失業のワークシェアリングが始まっている3つの理由
スキルを身につけて、選択肢を増やそう
アベノミクスの時代からずっといわれていることですが、次期通常国会で解決金制度について法案化される可能性があることを忘れてはいけません。
今の政府は経団連側しか見えていないからこそ、労働者派遣法の改正と同じぐらい重要なんです。
解決金制度が次期通常国会で成立し、年度内に施行されると転職市場が一気に暴落をするでしょう。
人事の目から言わせていただくと現在の転職市場は玉砕混合状態であり、
採用も運次第というところがあります。
有能な人達もいれば、そうでない人たちも入っている釣り堀です。
そこで一本釣りをするというやり方をしている状態です。
しかし解決金制度が成立、施行されることによってこの釣り堀が違うものに変わります。
有能な人がいなくなる可能性が含まれているからです。
解決金制度は戦力外通知をした社員を解決金を積むことで解雇しやすくすることです。
解雇ということはあまりいいことばではありません。
いまでも早期退職制度というものがありますが、労働者保護の観点から解雇はしにくい状況です。
それを容易にするということは市場に人があふれるということになり、
応募者からしたら年収ダウンが当たり前、本当にスキルのある人を見分けることができるプロが人事にいない状況では、解決金制度の乱用を危惧されているのは事実です。
コロナショックの影響で加速する!?
選択制週休3日制が永田町の先生方がいいはじめたのは、コロナショックの影響から失業のワークシェアリングの意味合いが大きくなっている。
企業の内部留保がなくなってしまい、政府や自治体も保証金の問題などで財政難になっている現状、収入源である税金を獲得するためにはどうしたらいいのかということを考えた苦肉の策ともいえる。
週休3日制と副業を両方解禁にすることによって、今まで以上の税金を収めてもらいたいというのが本音である。
ルールを作る側に回ることができないとこれからの時代はドンドン搾取されてしまう時代になってくる。
それが格差社会の本質だからだ。
会社にぶら下がる社員を社畜と揶揄した時代もありましたが、社内の政治家も同じである。
UPorOUTという考え方でなく、手に入れた地位と名声を守るために、理不尽と不条理を振りかざして、自分のことを守ることに必死になりすぎている。
だから、コロナショックの影響による早期退職優遇制度の対象とされているのが、アラフィフ世代である。
教育費、住宅ローンを抱えてリストラの対象になってしまったばっかりに、優しい圧力として、「○○さんは早期退職優遇制度を使ったよ。☓☓さんはこのままだと仕事がなくなっちゃいますよ。」などと退職に追い込まれてしまう。
信用預金を貯めることで声が大きくなる!?
そうならないためにはどうしたらいいのかというと、目の前にあることをしっかりやることからはじめましょう。
会社の信用預金を貯めることからはじめないといけない。
これを忘れている人たちが非常に多くなっています。
この人みたいになりたいと考えるようになったのであれば、その人が何をしているのか、どういうスキルを持っている、
なぜ社内、社外から信頼されているのかを分析することが必要です。
その人が何年もかけて築いてきたものをすぐに追いつく事はできませんし、それなりの努力をしてきている人がほとんどであり、それは表向きにはわからないことも多くあるのが現状です。
社内でこの問題といえばあなたと言われるぐらいまでスキルを上げる必要があります。
もちろん、自分がになっている仕事については常に結果を出すことも必要です。
そうして社内の信用預金を蓄えていくことが、自分のキャリアを描くチャンスが回ってきます。
自己投資と自己研鑽は忘れずに!
また、自己投資をすることを忘れないで下さい。
スキルのタグを手に入れうるのはプロスキルと言われている仕事だけではありません。
プチスキルと言われている趣味やライフワークから発生するスキルもあります。
資格をとってくださいということではなく、トコトン極めることをおすすめしています。
資格を取ることは時間と労力をつかうことになりますが、それをつかうチャンスは仕事上であるかという判断をしてください。
たいていの場合はリターンを得るまで数年から数十年かかってしまいます。
資格を取ることで年収ダウンになってしまったりすることもあります。
趣味やライフワークを極めるということになると、自分自身も楽しみながらいろいろな知識や経験を吸収できるので、伸び率がハンパないというのが現状です。
仕事だけで身につけたプロスキルというタグと、趣味やライフワークから身につけたプチスキルというタグをもつことによって、あなたの存在価値を上げていくことができるということになります。
いわゆるオンリーワン戦略ということになります。
同じスキルをたくさん持っている人は大勢いるかもしれませんが、切り口を変える事によってあなたしかできないものができてくるのです。
これはすぐに身につけることができるわけではありません。
必死になって、腹をくくって取り組んできた結果として、いろいろな人が認めてくれることになるものなのです。
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