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本当は教えたくない⁉転職の失敗リスクを減らす3つのポイント


求人票を眺めていては、答えは出ない

転職サイトを見ていると無数な求人票が毎週のように更新されている。
それだけいろいろな企業が人手不足によって求人を出している。

ハローワークや人材紹介にも無数な求人が出されていることを考えると、自分に合う求人を探すためにはどれぐらいの日々がかかるかわかりません。

ネットの口コミサイトで評判を調べたとしても、退職者の妬み、嫉みというフィルターを通しているので、色眼鏡で見てしまっているのが現状である。

干し草の中から針を見つけるぐらいの確率で本当の情報を見つけるのは至難の業であり、人を信用したり、誤った情報を信用したりすることで、失敗するリスクは高くなっていくもの。

ちくしょう~!転職だ~!と感情的に転職をする人が多く、冷静さに賭けている部分が多く、妥協している人が9割いる。

また、数年ガマンして転職すればいいと考えている人も多くいるのは事実であり、年間の転職希望者数が1000万人を超えたことも最近のニュースになっています。

就職をしたばかりの新卒1年目の新社会人も入社日当日に転職サイトに登録をするという時代。

転職に対するハードルが下がっていることもあるのですが、転職をする前に考え直してほしいことがある。

現職でやりきったかどうか
現職でポータブルスキルは身についたか
転職する理由はなにか

この3つの理由を考えたうえで、転職することに利益があるということを感じたのであれば、転職をしてください。

これからの時代は、組織や会社に貢献できない人材については、常に代謝対象となるだけでなく、出世レースから外し、自主退職に追い込んでいくことになる。

今までのような関係性ではなく、かなりドライな関係性に変化をしていくのはもちろんですが、人手不足だから大丈夫と高を括ると代謝候補になる。

実績やポータブルスキルを持たない人たちはドンドン淘汰されていく時代であり、格差が広がっていくことになる時代がすぐそこまでやってきている。

会社選びの3つの基準

会社選びの3つの基準は次の通り。
1:マーケットバリュー
2:働きやすさ
3:活躍できる場所

マーケットバリューについては以前からお話をしていますが、今伸びている業界へ転職する人はやめておいた方がいいでしょう。

マーケットが成熟している可能性があり、成長率が減少することがわかっているので、淘汰されていく可能性もある。

右肩上がりだからといって飛びついたのはいいけれど、数年後には業界全体が沈んでいる可能性が高い。

スタートアップ企業が複数競合しており、大手企業も競合をしているということであれば、まだまだ成長をするマーケットであることが証明されているので、数年から数十年単位では存続が可能でしょう。

2つ目の働きやすさというのは、リモートワークがある会社であったり、個人で仕事をするのか、チームで仕事をするのかなど人によって千差万別です。

残業時間が少ない会社、土日はしっかり休める会社、夏休みや年末年始休暇など長期休暇が取りやすい会社など、あげればきりがありませんが、あなたにとって働きやすい会社の特徴を3つアップしてみてください。

3つ目の活躍できる場所を見つけられるかどうかは、9割の人はスルーしていることです。

転職をして成長をして、活躍をすることで新しい活路を見出すことができるようになるのですが、ここを見逃しているというより、誰も知っていないことでもあります。

働きやすさはマーケットバリューとは相反しないのが、中長期的に見ると一致していることが多い。

活躍できるかどうかはあなた次第という抽象的な答えをいう会社については、成長性がないとみていい。

理由は言語化出来ない、チャンスは自分で掴むものだったけど、成長する杭をぶっ潰すことでイノベーションが起きない可能性が高い。

面接の時に質問の時間があると思うのですが、ここでちゃんと質問をすることによって、リスク回避をすることができるようになります。

1:どんな人材を求めていて、どんな活躍を期待していますか?

この質問は、イメージが言語化できているかどうかを確認するために必要です。

ここで言語化できていないというのはかなりリスクが高いと判断をしていいでしょう。本気で採用をするのであれば、どういう人材が欲しいし、こういう活躍をしてもらいたいという育成プランを用意しているから。

言語化できていないということは、勘、経験、度胸で採用をしていることがあり、面接官の直感でおこなわれており、採用してゴールと考えている人が9割だから。

2:社内で活躍している人や評価されている人の特徴はどんな人?
なぜ、活躍をされたり、評価をされているポイントは?

活躍している人の特徴や、評価されている人の特徴というのは、日々の洞察力、観察力がないとわからないことが多い。
その理由も論理的に的確にわかりやすく説明できないとなると、管理職失格であるため、才能を潰されてしまう可能性が高いので、違和感を感じたら、回避した方がいいでしょう。

3:自分と同じように中途採用をされた人が今現在、どのようなポジションでどのような活躍をされていますか?

これは会社全体が見えている人事はもちろんですが、同じチームでも活躍をしている人がいるので、面接官の観察力や洞察力を見るだけでなく、言語化能力、ロジカルシンキングなどを見ることができる。

わかりやすく、端的に伝えられるのはもちろんですが、具体的にこたえられることも必要である。
言葉に詰まったり、表情を曇らせたりするということになると、違和感につながるため、回避をした方がいいでしょう。

スタートアップ企業の3つの基準

会社選びの3つのポイントはもちろんですが、転職先としてスタートアップ企業を選択する場合にはさらに3つの基準が必要になります。

1:入社しようとしている会社の競合はどこ?競合も伸びているマーケット

入社している会社の競合先をベンチマークしておくのはもちろんですが、同じ業界なのに、入社しようとしている企業だけが伸びているということになると少し違和感がある。

競合先も一緒に伸びているということであれば、マーケット全体が伸びていることが裏付けされるため、伸びているということになるし、競合先があるため、さらに切磋琢磨してレベルアップをする可能性が大きい。

2:経営陣以外の現場社員も優秀なのか?

経営陣が優秀なのはよくわかりますが、現場にいる社員や管理職も優秀な人材が揃って少数精鋭で運営されているのかどうかを判断することになる。

周りが優秀すぎると自分自身が追い込まれてしまい、メンタルを崩す原因にもなるし、ポンコツ社員が揃っていると経営陣と現場が千切れてしまうことになるので注意が必要である。

内定獲得後でも構いませんので、現場のスタッフと面談や食事会をセッティングしてもらうことで、その時の反応を見て判断をする。

食事会をセッティングしてくれたり、会社以外の場所で面談をセッティングしてもらう会社であれば、本音ベースでいろいろと聞くことができるようになる。

会社の会議室だと社員の目が気になるのはもちろんですが、会話を聞かれており、悪い情報が出にくい特徴があるので気をつけてほしい。

積極的に質問をすることで反応をちゃんと見るようにしてください。
なぜなら、具体的にわかりやすく答えられれば、現場の優秀であると判断ができますし、具体的じゃなく、わかりにくい答えだったり、違和感を感じた時は、経営陣と現場が千切れてしまっている可能性が高いと判断できる。

3:同業他社の評判はどうなのか?

伸びている会社は評判が悪かったりするケースもあるので、注意をしなければなりませんし、評判がよくない会社に就職するということになるとイメージが悪くなってしまいます。

転職をする際には評判や評価については慎重に、商工リサーチの情報なども踏まえて判断をしなければなりません。

次の転職をする際に、あの会社にいたのか~っ!ということになると書類選考でお祈りメールが届くことになるので注意したいところ。

業界内での噂はすぐに届きますし、今後の人生のターニングポイントになってしまうリスクがあるので、注意してほしい。

その他の2つの基準

このほかにも2つの基準を設けておくといいでしょう。
1つ目は財務状況の確認
2つ目は口コミサイトの評判

現在では財務状況がすべてではありませんが、資金調達しやすい会社、黒字経営の会社というのは伸びしろがまだあると判断をしやすい。

資金調達ができることによって、その会社が持っている技術に対して評価されているということの裏付けになる。

新聞などを見ているとこういうニュースはすぐに見つけることができるので、チェックしておいてほしい事の1つ。

口コミサイトの評価については、相対的にいろいろな口コミサイトを見比べてみることをオススメしている。

1つの口コミサイトだけでは情報が偏ってしまいますし、それを信じてしまって間違った選択をしてしまう傾向があるので、気をつけてほしい。

いい意見、悪い意見が両方載っていると比べることができるし、内定獲得後の現場社員との面談などでも会話のタネにすることができる。


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