キャリアの棚卸しで押さえておきたい!4つのポイントとは!?
体幹トレーニングとキャリアの棚卸しの共通点とは!?
スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋というように季節の変わり目にはいろいろなことを始めたりする人も多くいます。
最近では人生100年時代と言われており、体力年齢、筋力年齢という言葉がありますが、健康に気を使う人が増えているのは事実です。
街中を歩いていても、ウォーキングをしている人もいれば、ランニングをしている人もいたり、ロードバイクに乗っている人など、いろいろなスポーツをしながら体力、筋力をつけようとしている人が増えています。
また、折込チラシやスマホやパソコンの広告でもジムの広告などを多く目にする機会が増えてきました。
体幹が鍛えられているといろいろなスポーツをしても、軸がブレず余計な力が加わらず、スムーズなフォームになりやすいといわれています。
筋力が増えることで代謝が高くなり、痩せやすくダイエット効果も得られ、健康第一になっていく。
キャリアにも同じことがいえて、軸がしっかりしていることで、いろいろな枝葉が増えていくことになります。
職務経歴書に何も書くことがないし、これといった他社でも通用スキルがないといわれてしまうケースが多いのですが、当然のように思っていることであったとしても、他人にとってはお宝だったりするケースが多くあります。
いろいろな部署を経験しているから軸がないとか、社内で表彰されたことなどなくてもいいんです。
ちょっとしたことだと思いこんでいたりすると、それが当たり前になってしまうのですが、些細なことでもいいから書き出すようにして客観的に見ることが必要になります。
これから年始の転職市場、年度初めの転職を狙う人たちから相談を受けることが増えているのですが、基本的なことから職務経歴書の書き方について再度考えてみました。
1:転職しても使えるスキルとは!?
スキルと言われると思いつくのが資格のことですが、ここでいうスキルは実務経験ですので、間違えないようにしてください。
・営業(法人営業、個人営業、有形商材、無形商材のどういう組合せ)
・経理(単体決算、連結決算、J-SOX、IFACE…)
・プログラミング(C言語、C+、C++、JAVA…)
・人事(採用、労務管理、能力開発…)
・マーケティング(デジタルマーケティング、商品マーケティング…)
・商品開発、商品企画(アライアンス契約、商標登録…)
・WEBデザイン(HTML、Illustrator、Photoshop、コーディング…)
今までに実務経験でやってきたことに対して細かく思い出して書き出してみましょう。
そこからあなたのベースになっている実務経験が浮かび上がってきます。
4つのポイントが終わったところで整理をするので、この段階では列挙できるようにしておくことがポイントです。
箇条書き、付箋に書き出すと客観的に見ることができるでしょう。
また、似たような経験をグルーピングするときにも書き出しておくとやりやすい。
2:他社でも通用する経験とは!?
結論から言うと、1で上げた実務経験でどういうことをやってきたのかを細かく分解してみてください。
ちっちゃなことでもいいので、いろいろなことを思い出してみましょう。
・マネージメント経験(部下◯人のマネージメント)
・プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの経験
・新人育成(年◯人、目標達成率◯%達成)
・新規顧客開拓(年間◯件、月間◯件)
・目標達成率(目標値、目標達成率◯%)
・新規事業の立ち上げ
・新しいツールを入れて、残業時間の削減、離職率の削減
ちょっとしたことでもいいので、数字を入れると真実味がまして伝わりやすくなります。
面接対策ではこのコトをベースにして、苦労したエピソードなどを混ぜて話せる様になると印象が良くなるでしょう。
3:他人からよく頼られたことって???
会社の中には生き字引と言われる人がいることがよくあります。
こういう問題なら◯◯さんに聞け!みたいなことってよくありますよね。
これって、社内の信用預金が高くなり、いろいろなひとが知っているという状態です。
社内でバズるという状態に近いでしょう。
他人が頼ってくれること=あなたの強み、得意分野だったりすることが多く、このことについて当たり前すぎて忘れてしまっていることがよくあります。
例えば、野村克也さんを例に出しますが、監督時代に「野村再生工場」といわれていました。
一度ピークを過ぎてしまった選手を再び復活させることができる人道掌握術を持っていたり、自分の経験をアドバイスすることで選手本人が気づき、挑戦することで才能が再度開花することがあったからです。
どんな頼み事をされたのかを思い出すことによって、転職先でも活躍できる原体験がそこにはあるかも知れません。
4:他人が苦手、自分が得意なこと???
他人が苦手なことであったとしても、自分なら得意なことがあったりします。
生産性重視、効率化重視しているからこそ、こういうスキルも1つの武器になります。
営業タイプの人はコミュニケーション能力が高く、事務的な作業が苦手であったりします。
SEや経理系のタイプの人は、事務的な作業が得意であり、コミュニケーションもそこそこ。
人によって得意分野、不得意分野があり、それを相互補完できるような組織が理想的であるといわれています。
もしくは、時間を忘れて熱中してしまうことは何かありますでしょうか?
プログラミングをしている時、SNSで発信をしている時、Blogを書いている時など、寝食を忘れてガンガンやってしまうこともあると思います。
コツコツと毎日できることで、熱中できることがあるということは素晴らしいことです。
やり続けられる人というのは本当に数%しかいないので、このカードを持っている人は希少価値がぐっと上がっていくことになります。
個人でホームページを持ち、Blogであったり、SNSを連携させておくことによって自己紹介の代わりをしてくれるようになります。
◯◯といえば☓☓さんと認識をしてもらうことによって、コミュニティーでもその道のプロとして認められますし、ホームページやSNSをうまく活用することができるようになれば、会社に頼らず働くことも夢ではありません。
4つのポイントが出揃ったらまとめてみよう
職務経歴書はあなた自身の取り扱い説明書と考えてもらうとわかりやすいかも知れません。
面接官はあなたがどういう人なのかということは知りませんし、先入観と思い込みを持って面接をしているかも知れません。
まずは職務経歴書を格好悪くてもいいので作ってみましょう。
転職サイトに登録する際には、企業別、時系列にまとめることが多くあります。
4つのポイントを押さえながら、本や説明書でいう項目を作りましょう。
Aという企業では、営業の仕事で国内事業から海外事業
Bという会社では、営業の仕事で海外事業
Cという会社では、営業の仕事で海外事業を任されながらマネージメント…
というように列挙する形で構いません。
その後に具体的な数字を入れていきましょう。
目標◯◯万円 実績◯◯万円 達成率120.8%などと数字が入る事によってイメージがしやすくなります。
あとは転職サイトで応募をしながら修正をしていったり、転職エージェントに登録をして職務経歴書の書き方を聞いたり、修正したり、弱いつながりで有料にはなるけれど職務経歴書の添削をしてくれる企業に聞いてみたりすることで修正をしながら、受けのいい職務経歴書を作ることがポイントです。
面接までこぎつけることができるようになったら、あとは職務経歴書に沿ってストーリーがあり、未来に紐付けすることができるように話をしていくだけです。
書類選考の通過率は10〜15%ぐらいといわれており、年齢が重なるにつれてパーセンテージが低くなっていきますので、職務経歴書についてはスキマ時間を有効的に使いながら、定期的にキャリアの棚卸しをしておくことをオススメします。