知らないとヤバい⁉あなたの転職軸はどこにある⁉3つのポイント
転職軸を『モノ軸』?『͡コト軸』にするのか?
モノ軸で探している人は、求人案件の枠をぎゅぎゅっと狭めていることに気づいていません。
転職サイトで探していても、人材紹介会社を利用していても、検索キーワードを複数入れて検索をしている状態なので、本来であれば1000件あったところが10件とせばばってしまう。
なんとなくいい求人があれば、自分が納得するまで求人票とにらめっこをする。
年収、仕事内容、休日、残業時間などの条件を満たすところが出てくるまで応募をしない。
これは、求人の市場動向を完全に無視しており、自分の条件に合ったところしか応募しないというのですから、人材紹介会社からの求人案内も届かなくなるのはもちろんです。
自分で範囲を狭めているわけですから、転職活動の期間が長期化するのはもちろんですし、自分の市場価値、商品価値をいうものを理解していないといわれても仕方ありません。
「コト軸」で探している人については、可能性を信じていろいろな選択肢が広がっていくため、自分の才能を開花させる可能性もある。
人材紹介会社を活用しているのであれば、より多くの求人を紹介してもらうのはもちろんですが、なぜこの求人をすすめるのかという理由も聞けるといいでしょう。
例えば、『この経験ってこういうことで活かせることができますよね。』具体的なことをいってくれるのといいのですが、最近ではAIであったり機械的なマッチングも多いので、納得できない場合については、担当者に相談をしてみるといいでしょう。
どちらの方法が正解ということはありません。
あなたが置かれている状況であったり、譲れない条件、譲れる条件、市場の需給バランスの関係など、外的要因と内的要因の掛け算によって異なるため、最適解を探すことが求められる時代です。
ご自身の状況によって異なるので注意が必要ですが、人材紹介会社を複数使うことによって、使い方を分けることで最適解を求めるのも1つの方法です。
どうしても転職活動を1人でやっていると間違った方向で間違った努力をしてしまうこともあるので、人材紹介会社をうまく利用することも必要になる時代です。
3つのキーワードが後悔をうむ原因になる
転職活動を終えて、やっと新しい職場で仕事ができると思ったら、うわ~っ!やっちまったなぁ~と後悔をしてもし切れないのが現実です。
なぜ、そうなってしまうのかというと、心技体が揃っておらず、転職活動を退職後に初めてお金が無くなってきたとか、転職活動の長期化によって焦りが出てしまったりすると、視野狭窄が起きてしまい、内定が出たら飛びついてしまう傾向がある。
これは本当にやっちゃいけないことであり、失敗した転職の典型的な形である。
3つのキーワードとは、「いま」「ここ」「自分志向」の3つである。
1つ目のキーワードは「いま」
1つ目の「いま」は転職をした週間からある一定以上の役割であったり、報酬を求めてしまう傾向がある。
せっかく最終面接まで進んだとしても、大どんでん返しがあったりする場合の8割は「給与水準は前職以上」「管理職以上」などということをいってしまっている。
以前にも言いましたが、1年目は査定期間、試用期間であり、2年目以降が評価のレールに乗ることができるという日本企業独特の評価制度について理解をしていない人が多い。
ブランクをあけたくない、退職日が決まっているからそれまでに決めなきゃいけないという焦りが視野狭窄を起こしてしまって、決断をしてしまうことになっていることには本人は気づいていない。
求職者側からすると、年収やステータスを守ることは、パートナーを守る、家族を守るという視点からは正しいことだといえますが、企業側からしたら採用した人が自社の風土になじんで結果を出してくれる人なのかどうかを見極める必要があります。
ここを見誤ってしまうと、高っかい買い物をしてしまったということになり、試用期間を終了してしまうと解雇をするには明確な理由が必要になりますし、早期退職制度で追い込むことも、セカンドキャリア研修で追い込むこともできずに、モヤモヤするリスクが高いのが事実です。
2つ目のキーワードは「ここ」
求人案内に書かれている内容で重要な選択肢となるのが、業界や仕事内容、そして働く場所である。
コロナショック影響以降については、リモートワークがある、ハイブリッド出社、出社の3分線となり、リモートワークがあるかないかが選択肢に入ってきています。
今まで経験をしている業界や職種に限定をしてしまう人もいますし、この業界NG、この職種NGという食わず嫌い型の2つのタイプがある。
今まで築き上げたものを手放すことは難しいということは重々承知の上ですが、過去の成功体験が今の時代には通用をしていない。
過去の成功体験が邪魔をして、新しいことにチャレンジをすることができなくなり、老害といわれてしまうから気をつけたいところ。
地域性もわかりますが、可能性を狭めてしまうだけでなく、テリトリー内での転職になると、案件の多い東名阪などの大きな都市でも差があるから気をつけたい。
3つ目のキーワードは「自分」
ここでいう自分とは、自分の能力を固定的に考えてしまって、成長なし、進化もなしという危険な考え方です。
キャリアの迷子になりやすく、自分自身の中で限界点を決めてしまっているため、そのリミッターを外さないタイプであると、求人のスキルを間違えてとらえてしまう傾向があり、的外れな求人に応募しまくるパターン。
自分の経験とスキルが必要とされる求人案件を見落とすなどして、長期化することが多い一番のパターンです。
自己評価のズレが生じているのは、特定の環境やコンディションがあり、これまでの評価を拡大してとらえてしまい、周囲の評価と自己評価が大きく違い錯覚しているケースが多い。
逆に適応範囲が広いにもかかわらず、他業界でも使えるスキルにも関わらず、自分自身が過小評価をしているケースもある。
異業種の友人、知人、人材紹介会社を利用して、正しく市場価値を確認することはもちろんですが、他業種でも使えるスキルなどが見つかれば、今までの経験業界以外にも攻めていくことができるようになります。
やったことがある仕事=幸せな仕事とは限らない
35歳でビジネスパーソンは一度死ぬといわれている理由は2つあります。
1つ目は組織のピラミッドの上へ行くにしたがって、席がないというのが実情です。
肩書が上にあがっていくにつれて、席数が少なくなり、役職定年やリストラなどが派生しない限り、中々ポストがあかないというのが現状です。
もう1つは求職者側の視野の問題です。
長年仕事をしてくると、経験とスキルと実績が積みあがっていきます。
今までの経験を活かせないともったいないという心理が働いてくることになります。
また、35歳以上のビジネスパーソンの問題は、年収水準や働く場所が固定されてしまうことが問題になることがよくあります。
結果的に求める条件が狭くなっていくことになるので気をつけたいところです。
ということに要約されることになる。
このほかにも付帯してくる条件として「会社の健全性」「将来の安定性」「人間関係」など、個人によって付帯する条件が変わってくる。
この条件で求人検索をしようとすると、今までの会社よりいい会社という条件になるので、求人数が少ないのはもちろんですが、書類選考通過率を考えると面接にたどり着く可能性は1~3%が最大値になる。
企業側からすると、実績があって業界を揺るがすようなイノベーションが起こせる人材を採用することになるので、手持ちのカードも無くなるのが見えてくる。
最初の条件でなかなか転職先が決まらない場合には、譲れるポイント、譲れないポイントなどを見ながら、もつれた糸をほぐすようにひも解いていく必要がある。
優先順位をつけるためには、感情を知り、性格や性質を知り、できることを知り、生活を知ることが必要になる。
地域や企業規模、業種、職種によっては35歳以上でも求人情報が多く存在しているので、一度見直して、リトライすることをオススメします。
4つを知るについてご興味がある方については、コメントを頂けますとお知らせをさせていただきます。