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勢いのある会社7つの特徴

workshiftと働き方改革のハイブリッド戦略

​人生100年となった時代に突入をして、社畜から囚人に変化しつつある時代。
それにともない、私達の働き方も変わっていくことになる。

2010年代前半には社畜という言葉が流行りました。
長時間労働が当たり前、休日出勤が当たり前、サービス残業が当たり前だった頃。

これは昭和の古き悪しき習慣がそうさせてしまったといっても過言ではない。

東京が深夜まで明るい理由は、24時間戦えるビジネスパーソンが多いからということまでも言われていた。
始発で出勤、終電で自宅に寝るだけの往復をしていた時代。

これは高度経済成長時代から続いている会社にどれだけ貢献をしているのかということを示す方法であり、唯一会社へ忠誠心を魅せるためのポージングだったとも言える。

上司が帰るまで下のものは帰れず、連帯責任のように残業をしていた時代。ここで長時間労働問題が発生をすることになった。

サービス残業が横行して、残業代の未払いが発生することになり、安価に従業員が働かされているということが表面化する。

家督といわれる労働基準監督署の組織が狙った企業の労務管理実態の不正を暴くことになる。

それにともない、ワークライフバランスという言葉が流行るようになった。

それとともに、女性が活躍できる社会をつくるという政府の方針もあり、いろいろなことが同時発生している。

長年の課題であった過労死の問題についても見直しがされるようになりはじめ、長時間労働問題が大きく動き出そうとしていた矢先に電通事件が発生をしてしまうことになる。

この時間をきっかけにいろいろな企業が色めき立つことになった。

今までは暗黙の了解として認めていたことができなくなってしまうことになるからである。

大きく働き方が変わっていくことになったきっかけとなった。

海外では当たり前になっている働き方について、お話していきましょう。

その1:遊んでいるように仕事をしている

最近では福利厚生の一環でバーを完備しているオフィス、お店のようなディスプレイをしているオフィスなど、従来のオフィスとは違うオフィスにしている企業がIT系を中心にふえてきています。

オフィスといえば窮屈な空間であったりすることも多く、クリエイティブな仕事には向いていないということもある。

アメリカでインターンシップをしていた時に気づいたことがあります。

成果をしっかりと上げているにも関わらず、オフィスでは遊んでいるように見える不思議な空間でした。

日本でも、楽しみながら働くことを支持する会社が増えています。

なぜなら、そのほうが成果が上がるから。

では、どんな仕事が楽しいのか。

そのひとつとして挙げられるのは、「前例がないことに取り組む」。

ルーティンの仕事で過去に連なる成果を求めるのではなく、あたらしいことを自分たちで作っていく。

その面白味を、実感する。やりがい溢れる事業に取り組む会社が今、続々と出始めています。

その2:ルールは縛られるものではなく自発的に動くためのもの

仕事の楽しさや満足度に大きな影響を与えているもののひとつとして、自由度が挙げられます。
ある世界的なIT企業では、目標が会社や上司から降りてくることはないといいます。目標は自分で決める。

そして、みんなチャレンジングな目標しか作らない。

低い目標を立てて100%達成するよりも、難しい目標を立てて80%しか達成できなかったほうが評価が高くなることもあるそうです。

また、社員が自由に発信できる社内ツイッターのような仕組みがあったり、こういう仕事がやりたい、と申し出ることができる「オープンマーケティング」という仕組みがあったり、社員を縛り付けるようなルールよりも、社員が自発的に動けるルールを作っています。

その3:社員の自由度や遊びココロが企業の競争力を上げる

ビジネスで勝つ方程式は大きく変わっています。

昔ならば、同じエリアにある他のメーカーがライバルだったため、勝つことはそれほど難しいことではなかった。

しかし、今や世界中がライバルです。

社員に自由を与え、会社をイノベーティブにすることは、企業の競争力を高めることでもあります。

そして、自由であるということは、社員のクリエイティビティが上がる会社である、ということも言えるのです。

その4:入社パス、出戻りパス

徹底的に頭脳労働にこだわり、急激に成長を遂げた日本企業があります。

1996年に設立されたソフトウェア会社の、ワークスアプリケーションズです。
この会社の方針は、優秀な人材しか採用しない。

そして、人の成長に徹底的に投資する。

徹底的に優秀な人材を集めれば、会社は成長する。

それを実践し、社員が成長を自ら勝ち取る場としてのプラットフォームを作り上げたのです。


他の会社に行った後も”内定”が生きている「入社パス」。

一度退職しても戻ってこられる「カムバックパス」。

毎年4万人の応募がある大規模なインターンシップ「問題解決能力発掘プログラム」。

結局、ほかの会社に入っても、半分近くがのちに入社パスを使ってワークスアプリケーションズに入社しているのだそう。

頭脳労働にこだわり、しっかりと適性を判断し、優秀な人材は逃さない。こういう会社もあるのです。

オラクルについても退職をした社員に対して、一定の基準を満たしていれば出戻りを認めていたり、

会社への貢献が大きくなればなるほど、元の職場に復帰をすることができるチャンスも増えています。

社内の信用預金と圧倒的な実績がなければ戻れないというのが実情です。

私の周りにも元いた会社へ出戻り社員として復帰をされている方も多くいます。

その5:楽しんで仕事をしているのか、奴隷的に仕事をしているのか

あたらしい働き方、というと自由で趣味的な会社をイメージされる人が多いかもしれません。

実際に、好きなことを仕事にし、仕事が趣味になるような自由な環境をつくって成果を上げている企業もあります。
しかし、必ずしも趣味的ではなくても、社員が満足しており、ここで働きたいという人が多い会社もあります。

重要なことは、自分がどちらを志向するタイプなのか、ということ。

実はビジョナリーに仕事をするほうが合っているのに、「こちらのほうがあたらしい働きかたかもしれない」と趣味的なほうを選択してしまうと、間違える危険性があるわけです。

その6:その仕事、Priceless

時代とともに、仕事をするモチベーションも大きく変わってきています。

これまでは「会社が大きくなっていくこと」「自分の報酬が大きくなっていくこと」「ポジションが上がっていくこと」などがわかりやすいモチベーションでした。つまりは、お金や地位です。
今は、お金や地位に関心がないとは言いませんが、「どうやって世界を変えられるのか」「世の中にインパクトを与えるものをデザインしなければならない」、そういった使命感が強くなっているように感じます。
「会社を成功させたい」というのはモチベーションは、もちろんあるでしょう。

その先に、「世の中にいい影響を与えよう」という空気が生まれる。

それはハードワークの会社でも全社員が一生懸命働ける、大きなモチベーションになっているはずです。

その7:ピラミッド型組織から文鎮型組織へ

社員にとって、会社はいろいろな仕事ができるプラットフォームになっていると言えます。

会社でなければできない自由な発想やダイナミックさを求めて、むしろ会社に所属する道を選ぶ、という選択もあるということです。

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