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キャリアチェンジをする前に覚悟しておきたい3つのこと

理由と関連性を明確に伝えられるかどうか

キャリアチェンジをする応募者に対して、最初の質問は…
「あなたはなぜ(前職の職種)を続けることを考えなかったのですか?」とか、「あなたはなぜこの時点でキャリアチェンジをしようと考えたのですか?」という質問をする。

この質問から見たい点というのは仕事の意欲とキャリアビジョンについての2つです。

キャリアチェンジをするには理由があります。
それが全く関係のない職種になるのであれば見当違いということになる。
20代のうちにはそういうことも可能ではあるが、年齢を重ねるとキャリアチェンジはできなくなる。

なぜキャリアチェンジができなくなる確率が高くなるのでしょうか。
中途採用は即戦力になると思う応募者を採用する事になりますから、キャリアチェンジで未経験者を採用するとなると、新卒レベルと判断されても仕方ない。

そのため、20代のうちはキャリアチェンジができる確率が高くなりますが、
30代に入る頃にはキャリアチェンジをすることができにくくなる現状があります。
専門性と経験が問われることになるので、キャリアチェンジの未経験者を採用するにはリスクがあります。

採用担当者が一番気にしている点は前職の職種が嫌になって転職をしようとしているではないかと感じています。

また、新しい仕事に対してしっかりと理解をしており、努力をしているのかという点を見ています。

面接でいいことをいっていたとしても、実力が伴わないことがわかると試用期間の延長か雇い止めになるでしょう。

キャリアチェンジをする理由を明確に伝えると同時に、異業種、異職種でも活かせる経験やスキルについて、きちんと棚卸しをしておくことが必要です。

新しい仕事に対して自己啓発などをしていることを伝えることで、本気でキャリアチェンジを目指しているということが伝わるように話をしていきましょう。

スキルや経験がないからといって、「やります。がんばります。」という印象を与えない様にしないといけません。

チャレンジャー精神というのは伝わってくるのですが、前のめり気味だということになると、本当に自己啓発をしているのかという疑問を持たれてしまいますで、程々のアピールをしましょう。

将来のキャリアビジョンをしっかり語ろう

もう1つの質問としては、「あなたはこの仕事を通してどうなりたいですか?」という質問である。

この質問はあなたが本当にキャリアチェンジをして自己成長をしたいということについて、腹が括れているかどうかを確認するために聞くことがよくあります。

面接官としては採用=投資になりますから、プロ意識がない人を採用する気持ちはありません。
チームの中でぶら下がり社員がでてしまうことは、自分の評価を下げることに直結してしまいますから、覚悟を確認するためにあえて聞く質問になっています。

ここで出てくる運命の分かれ道は…
逃げる転職をしているかもしれない応募者をあぶり出すことになります。
逃げる転職を考えている応募者については、キャリアビジョンが描けていないことが多くあります。

例えば信頼と実績を勝ち取った上で、昇進をしたいですとか、抽象的な言葉が並びます。
抽象的な言葉が並ぶということは具体的に考えていないということと判断をされてしまいますから、しっかりと具体的に語れないと難しいと言える質問でもあります。

この質問をクリアするためには、まずは職種についてしっかりと理解をすることが必要になります。
中途半端な理解度ではキャリアチェンジをしたいという気持ちが伝わりません。

キャリアチェンジをしたいんだという信念を確認する事になりますので、今までの経験や職種についての理解など、しっかり自分自身の過去、現在、未来をつなげる様にしましょう。

ラインで一貫性があるということになるのであれば、好評価につながることは間違いありません。
キャリアチェンジには相当なエネルギー量が必要になりますからその点を踏まえて、自分のキャリアについて明確に簡潔に答えられるようにしてください。

人事異動は当たり前だと思うこと

中小企業であれば転勤はありませんが、全国展開している企業にとっては人事異動で転勤が当たり前です。

また、日本企業のほとんどがゼネラリストを育成することを目的にしているため、入社してから数年後にいろいろな部署の異動があることを確認するケースが最近増えています。

世の中の流れは、グローバル化がすすみ、ビジネスのスピードが上がっているため、ゼネラリストよりスペシャリストの育成が急務であるという流れになっていますが、日本企業は昔ながらのゼネラリストを育成していくことが幹部候補への近道と考えている。

専門家がたくさん集まることで結束すれば化学反応が起きるのはわかっている人が少ないと思います。

徳川家を支えていた四天王はそれぞれの専門分野があり、その長所をうまく利用しながら、徳川家へ使えていたことで長期政権の基板を築くことができたと言われています。

歴史から学ぶことは非常に多く、経営者が歴史好きが多いというのはこういう点からでしょう。

スペシャリストかゼネラリストかを判断するためにする質問があります。
「入社してから数年後に希望していない部署への異動があるかもしれませんがよろしいですか?」
「総合職での採用になりますから、希望しない部署への採用になるかもしれませんがよろしいですか?」

この質問をすることでスペシャリストになりたいのか、ゼネラリストになりたいのかを判断します。
中途採用の場合は職種に対するこだわりが強くあるため、
希望しない部署への異動が離職につながるという懸念をするため、
応募者の思考性をしっかりと確認するための質問として使われるケースがあります。

入社後に希望していない部署への配属をした場合に面接で言われていないという退職理由を防ぐ目的があります。

この質問に対しては採用担当者は細かいところまでチェックをしていることを忘れないで下さい。

「異なる部署での経験もキャリアのプラスになるのでがんばります」と答えたとしましょう。

その時にチェックをしているところは、視線、語調、声のトーン、表情など無意識に変化をするところをチェックしています。

ちょっとでも引っかかる点があるとしたら、言葉だけでこの場をしのぐだけでいったなと感じると、不採用になる確率がグッと上がるのは間違いありません。

この質問は終身雇用、年功序列の時代から続いている間違った考え方がある。
バブルが崩壊するまでの考え方がほとんどの企業で踏襲をされています。

正社員になるということは、給料と身分を保証するから、会社のいうことを聞いてくれという、トレードオフの関係が成り立っていることを忘れないで下さい。

日本の雇用情勢というのは、正社員になると法律でしっかりと守られるため、解雇をしにくいという特徴がある。
そのため、バブル崩壊後失われた20年で余剰人員、給与の高止まりが企業利益を圧迫していることに気付いた。

会社を守るために大手企業は給料の高い層から、会社に貢献をしていないおっちゃん達を解雇してきた。

今でもその名残は残っている。それが早期退職制度である。
退職金について上乗せをする代わりに、退職をしてほしいということを伝える。

退職交渉に応じない場合は、パワハラや追い出し部屋へ送還することで、自主退職に追い込んでいく習慣が今でも残っている。

そうならないためにもプチスキルを身につけることをすすめている。
英語力×スキル3つあれば、オンリーワンの存在になることができる。
そしてどんなことでも発信し続けることをすすめている。

なぜかというと年齢を重ねていくと、いつ解雇されるかどうかわからない時代へ突入をしているから、自分自身がどういうスキルを持っていて、こういう人ですというブランド化をしていないといけない時代だからである。
会社に依存する時代は終わっています。

最近英語力について問われる企業が多くなっていますが、TOEICのスコアよりもTOEFLのスコアを取るように進めています。
英語の総合力を試すのがTOEFLであり、グローバル人材には必要な要素であるから。

TOEFLを受験していかないといけない時代です。
その他にも、中国語やアジア諸国の第三言語を習得することが必要になるでしょう。

アジア60億人の未熟な市場に熱視線が集まっており、グローバル化が進んできますから。

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