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論理的思考能力が必要とされる4つの理由

論理的思考力って…

いまのビジネスパーソンにとって必要なスキルの1つと言われています。
面接の場でも求められるスキルであり、仕事をしていくうえでも、必要になってきているというのが事実です。

論理的に考えるということは根拠を持って説明をすることができること。
これを言い換えることができるのであれば、相手にとって理解できるように伝えることです。

もっとわかりやすく言い換えると、小学生高学年でも理解レベルに噛み砕いて伝えることができる。

独りよがりに考えるのではなく、他人ができるように考え、伝えることが、論理的に考えることの意義であるし、目的である。

では論理的に考えるためには、どんな訓練をしたらいいのか。
次の4つのポイントを実践していくことで、論理的思考を身につけることができる。

1:結論を明確、不明確かをあきらかにする

ロジカルシンキングでまず最初にやることは、何が問題かをはっきりさせること。
その次に重要なのが「結論」。
結論が明確になっているか、不明確になっているかの2択になる。

例えばコンサルタントの場合は結論が明確になっている。
プレゼンの場合にも「この企画採用してください」とか、「この商品を決めてもらいたい」という時には明確になっている。

人生における決断ともいえる転職の場合には結論が明確になっていない。
だから、論理的に考える前に結論が明確になっているのか、不明確になっているかをはっきりさせなければいけない。

結論が明確になっている場合は、相手に理解をしてもらうことが目的なので「根拠づけ」が一番重要なポイント。
結論が不明確になっている場合は、まずその課題に対して情報を分析して、原因を究明をしながら、さまざまな可能性を探していくことが懸命である。

2:理由づけを考える

現状を分析をして、目的まで到達する過程で自分が納得できなければ結論が出ていない。
他人に説明をするときであっても、その過程に相手が納得し、使ったモノサシをりかいしてくれないと、説明はできないだろう。

重要なのは何が問題なのかをしっかりと把握すること。目的を再度確認をすること。
どういう結論を出したいのか。その結論に対してどのように根拠付けるのかということがポイントになる。

自分で考えるときは、自分が納得できる根拠を、相手に説明をするときは、相手の納得できる根拠にそってせつめいできるかどうかである。
それが論理的に考えるというステップなのだ。

論理的ではないと言われてしまうのは、根拠付けがなく結論だけをいってしまうからである。
なぜ、そういう結論になったのかという過程がわからないから、理解をしてもらうことが出来ない。
これではひとりよがりの理屈になってしまうから注意が必要である。

「論理的に考える」ために鍛えるのは、相手との共有できる根拠と理由づけだ。
大学入学と同時にいろいろな社会人と接することによって、マーケティングを行い、タグ付けをすることが出来れば、面接突破も簡単になる。

3:根拠は何かと常に自問自答をする

法律の世界では結論と根拠が必要になることがほとんどである。
裁判では有罪か無罪、原告の勝訴、敗訴などを決める必要があるから。
さらに結論を納得してもらうためには、そう至った根拠が必要になる。

法律で不可欠なのは結論と根拠がきちんとつながっており、誰しものが納得できるものでなければならない。
根拠は証拠であり、誰もが納得できるものにならなければならない。

例えば、サスペンスものの2時間ドラマや相棒などがいい例です。
ナイフを握らなければ指紋はつかないが、殺人事件現場に落ちていたナイフには容疑者の指紋がついていた。
しかしその時間に彼は犯行現場へ行くことが出来ない。
他の人物が事前に指紋をとったうえで、細工をしたのではないだろうか。

こんな風に因果応報を持ちだしたり、別の根拠を探しだすことになる。
これは最もな結論に対して、最もな反対の結論で説得をすることになる。
裁判の過程は論理的な説得の過程であるとも言い換えられる。

日常生活の中でも「その根拠は何?」「その結論は?」と自問自答をしてみましょう。
こうすることでスピードが上がり、より正確な判断を下すことができるでしょう。

4:論理的に伝えることは相手への優しさの表れである


「論理的に考える」ことにおいては、根拠付けをすることが非常に重要である。
それは「相手が自分とは違うから」という大前提がそこにはある。
自分と他人は違うものですから伝わらなくていいんです。
むしろちゃんと説明をしないと伝わらないものなんです。

「論理的に考える」とは他者を尊重することである。
相手の立場を尊重したり、相手の立場に立って考えたり、相手にわかってもらうために論理的に考えてつたえていく。

論理的に伝えるということは、相手に価値観を押し付けたり、いい負かせたりすることではありません。
相手と自分の持っているモノサシが違うのですから、共通の認識を求めて歩み寄ることであり、優しさでもある。

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