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自分にあったエージェントを選ぶ5つの方法
だって人間だもの
転職をするときだけに来るのがエージェントではありません。
登録の際にエージェントを見極める事によって、長い付き合いになるかもしれませんし、登録面談で終了するパターンもあります。
最近特に増えているのが電話面談という手段ですが、時間と交通費の節約になりますが、ここ一番での勝負駆けのときには大どんでん返しが待っている可能性が高いのです。
WEBであったとしても対面でしっかりと顔を見ながら話をしている時、電話面談で一度も会ったことがない場合では、信頼関係が構築できているようで実はできていないというのが現状です。
効率化、生産性の向上が目的になってしまったため、呼び込んで対面での面談をすることはあまりなくなった。
ITリテラシーが発達しているにもかかわらず、電話というアナログに頼ってしまうのがもったいない。
人として信用を得るのであれば、skype、LINE、ZOOMなどのWEBシステムを上手く使ってWEB面談を増やすことで、安心と信頼を勝ち取っていく時代になっています。
1:人間関係がベースになっている
転職エージェントも候補者も、結局は人間同士の付き合いになります。
この人に相談をするといろいろなことに応えてくれる、直感的にこの人にお願いをしたいと思わない限り、転職活動をお願いすることはないでしょう。
面談の時にいろいろと深掘りをしてくれたり、新しい視点を見つけ出してくれたり、小さな悩みを解決してくれたりすることで信頼を得ることができ、信用預金が貯まることになります。
面談時にマウンティングする人や上から目線の人が出てくると、そのエージェントは選択肢から外れてしまうことになります。
営業でいうと機会損失であり、そういう人は一部いらっしゃいますが、時代の流れに合わせて傾聴する、問題点を見つけ出して解決する、等身大の話をするうことができるようになるには、本人の気付きが必要になるでしょう。
10社のエージェントと話をして、そのうち3社に絞ってみましょうといい続けている理由の1つです。
3割という数字はすごいいい数字ですし、出てくる人によってエージェントのイメージも変わりますから、数をこなしながら質を高めていくことが必要になっていきます。
2:コミュニケーションは多すぎず、少なすぎず
この人なら信用できるかな?とか、この人に今回の転職をお願いしたいと感じたら、しっかりとコミュニケーションをとりましょう。
メール、電話、SNSなんでも構いませんので、気になったことや現状を知らせておくだけでも違います。
例えば面談の時に話ができなかったことや不安に思っていることなどがあったら連絡を入れておいてください。
転職エージェントはあなたに代わって転職先との交渉をしてもらうことになりますので、できるだけ情報を共有しておくことが必要になります。
私も昔エージェント時代にやっていたのが、その人のパーソナリティを理解することで推すポイントがスキル面だけでなく、パーソナリティで勝負することができるからです。
マネージメントスタイルやコミュニケーションスタイルなど、提出書類だけではわからない部分ってすごく重要で、パーソナリティが社風にあっていたり、チームにあっていると判断をすると、違う売り込み方をして面接設定をしてもらい、内定を頂いた方がいらっしゃいます。
その方は今では大手企業の役員にまで出世をされています。
30〜60分の面談で得られる情報というのはすごく限られたものであり、最低限の情報しかありません。
転職に関する不安があったり、心配していることなどがあったらどんどん質問をしてみるといいでしょう。
また、エージェント側から投げかける質問については、ちゃんとした意図があるということを理解してください。
もし、戸惑うようなときには「この質問ってどういう意図があるんですか?」と聞いて見てください。
ここではっきり応えてくれるエージェントであれば問題ありませんが、抽象的な応えをしてきたり、意図がわからない回答をしてきた場合には、新しいエージェントとの接点を持ったほうがいいでしょう。
3:進捗状況の共有をしておくこと
転職活動はエージェントを利用して行うだけではありません。
求人媒体から応募をしていたり、SNSを利用していたり、友人からの勧められた企業でうけていたりします。
エージェントが入ることによって得られるメリットがあります。
・進捗スピードを合わせるように、選考スピードを上げてくれる
・面接で言えなかったことを伝えてくれる
・言いづらいことについても交渉をしてくれる
など、自分の苦手なところや聞けなかったことなどについて、うまく利用することができます。
最近ではSNSの発達に伴って、メールだけではない方法で連絡をとることが可能になりました。
Facebook、LINE、Slackなど連絡が簡単に取れるツールがあるので活用をしてみるといいでしょう。
これがあるのとないのでは動き方が全く変わってくるから不思議なぐらいです。
4:転職活動後も弱いつながりを保つ
人生100年時代と言われていますが、転職も3年に1回訪れるかもしれません。
そのたびごとにエージェントを探して、自分を理解してもらってという作業を繰り返すのは非常に時間がもったいない。
そこでオススメをしているのが、転職活動後も定期的に連絡を取ったり、定期的にランチや飲みにいくことをオススメしています。
転職活動をしないまでも、転職に関する最新の情報をもらうことはもちろんですが、近況を知ってもらっているだけで、転職のタイミングを見計らい転職先を紹介してくれる可能性もあります。
また、キャリアに困った時、人間関係に悩んだ時にも相談できる相手として利用していくことができるようになると、エージェントを新しく探す必要がなくなっていくでしょう。
もし、そのエージェントがサポートできない場合や専門外の場合については、別のエージェントを紹介してくれる可能性もあるので、幅が広がっていくことになります。
5:金銭の利害関係が直接発生しない関係
KPIや数値目標が露骨に出てくるエージェントもいます。
内定が出た後、今までの対応と全く違うイメージになる人もいます。
なぜなら、エージェントも営利団体であり、目標数値を追っているからです。
こういうエージェントにぶつかった時には、内定を辞退することも視野に入れてください。
理由としてはハッピーな転職にはならない可能性が高いからです。
エージェントは数字を追うあまり、本性がそこで出てくることがよくあります。
無理矢理クロージングを仕掛けてくるということは、あなたから選択の主導権を奪い、コントロールしたいという意思表示でもあります。
クロージングの際には、現職に残ってもよし、転職してもよしというスタンスでないと、大どんでん返しを食らうことは間違いありません。
職業選択の自由があるわけですから、内定承諾をする前にお断りをすることをオススメします。
クロージングの際にもしっかりと寄り添って一緒に考えてくれるエージェントを見つけられた時は、その1回の転職だけではなく、弱いつながりを保ち続けることが必要になるでしょう。
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