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市場価値=原体験の価値☓業務スキル

会社の成長度合いによっても変わる!?

企業の成長は30年1周期ということをいわれています。
100年企業と言われている会社が30年に一回、新陳代謝をする意味合いもあると言われています。

会社の成長は大きく4つに分けられます。
1:黎明期、創生期
2:成長期
3:安定期
4:衰退期、再編期

転職をする際にこの4つの会社のポジションを理解していると、入社後のミスマッチが少なくなっていくのは間違いありません。
どうしても転職をする時に職務内容が中心になったり、年収が中心になって決断をする人が多いのですが、入ってみてびっくりしたり、前は当たり前だったことが、今では当たり前ではなくなってしまったりすることも多々あります。

システムが違ったり、部下がやることを自分でやったりすることになるので環境適応能力も必要とされるので、会社のポジションがどこであり、どういうことを期待されているのかをしっかりと理解することがポイントです。

1:黎明期、創生期
創業したてということもあり、資金面でも気持ちの面でも余裕がないのが現状です。1つの事業を当てるために必死になっている時期でもあります。まだまだ認知度がないため信頼度もなく、いろいろなことに気を配り、知名度と信頼度を勝ち取るためにいろいろなことを試行錯誤しながらやっていく時期です。

この時期の会社組織の多くはワンマンと同志のギルト集団というイメージが強くあります。ビジョンや構想を語るワンマン社長に、それを応援するコアなファンが集まってくる傾向が強くあり、1つの事業を成功させるために必死になっている時期でもあります。
ここで一発当てることができると次のフェイズに移っていくことになります。

創生期に集まってくる人の特徴として、ワンマン経営者、個人商店の集まりと言っても過言ではありません。ビジネスの構想力があり、ビジョンが明確になっている人に対して、コアなファンが追随する形になります。
日本企業の中小企業でワンマン社長と腰巾着みたいな役員がいる会社もこの流れをくんでいるのは間違いありません。

この時期に採用したいと思われる人物像としては、カルチャーフィットというように、社長や役員のファンであり、会社のファンであることが求められます。
手弁当でもいいから一緒に仕事をして、汗水たらして一攫千金を狙って頑張れる同志を求める傾向が強くあります。

そして市場のニーズと自社のサービスが合致した時に一攫千金をあてることになり、次の成長期へと入っていくことになります。

2:成長期
創生期に一攫千金をあてたあと、さらなるステップアップを目指すのが成長期です。
躍動感が湧いてきて活気に満ち溢れている時期でもあり、イケイケドンドンという時期でもあります。

この時期の会社の特徴としては、とにかく明るく、活気があり、勢いを感じる雰囲気を持っています。
とある企業では来客に対して全力で挨拶することがあったり、営業の姿を見ているとすぐにわかります。

この時期の会社の特徴としてあるのが、兼務していた業務がスペシャリストたちに引き継がれていくため、専門家が集まり始める時期でもあります。
社長が人事、経理を兼務していたのが経営企画室長が入り、人事が入り、経理を採用することによって、業務が縦割りになる時期でもあります。

営業は成功も失敗も共有することで成功パターンを身に着けていくことになります。
売上を上げることで癒やされる事となり、業務拡大、人員拡大の流れになっていく時期でもあります。

3:安定期
この時期になるとビジネスモデルが確立されており、計画的に組織的に事業を進めていくことになります。
成長期に比べてビジネスの伸び率が鈍化するため、ブランディング、独自性を出す事によって、ビジネス寿命を伸ばすことで必死になる時期です。

スペシャリストが集まってきて、優秀な人材が集まりつつありますが、組織化されることによって、離職者も増え始めるのがこの時期。
欠員補充で採用をしていくけども、期待値を超えるスキルをもった人がなかなかいない状況で思考停止になりつつある時期です。

4:衰退期、再編期
市場の変化によって今までのビジネスモデルが終焉を迎える時期です。
一部優秀な人材が集まる部署は売上の確保ができるのですが、それ以外の部署については、スクラップビルドの対象になる。
早期退職者を募るのもこの時期にある企業がほとんどである。

会社のフェイズを見極める!?

仕組み化をしてルールを守らせる安定期の会社から、イケイケドンドンの活気のある成長期の会社へ転職をすることは、かなりのリスクを追うことになります。

なぜなら、成長期の会社にはルールはあるけれど、例外もある。
売上につながるのであれば、蛇の道は蛇で泥水をすすっても、利益になることであればやってしまう傾向がある。

正義だけでは戦えないビジネスの戦場において、売上を確保するためには手段を選ばないため、ストレスがたまりやすい環境にさらされて、心のバランスを崩してしまう人もいる。

また、フラットな組織に対して、階層別に指揮命令系統をガッチリとつくり、ルールを作り、運用することや、安定している会社のやり方を導入しようとすると浮いた存在になってしまうこともあります。

フェイズをまたぐと高収入への道!?

たまにあるのが日本企業を買収した外資系企業にいた人で、外資系企業の無理難題を交渉しながら、日本企業のいいところを守って会社を再生させた人は年収が700万円から1500万円に一気に2倍以上になった。

買収をされたことによって今までの日本企業の体質から、一気に外資系企業のやり方と体制がしかれることになりますが、そこで思いもよらない才能が開花したのは事実です。

外資系でも日本企業でもトップダウン型の組織に対して、交渉をしていきながら、実績を残せる人は本当に貴重な存在であるとともに、交渉力、営業力を持っているため、社内での信用預金を集めることができ、大きな動きができるようになります。

こういう功績以外にも自分のキャリアを棚卸ししてみた時に貴重なタグになる経験をしていることがあります。
そうしたタグを掛け算することによってオンリーワンになる可能性があり、企業によっては是非ともほしい人材になることは間違いありません。

市場のニーズと自分が持っているスキルが合致した時に年収がアップする確率が高くなります。
貴重な原体験をしているかもしれませんので、細かいことをまでキャリアの棚卸しをしてから、エージェントを活用して市場のニーズとあっているのかどうかを確認してみるといいでしょう。

対応できる領域を広げていくことができるようになると、大手企業からヘッドハンティングされる事ある時代です。
日本企業より外資系、大手、ベンチャーと選べる幅が広がって、年収アップもできるchanceが増えていくのと同時に、会社にとって年齢を重ねても必要とされる人材になれるchanceがそこにはある。

外資系の海外支社長をやるかもしれないし、大学教授のオファーが来るかもしれない。
早期リタイアをしたいのであれば、それも1つの方法。

市場のニーズと仕事の値札が合致すれば夢を叶えることもできる。
そのためには若いうちから逆算をしていろいろなことに挑戦をしながら、原体験を積んでいくことが求められる時代。

「サラリーマンは気楽な家業と来たもんだ」ではなく、「いかにして自分の仕事の値札を上げていくのか」という時代に差し掛かっているのは間違いありません。
そのうち、プロスポーツの世界と一緒で年俸制の青天井になるかもしれませんし、契約金や移籍金などの問題が発生するかもしれません。

時代の流れは刻々と変化をしており、市場のニーズも変わってきています。
その変化に対して柔軟にかつ大胆に攻めることができなければ意味がありません。

目標からの逆算はもちろん、目の前にある仕事を徹底してやってきた結果としてのキャリア、どちらも悪いものではありません。
成功したのか、失敗したのか、自分が決めることではなく、他人が決めることだと言うことを肝に銘じておきましょう。


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