に屈したり、自分自身のキャラクターを変えることによって生きているのが現状。
良くも悪くもSNSによる見える化が影響しており、無意識のうちにどんどん世界が狭くなっているのかも知れません。
SNSやインターネットの普及に伴って、自分が取りたい情報が集まるような仕組みになっている。
インフルエンサーが言っているから間違いない、友達が言っているから間違いないと思い込んでしまって、誤った情報が拡散してしまうこともある。
最近では生成AIによってフェイク動画で偽のニュースが流れてしまう時代。
能登半島地震でも東日本大震災の映像に津波が来ているとか、救助を待っている人がいますということで、世界中に拡散されたことがありました。
無意識のうちにやってしまったり、思い込んでしまっていることも多くあり、それをすべて出してこないとわからないということ。
すべて出してもらってから、1つ1つ検証をしていくと、点が線になり、線が面になってきて、自然とストーリー性が見えてくる。
誰でもできるでしょっていうことでも、いやいやみんなできるのにこれをいっていいの?という感覚になりますが、そこから始めないと意味がない。
誰でもできることを書いても意味がないと思い込んでいることがすごく危険であり、可能性の幅、想像力の幅を狭くしてしまうこともある。
終わることのない自己探求
自己分析をしていくときに、自らの心の奥底に踏み込んでいくのは、樹海の中をさまようように、ちゃんとした自分を持っていないといろいろなところをグルグル回っているだけで、成長していないことに気づけない。
周りの評価を気にすることなく、自分というものがあれば生きていけるという強さがそこになければなりません。
未知に対する不安は持っているけど、探検、開拓をしていきたいという自分と、既知としてなんとなく知っていることやわかっていることをやっていきたい自分がいる。
既知の自分については、狭く深くなり、掘っていくしかなく、広がらないイメージがついて回っていく。
評価を気にせずに、自分というものがあって生きていける強さを持っていると、軸を持った自分がいる。
迷ったときに戻ってこれる場所があるということはすごく大切なんです。 自分は大したもんだと感じてしまったり、思ってしまったら、成長することはなくなる。
せっかく上ってきた坂を数十倍のスピードで下っていくだけになり、ブレーキがきかない状態でどこまで行くのかわからない。
自分はどう見られたいのか?
あなたのアイデンティティは何だろう? これはあなたの原体験から実績や肩書がそれにあたるのかもしれない。 十人いれば十通りあるわけで、個性でもある。
Who am I?→自分は誰なんだ!? 「もっとも人生で素晴らしいことはあなた自身でいること」っていうけど、自分自身でいることって何だろう?
ここは人それぞれ違う回答が返ってくることになる部分でもある。 過去にどんな体験をしてきたのか、どんなことを失敗してきたのか、どんなことを成功してきたのか、目の前にある壁を超えるために何をしてきたのかによって変わってくる。
「正解がない」ので一番難しく、セッションをしていくうちに見えてくることがよくある。
人より上に立ちたい自分がいて、人より上にいることでメンタルが安定することは誰もが持っていることです。
みんなから褒められたい、賞賛されたいなどの承認欲求を満たすために頑張っている人もいる。
そんな評価を気にすることなく、自分というものがあって生きていける強さがあるのではないだろうか。
誰もが不安を抱えて、前へ進んでいる
コロナショックの影響のように、予定されていたものが何度も先延ばしになり、いつ行われるのかわからない状況のままでいるということは、すごく緊張と不安が募ってしまい、ストレスフルの状況が続いていることになり、こういう状況からは早く解放されたいという気持ちが大きくなる。
モノゴトには自分の力でどうにもできないことと、自分の力で変化をすることができるものがある。 自分の力でどうにもできないことを考えるよりも、準備をすることに集中をすることをオススメする。
チャンピオンが賞賛されるのは、全力で目の前の課題に対して戦ってきた結果であり、勝ち負けだけでは判断されにくいものが多い。
負けた人々も本気で死に物狂いでやってきた結果、ベストを尽くしたけどかなわなかったということもある。
負けたほうについても本気で負けたという気持ちにならないと、その経験や自信が次の挑戦へつながっていくわけですから、本気で120%の力で目の前の課題や問題に対してやりきる力が必要である。
noattack nochance
最近組織で求められるのが、自走できる人材、イノベーションを起こせる人材などといっているけど、組織自体もどんな人材を採用したいのかわかっていないこともある。
思い込みと先入観で決めつけてしまっているため、採用のミスマッチが起きていることも多い。
必要な人材についても言語化しておく必要があり、その言語化している内容に合った人材を採用することが最短距離でうまくいくコツなんですが、忙しい、そんなことはできないなどといっているから、採用に時間がかかるケースが9割ある。
個人も組織も言語化することが最優先事項なのですが、それをすっ飛ばしているから不思議である。
言語化することができるようになると、チームの戦力も見える化出来ることになるのですが、プレイングマネージャーとして数字を追って現場に降りていると、周りを見渡す余裕がなくなってしまう。
答えは常に自分の中にあるもの!?
他人からいろいろといわれるけど、心の中では「うっせ~っ!うっせ~っ!うっせ~わっ!自分のことは自分が一番理解しているにきまっているじゃない」と思っている。
自分自身で決断することができて、嫌々仕事をして、心と体を壊してしまうなら、やりたいことをやっている方が幸福度が高いということも気づいた。
自分の中で腹落ちをしてから動くひと、動き回っていろいろな人に助けを求めて、グイグイ前へ進んでいくひと、ひとりで考え込んで前へ進めない人など、人生いろいろ、働き方もいろいろな時代。
他人の基準を利用して決断をすることは、不幸を選択してしまうことになる。
他人のモノサシで判断をしてしまうと、他人のせいにしやすいけど、何も解決することはありません。
他人がいいといったからやってみたけど、失敗すると「あの時あの人がそういったから」ということになる。
自分のモノサシで判断をしたときには、覚悟が決まっているから、つらいけど、自分で決めたことだし、ここをクリアできると新しい景色が見えるんだと思うと、才能が覚醒することもあります。