知らないとヤバい⁉理不尽と不条理のビジネスパーソンゲームで勝ち残るための3つのポイント
時代とともに変わってきたリーダーシップ
長年人事関係の仕事をしていると気づくことがある。
外資系を目指すのであれば、セルフブランディング、リーダーシップは必要です。
内資系を目指すのであれば、ペーペーシップを学ぶできなのではないかと。
個人の力に限界を感じ始めてきた企業がチーム力、組織力で戦おうとしている。
そうした時に社風やチーム運営がキーを握っているのは言うまでもない。
最近ではリーダーシップについても大きく変わってきたのは時代の流れかもしれない。
昔は強力なリーダーシップを持った人が、組織やチームの先頭を走っていくことで、組織全体、チーム全体がレベルアップをしていくことが当たり前の時代でした。
しかし、最近では強いリーダーでなくても、フォロワーシップのリーダーも求められるようになった。
弱みを見せて人間らしいリーダーシップであったり、ポンコツリーダーも今の時代には必要とされている。
リーダーシップについては時代とともに変わってきていますし、過去の成功体験が現在では全く通用しなくなっているから、不安や恐怖に襲われてしまうことになる。
ハレーションを起こさないようにしないと…
新人がいきなり入ってきてリーダーシップを発揮すると、ハレーションが起きやすい。
チームリーダー、チームの構成員のプライドを踏みにじることになるから、ハレーションが起きる。
一歩間違えば、パワハラと受け取られてもおかしくない状況を起こすチームもある。
例えば、会議に参加をさせなかったり、重要事項を伝えなかったりするのが当たり前になったりする。
チームとして動いているのであれば、会議には全員で参加をすることが原則であるが、リーダーの権限や古参社員の権限でこういうことをやっているところもある。
子供のいじめと変わらないのである。
根回し、社内政治を知らないとこういうことになり、転職をしていくことになる。
また、別の例では、鳴り物入りで入ってきた人材が全く使えない人材であるとわかったとき。
大手企業の看板を引っさげて入社をしてきたが、仕事ぶりや人柄などをみていると、落第点の人がいる。
使えない管理職の下で働くことは、時間の無駄にもつながることがある。
部下の手柄を自分の手柄のようにして、会社へアピールする上司、自分のことは絶対主義の信長型の上司など、モチベーションストッパーの上司につくと、仕事が面白くなることがなくなっていくことが多い。
そうすると、部下が謀反を起こすことも多い。
すぐに失脚をすることはなく、人事や他のチームの力をかりて、根回しをしていかないといけない。
離職率を下げないためにも、管理職研修などでしっかりと認識をしてもらいたいことも多い。
出る杭は打たれるんだな…
日本企業の古き悪しき習慣。
スタートアップ企業やIT企業は別の話ですけど、10年以上続いている会社の場合、会社文化が出来上がっている。
出来上がった会社文化をぶっ壊すには時間がかかるものであり、粘り強くやっていかないといけない。
そうカンタンにはいかないのはわかっているけど、変えていかないと進化はできない。
現状維持は衰退を意味する言葉であり、右肩上がりの目標も達成するには、全員一致で戦わなければならない。
会社から一方的な目標数値についても、真剣に考える人もいれば、適当に考える人もいる。
目標達成をすることはヒーロー扱いされるが、目標を達成しないとお荷物扱いをされる。
目標を達成している人がいろんなことを言うと、すぐに採用されやすい。
会社への貢献度もあり、さらに発展したいと思うのであれば、そうしてみようという形になる。
逆のパターンはあまり信用されず、お荷物以外のなにものでもなく、戦力外通知をしたくてたまらない。
目標を達成していても人間力や政治力がないと出る杭は打たれる。
冷ややかな視線が痛いと見えることもよくある。
異質すぎる人たちも煙たがれる存在になる。
一度整理をして見たらわかることもある
チームビルディングをしていてわかることが多いんですけど、組織を縦割りにすることをなくすことで弊害がすべて解除されることが多い。
縦割り、縄張り主義がそうさせているのかもしれない。
クロスファンクション的に色々な仕事をシェアしながらやっていくと、
自ずと色々なことを考えながら仕事を進めることができる。
また、会議でも相手の立場や仕事内容が少しでもわかるといろいろと意見がいえる。
しかも一方的な意見ではなくなり、相手に対してもしっかりと配慮ができる。
また、リーダーをおかずに仕事をさせてみると、意見が活発にでる。
役職や雰囲気があるとモノを言いづらいということもある。
そういうものを意識的に排除することによって、チームが変わることもある。
リーダーシップには、いろいろな意味がある
リーダーシップについては、いろいろな意味がある。
先頭を引っ張っていくことがリーダーシップだと思い込んでいる人が多い。
しかし、サポート役に徹することから始めると信頼関係が強固になりやすい。
問題が発生した時にこの差が出てくる。
先頭を引っ張っていくタイプの場合、トップダウンで問題を処理してしまう。
自分ができると思っているから、自分が動いてしまうケースがほとんど。
サポート役に徹するタイプの場合、ボトムアップで問題を解決しようとする。
問題の本質を見抜いて、どう対処するのが一番いいのかを丁寧に話をしていく。
気付きを与えることによって、いろいろと成長をさせるポイントをしっかりと抑えていく。
リーダーシップを学ぶ前に、ペーペーシップを学んでいたほうが、
20代のうちは可愛いがられて、いろいろな人を見ておくといいでしょう。
リーダーシップを学んでいくと、30代以降のマネージメントをするときに、
自分の教科書として生きることでしょう。