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自分のキャリアは自分で脚本、演出、主演の3役をこなすこと。

他人と比べるから自己嫌悪になる

よくある光景のひとつ。
転職した際の同僚とサシ飲みをしていると、同僚が自分以上に年収をもらっていることに気づく。
また、長期休暇で実家に戻った時に同級生とあって、自分より年収が高いことに気づくと、なんでオレはそんなについていないんだとへこんでしまうこともあるだろう。
まさに隣の芝生はあおいと見えたり、青い鳥症候群等と言われる症状が出ることがある。

人事では長期休暇明けの衝動買いをしないようにしている。
長期休暇明けになると、モチベーションが下がり、他人と比べて慌てて転職をする人が多く、そして、内定辞退をする確率も高いことから、お盆休み明け、年末年始休暇明け、ゴールデンウィーク明けというのは、あまり積極的に採用をしたがらない。

季節的に始まる転職活動の一種であり、名目をもった転職というよりかは、衝動的な転職活動をしている人が多いため、その見極めを誤るとすぐに転職してしまう。
そうすると人事の採用担当者はつるしあげられてしまうし、査定も下がるという悪循環がある。
そのため、採用担当者は一番気を使う時期とも言い換えることができるという。

こういう感情的な転職というのは本当にマイナスになることが多い。
応募者側にも、企業側にもマイナスになるので、これが重なると慎重な採用になる。
また、嫁ブロックが出やすいのも長期休暇明けが多いのは事実である。

転職に対しては家族に相談をしていないケースが多くあり、長期休暇で内定が出た際にいろいろと話しをしていくことが多くある。
普段から腹を割って話をしていることはあまりないというのが現状であり、決まってから、家族に相談をするため、内定辞退率も高くなる。

他者との距離感に惑わされるな

動揺して転職をする人の傾向としてあるのが、他人と自分を比べてしまうということである。
例えば、流行の髪型にしたり、ファッションにしてみたりするのはいいけど、似合う人と似合わないひとっていますよね。
キャリアでいえばいい学校にはいって、いい大学でて、いい会社に入ると言われている。
結婚相手に年収いくら以上を要求して婚活をしている人もおなじになる。

こうした選択をするということは、外観にとらわれがちになってしまう傾向がある。
本質とは全く関係なくそういう判断をしている。
中途採用で評価をされる点というのが、何をやってきたのか、どれだけのスキルを持って貢献しるかというものである。

しかし面接で話を聞いていくうちに、ムムッ!と思うことがよくある。
目の前の仕事を中心で実績は自分がつくったと勘違いをしている点が多い。
そのため、人事からみると痛い候補者と映ってしまう。

俯瞰の位置からみると良い人生を歩んでいるように見える人ですが、同窓会や結婚式などのライフイベント関係によって、他の人と自分を比べてしまい、距離感が狂ってしまったことが原因として考えられるケースが9割である。

本当に自分は正しい選択をしたのかどうか、失敗したのではないだろうかと慌てて舵をきる。
そうすると船は抵抗を感じてしまい、さらにおおきな揺れが伝わり、転覆する可能性がある。
キャリアも同じように急に舵をきろうとしても、自分のこともわからないまま、転職市場にでてしまうと完全に負けるケースが多いことがある。

人には負けない大学に入り、いい会社に入ることを目的として、20代の前半まで生きてきた人にとって、自分の力の限界がみえてくることになり、それで他のところでキャリアを活かしたいと考える。

判断は自分の中にあるもの

ところでなぜ転職をすることになったのでしょうか。
自分のキャリアに限界を感じて新天地へ追いやられた転職なのか、それとも5年後、10年後を見据えた転職なのか、今なぜ転職をするのかということについて、自分と対話をする必要がある。

具体的にどのようになりたいのかしっかりとしたイメージを作りましょう。
例えば、出版している人、取引先の人、メンターなど目標にする人がいたら、その人達と自分自身の差は何があるのかを分析することが必要です。

そして、その差がわかっているのであれば、その課題を徹底してやるだけ。
意味のないことは何もなく、いろいろな人からアドバイスを聞きながら、修正をしていくことが必要になってくる。
素直さと柔軟性があればいいのだが、年齢を重ねるとともになくなっていくスキルである。

目標地は常にかわっていくことになりますが、経由地については決めることができる。
経由地に確実につくことができれば、それは成功体験となっていくでしょう。
自分の中でちゃんとした判断基準があるのであれば、他人の成功を喜ぶことができる。

年収にごまかされるな

年収を気にする人は転職で成功をすることはない。
日本企業の場合は年齢給と職能給と年功序列制になっているからである。
ベンチャー企業やIT企業の場合はこれから外れていることになるが、いまだにほとんどの企業がそうしているのが現状である。

雑誌にいろいろと書かれているように生涯賃金が高い100社とか、平均年収が高い100社とかいろいろな情報が流れていますが、今の賃金制度では45歳以上がとくをするかたちになっている。

しかし、その状況が自分がその年令に達するまで保証されることはない。
例えば10年先、20年先もその制度が続いているとは限らない。
常に改定される可能性があるからこそ、その情報が正しいとは限らないからである。

もし、他者比較をするのであれば、仕事に対する権限やグレードにするとわかりやすい。
専門性の知識があるのかどうか、マネージメント経験をしているのかどうかということである。
専門性があるのかというのは、専門分野から枝葉がでることが多くある。
そこで他社に誇れる実績や経験を積めるのかがポイントになる。

そして、マネージメント経験をしてみないとわからないこともよくあります。
部下に対してのコミュニケーションとか、社内の政治力など、その人の状況に応じていろいろな臨機応変さ、状況判断力などを身につけられる。

転職市場にでていったとしても、価値が高い人はタグが多い人ある。
専門知識をしっかりともっていて、マネージメント経験があり、英語を使うことができることができれば、3つのタグを獲得している。

その他にも下積み時代に営業をやっていたとか、商品企画をする事ができるとか、横断的に仕事ができる人などというのはタグに変化することが可能である。
いろいろなタグ付けができるようにキャリアを考えるのも一つの方法だ。

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