知識と経験がキャリアの礎になる3つの理由
机上の空論ではなく、実践で学べ
「仕事を通してしか成長をする機会はない!」
これは私のメンターが言い続けているひとこと。
これがわかるまで時間がかかったのは否めない。
新卒や20代の面接をしていると感じることがある。
私はこれだけの知識を持っていますから、採用してくださいという人。
はっきり言ってしまうと、経験値が0なら、その知識は役に立たないということ。
知識×経験=スキルとなる式が仮にあるとしたら、どちらかに0(ゼロ)が入れば、0(ゼロ)になってしまうからである。
知識も経験もないということは非常に恐ろしいことである。
昔と違う点は情報が氾濫しており、モノゴトの本質をつかめない人が多いということ。
シンプルに考えれば本質が見える問題も、複雑に考えてしまう人が多く、
いろいろな情報の裏を取らずに信じていることが恐ろしい。
努力×経験×戦略×才能=キャリア
努力をしているけど報われない。評価してくれないから報われない。
それは他責にしているだけであり、自分自身に否がないことをいっている。
大抵の場合は、何かしらの原因が自分の中に存在をしていることが多い。
チャンスは平等に訪れることはないだろう。
チャンスは気まぐれにやってくることが多くある。
その時に準備が出来ておらず、活かすことが出来ないことも多い。
たまに、チャンスがまわってきたとしても、
それに気づくことがない場合もあるだろう。
一度チャンスが訪れると、次のチャンスはいつ来るかわからない。
努力をしているという人は、ほとんど努力をしていないことが多い。
努力とは人知れず、影でやっていたりすることが多く、
おおっぴらにすることはあまりないからである。
才能は生まれ持ったものであり、これだけは何をしても埋められない差である。
天才肌といわれる人たちがいるように、修正を受けるのであれば、
すぐに自分のものにしてしまう人が多くいるから。
戦略は時代の流れを読むことである。
自分の信念もそこには入ってくるだろうけど、これだと思ったものを追い続ける勇気。
時代の変化に合わせてカスタマイズできる能力を身につけることも必要である。
経験はいかにたくさんの場数を踏むかである。
20代のうちに失敗をしまくるということである。
仕事を通しての経験は何事にも代えがたいものである。
この4つの能力を5段階で評価をして、625点満点で決まる。
その能力以上のことにチャレンジをしていくことで、
能力値を上げることができるから、とことん追い込んでいかないといけない。
時代の流れに合わせて、コツン、コツンと当てていくぐらいがちょうどいい。
いきなり、ドッカーンと当たってしまうと、対応策がわからないまま、
急転直下のカーブを描いてしまうものだから。
20代はどんな仕事でもやってみよう。
キャリアという言葉は30代から使うことで十分だと思う。
目標とする先輩や上司がいたら、その人達から仕事のノウハウを盗めばいい。
そうして人のやり方をマネていくところから始めればいいのだから。
人事異動で他の部署へ異動になったら、いろいろな経験をつめるチャンスと思えばいい。
20代でいろいろな機会を得て、仕事ができるチャンスとして受け止められればいいのだから。
そうすることによって、社内の信頼預金も積み立てることができる。
信頼預金ができることによって、仕事が円滑に回ることになるし、
失敗しても、上司や先輩がカバーしてくれたりすることが多い。
失敗は経験値として大きな効果をもたらしてくれる。
大きな効果とは、引き出しを与えてくれたりする。
本気で考えて、知恵を絞りながら、やっていくことが身につけば、
思考停止にはならないだろう。
指示待ち族から、セルフスターターとなることができるのであれば、
それだけで市場価値が上がる人材になるのは間違いない。
実力も伴えば、より一層上にいくことができるから。
転職市場で求められるスキルについて理解をする。
年度末に向けて、転職市場が活気を帯びる1月〜3月ですが、
刻々と転職市場が求めるスキルは変わっています。
そのため習得までに時間がかかる場合はリスクを鑑みないといけません。
いま、転職市場でさかんに言われていることが、
英語力とプログラミング力というキーワードです。
なぜ、この2つのスキルが注目を集めているのでしょうか。
英語についてはグローバル化が進み、
英語力が必要とされるがスキルとして持っている人が少ないということ。
TOEICは持っているけど喋れないとか、TOEICはないけど喋れるとか基準が曖昧なんです。
プログラミングについては、人材の争奪戦が激化していることと、
フリーランスになっても稼げる可能性が高いという理由があると思います。
クラウドワークスやランサーズに掲載されているもの以外でも、仕事はあると思います。
もう1つはプロジェクトごとに優秀な人材を外部から採用する方法が定着しつつあるIT業界の背景があると思います。
元々プロジェクトごとにアサインする習慣が業界内にあり、
情報漏洩対策をしっかりしておくことで、人財の確保がしやすいということになります。
英語にしても、プログラミングにしても初心者がはじめて最低6ヶ月はかかる点があります。
そうしてはじめてスタートラインに立つことができるわけであり、
そこから技術の進歩とともに常に新しい知識を入れていないと陳腐化してしまう事になります。
プログラミングについては、習得している間にスキルが陳腐化する可能性があるので、
できるだけ人から教えてもらうことを考えるようにしましょう。
独学では技術の進歩についていけないことが多くありますから。
ホワイトカラーでも多くなっているのが、セルフスターター型の人材、
プロデューサー能力を持っている人材、デレクター能力を持っている人材など、
即戦力の深い知識も必要とされる部分より、全体を見れる人材が枯渇している傾向があります。
自己分析をする時には、自分のスキルや経験を細かく付箋紙に書き出してみましょう。
内容が類似していたり、グループ化できるものはグループ化して、タグを付けましょう。
そのタグ付けしたスキルが市場価値として認められるものかどうかは応募して確かめるしかありません。
企業が求めるスキルを理解する
自分のスキルについてタグ付けができたら、今度は企業側が求めるスキルについて理解をすることです。
企業側が求めるスキルは年々変わってきており、トレンドがあります。
ここ数年のトレンドとしては、即戦力の個人よりもチーム育成ができるビジネスパーソンが重宝されます。
最近の求人でよく見る言葉として、スタッフレベル、リーダーレベル、マネージャーレベルなどと
人事評価の階層別に書かれているような求人を多く、転職サイトで目にすることがあります。
年収レンジも幅があり、どういう人材が欲しいのかわからない求人も掲載されているのが現状です。
広告掲載費用を押さえるということもありますし、
同じような求人がたくさんあると、応募者も混乱してしまうことがあり、
同じような内容の求人については、出している傾向が強くあります。
これはエージェントでも、求人広告でも同じことが言えます。
エージェントが詳しくヒアリングできていない、セパレートで情報が婉曲しているなど、
いろいろな理由がありますが、面接の時に何となく気づく点でもあります。
ゼネラリストを求めているケースとスペシャリストを求めている場合など、
企業が求めているスキルを理解してから、その場面にあった言い回しができるように、
自分のスキルの棚卸しをしっかりとしておくことをオススメします。
例えば、コミュニケーションデレクターとか、コミュニケーションアソシエイトなどとつける場合は、
単純に自分のスキルを売り込むだけではなく、そのスキルを含む適切な職務名を見つけてください。
汎用性がある、柔軟性があるスキルが必要とされているとは限りませんので、その点を考慮してください。
また、雇用主が欲しいと思うスキルを見つけられると、
就職、転職活動が有利にすすめられる事はありますが、
よほどたくさんの面接を経験しないと傾向と対策はわかりません。
人の能力×テクノロジー=未来のCareer
テクノロジーの変化は非常に早くなっている現在。
自分の能力とテクノロジーの掛け算によって、
時代の最先端に立つことができる可能性があるんです。
テクノロジーをツールとして使うことに徹して、
人間だけが持ち合わせている問題解決能力を発揮する様に考えましょう。
そのためには、いろいろなことを経験したり、インプットしたことをアウトプットすることが必要になります。
同僚が同じような仕事を手動でやっていたとしたら、
あなたはアルゴリズムを使って、それを終わらせる事ができる。
そして、生産性が高い仕事をすることができるようになるのだから。
今までは認識力を強化するためにツールを使ってきました。
これからもこの傾向は変わりませんが、
人の能力では到底できないことができるようになる時代も来るでしょう。
未来へ通用する人材になるには新しいツールを使いこなす必要があります。
電話、ファックス、インターネットが発展をしたように、
新しいツールを使いこなすことで、人類が発展してきたように。
未来について備える!?
未来について備える準備として、転職市場を徹底して調査をすること、
企業が求めている人材についてしっかりと理解をすること、
テクノロジーを駆使して、集団の先頭に立つことが必要になります。
そこには戦略的な人脈の形成も必要になるかもしれません。
戦略的にスキルを身につけるために社内異動をしなければいけないかもしれません。
あなたが向かう目的地であるスキルを身につけるには、試行錯誤しながら前進をしていくしかありません。