見出し画像

コミュニケーションの達人といわれる人の7つのポイント

人が集まる人、人が離れる人の違い

同じように接しているにもかかわらず、自然と人が集まってくる人がいて、いつのまにやら話の中心にいることがあります。
気がつけば寂しそうにポッーんと1人でいる人がいます。

同じ人間なのになぜ人が集まったり、人が離れたりするのでしょうか。
その違いはどこにあるのでしょうか。
ご自身の日々の行動を思い出しながら、カイゼンできるところがあったら、すぐにカイゼンをして、人が集まる様に行動を少しずつ変化をさせていきましょう。

1:話上手<聞き上手

人間の本能なのでしょうか。
人の話を聞くよりも自分のことを話したがる習慣があります。
井戸端会議や飲み会の席で自分のことばかり話をしている人をよく見かけます。
これでは、数回呼ばれただけで次から呼ばれないことがあります。
自分のことばかり話をすることは相手に苦痛を強いる事になり、価値観の押し付けがあったり、無理矢理共感を求められるケースがあります。

例えば、昼時のファミレスを見ているとこの縮図がよくわかります。
4人組の女性のグループを見かけることがよくあり、その中の1人とはよく視線があうことがあります。
そのグループ構成を見ていると、ボス的存在の女性が1人でいろいろと話しをしている。
サブボス的な女性が太鼓持ちのように、ボスの話に共感をする。
アンチテーゼ的な女性がボスの話に対して切り込んでいくことになる。
そうすると残りの1人無関係の女性が話の展開に飽きはじめて、視線がいろいろなところへおよいでしまう。
その人にとってはまったく関係のない会合に巻き込まれてしまったケースがほとんど。

このことからもわかるように、人から嫌われる人の特徴は自分の話をおもいっきりすること。
自慢話、武勇伝、過去の栄光の話など、自分が自分であることを証明するかのようにしゃべりまくる。

人の好かれる人というのは聞き上手な人が多い。
自分が話をしたいと考えていても、グッと押さえて話を聞く側に回っている。
そして、ちゃんと共感を得る話であれば相槌をうち、疑問点や改善点があると、そこをまとめてわかりやすく教えてくれたりする。
人の話をしっかりと受け止めてくれる人であれば、自然に人が集まってくる傾向が強くなるといえるでしょう。

2:いつも同じ笑顔で

人が集まってくる人のもう1つのポイントが笑顔。
笑顔が素敵な人って自然に人を惹きつけるポイントがあるんです。
心に余裕があるからこそ、自然と笑顔が出る。
それが周りの人に好印象を与える事になり、周りもハッピーになる。

逆に人が離れていく人というのは、眉間にしわを寄せていたり、いつも怒鳴り散らしていたり、周りに威圧感を与えたりしていませんか。

笑顔は自然に周りへ伝染をしていくことになり、こちらが笑顔になると自然と笑顔になっていく。
楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのです。
笑顔を自ら作る事ができれば、周りも笑顔になっていく。
だから人が自然と集まってくるんですね。

朝おきてから笑顔の練習をしてみてはどうでしょう。
口角を上げるように表情筋を動かして見ながら、自然な笑顔を作れるようにしてみてください。
女性なら、顔の表情筋を鍛えることにも繋がりますから、美容効果、小顔効果もあります。

3:気が利く

人が集まる人の特徴として、まず自分がgiveをすること。
giveをすることで、相手に対してもいい印象を与えることになります。
率先して動いていますから、いろいろな人がお手伝いをしていくことになります。
フットワーク軽く動くため、人をうまく巻き込むことができるのです。

人が離れていく人の場合はtakeしてもらうこと。
takeをしてもらわないとgiveをしないというから厄介なんだ。
takeについても自分が気に入るものでなければgiveをしない。

気が利く人が人から受け入れられやすいというのは、「好意の返報性」という心理学が働いています。
人は誰かに何かをしてもらったら、自分も何かお返しをしなきゃいけなと思う。
自然と相手の好意を受け止めることができるようになるのです。

4:相手の要求が最優先

人が集まる人の特徴として、まずは相手の要求を最優先でおこなう。
何がしたいのか、どうしてほしいのか相手のニーズをしっかりと聞いたうえで、素早く行動を移すのが特徴。
人にgiveをすることで相手に対していい印象を与えることができる。
takeをしてもらう際にはしっかりと人を巻き込んでおり、信頼関係もしっかり築く事ができる。
give&takeということをいわれますが、こういう人はgiveをしまくることができる人です。
見返りを求めない人の特徴とリンクしてくることになります。

逆に人が離れていく人というのは己の要求を声高にいうことをします。
まずはtakeをしてくれたら、giveをすることにしているスタンスを取る。
自分がまず満たされることを重視するため、人は自然に離れていきます。
まずは人の立場に立って考えることができる人は、人が集まる。

5:小さい約束でも守る

仕事でもそうですけど、約束を守れる人は誠実ですし、期限よりはやく仕事を仕上げてくれる人は信頼も増していきます。
期限ギリギリでやり直すぐらいであれば、期限前に提出しながらアジャストをしていきます。
そうして提出期限ギリギリでお互いに最高のものを提案することができる。

人が集まりやすい人の特徴としては、約束の大小にかかわらずちゃんと守る人です。
約束は相手と自分の関係を構築する上で必要になるものです。

最近多いのが口約束、社交辞令などというものも守れない人が多い。
いつまでに返信をいただけますか?と聞くと、1週間後までには回答をします。
約束の1週間を経過しても音沙汰なし。
10日ぐらいしてから回答を催促しようとすると、居留守を使う。
出来ないなら出来ないとはっきりいえばいいのに、逃げまわる。
これが経営者だったら、そんな会社は信用できませんよね。

また、わかりやすいのが、セミナー等に出るとよくあること。
「また今度飲みに行きましょう」といいながら、「いつにいきますか?」と話すと、「あっ!今月はスケジュールがいっぱいなので、また連絡しますね。」とそれから音沙汰なし。
名刺をコレクションして、この人を知っているとでも自慢をしたいのかもしれませんね。

こういう人たちは人が離れていくことになります。
約束を守ることができないということは信頼ができないという事なり、それが噂になって人がどんどん離れていくことになります。

どんな些細な事でも約束してしまったことは、必ず守るようにしましょう。
忘れましたとか、あの場でのリップサービスですとかいうのであれば、最初っから約束をするような展開に持って行かないようにしましょう。

6:相手に共感性をもてる

人が集まりやすい人の特徴として、相手の人に正しい興味を持つことができる。
基本的には自分が聞かれたら嫌な質問や答えたくなさそうな質問はしません。
仕事や趣味の話など相手が一生懸命になっていることに話を集中することができる人です。
これは気が利く人と一緒で相手への配慮というものを感じることができます。

人が離れていく人の特徴としては、プライベートの事までズケズケと入りこんだことを聞きます。
よくあるのが飲み屋のトーク。パートナーはいるのか、なぜ結婚をしなのかなど、あまり答えたくないという質問を矢継ぎ早にしてくることがあります。
ほっといてくれよってことでも、顔色を変えたとしても、そんなのお構いなし。
ワイドショーのレポーターかというぐらいまで、細かいことを聞いてきます。

私も企業のトップと話をするときは相手のことを調べたうえで、相手が答えてもいいと思う内容の質問を3つ持っていくようにしていました。
相手が答えやすい質問や答えにくくない質問をすることでも好感度が上がります。

7:記憶力の達人

よくあることなのですが、一度ガッツリ話をした人とは名前と顔が一致するのですが、挨拶だけをした人というのは印象に残っていないことが多く、
セミナーや研修でお会いした時に、頭のなかがフル回転で誰だったっけと思い出すのに必死です。

人が集まりやすい人の特徴としては、一度しか会っていない人でもちゃんと名前を覚えておく。
名前を覚えておくことはすごく重要なことです。
名前を覚えてくれていると自分に対して興味を持っているんだなということに気づきます。
好意を持ってもらっているということがわかると、信頼感がましていきます。

人が離れていく人の特徴としては、名前を覚えないで曖昧な対応をしてしまうことです。
名前を覚えてくれていないので、自分には興味がないと感じてしまうこともしばしばあります。
一度マイナスになった信頼関係は、修復をするには相当な努力が必要です。

人が集まりやすい人、人が離れていく人というのは、それぞれに理由があるんです。
ちょっとしたことで正反対になってしまいますから、日頃からの行動を見なおしてみましょう。
原因があって理由があるわけですから、ちょっとしたことに気をつけることで、3ヶ月後、6ヶ月後の反応も変わってくることは間違いありません。

いきなり全部の行動を見直して実践することは無理がありますから、1つクリアして、1つクリアしてというように、少しずつ変えていきましょう。

よろしければサポートをお願いいたします!頂いたサポートについては、製作費として使わせていただきます。