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面接10か条!面接は簡潔でわかりやすいコミュニケーションの応酬!?

書類選考が通過したら面接

書類選考が通過したら、面接になります。
面接についてはコミュニケーション力が試される場ではありますが、その前に気持ちをセットすることが必要です。

面接は知の格闘技という表現をさせていただきますが、今回は面接の5箇条ということでお話をしていき、次にコミュニケーションの5箇条ということでお話していきます。

その1:積極性をみせる

大前提として、面接官に対して熱意、やる気を最大限に伝えることにしよう。
いかにスキルや経験がある人であったとしても、元気がない、活気が無いという人、そもそもやる気がない人というのは門前払いをされる可能性がある。

面接はPRの場の場であると考え、やりたいこと、やらせてほしいことを熱意とともに伝えよう。
また、積極性や意欲というのは会話だけでなく表情や身振り手振りに出るもの。
明るい表情やハキハキとした応対は「何を語るか」以前のスキルとして、最低限求められるスキルであるということを理解しよう。

その2:何事もポジティブに

面接においてはネガティブな考えや姿勢は厳禁、何事においてもポジティブな考えで臨むべきものと考えよう。

転職する自体には不満など何らかのネガティブな要素がついてまわることが多いが、それを前向きに捉え、今後はどのように改善をしていきたいのか、
どう変えていきたいのかを考え、「過去より未来」を基本的なスタンスとして持っておこう。

実際の面接においては、意図的に苦しいツッコミや難しい条件を投げかけられる場面も多い。
もちろん安易になんでも安請負をしたりするのは論外が、やはり基本的にはすべて前向きに捉えて臨みましょう。

その3:誠実・素直な回答を心がけよう

「もっとアピールをしなくては」と思うあまりに押し付けがましい自己主張になってしまったり、あるいは本来の自分より大きく見せようと背伸びをしてみたり、知ったかぶりをしてみたり、挙句の果てには嘘をついてしまったりするのは問題外です。

相手は幾多の先行をおこなってきた採用のぷろですから、むりして着飾ったところで、すぐに見抜かれてしまうもの。
万一にもそれで面接を通過することがあっても、入社したあと自分を苦しめるに違いない。

聞かれたことに対して、一生懸命に考えて、自分の言葉で伝えようとする姿勢は見せつつ、わからないこと、答えられない問いかけに対しては、素直にそれを伝えるべきです。
面接は等身大の自分で臨むものと心得よう。

その4:落ち着きを忘れるな

慣れない面接、面識のない面接官にあれこれ突っ込まれてしまい、
面接の場で上がってしまったあまり、緊張してしまったりすることは仕方がないことというのは、面接官も十分理解をしています。

しかし緊張のあまり早口になってしまったり、質問の意図と全くずれてしまった回答をしてしまったりするのはもったいない。

意図的に普段よりゆったりとしたテンポで話をしてみたり、無理に即答をしようとはせずに、質問をされてから一度しっかりと考えてから応えてみるなど、冷静さを保つためにも自分なりの工夫をすることが大切。

ただし、「緊張」と準備不足による「動揺」は違います。
準備不足に突っ込まれて、あたふたと言うのは明らかなマイナス。
やはり充分な準備あってのものと心得よう。

その5:自信を持って答えよう

面接に挑戦できるという時点で書類選考を通過するなり、「会ってみると価値がある」という判断を受けたということです。
誠実で、謙虚な姿勢は必要だが、妙に萎縮する必要もない。

熱意や意欲、あるいはあなた自身の価値をしっかり伝えれば、きっとうまくいくはずです。
充分な準備が自信を生み、その自信が落ち着きや余裕を生み出すもの。
面接に向けて周到な準備を行い、堂々と自信を持つように。

熱意や意欲だけじゃないんです

面接で重要なのは熱意や意欲ですが、それだけでは通過できません。
熱い思いや高いスキルを持っていたとしても、
それを的確に伝えるのがコミュニケーションあってのもの。
面接でのアピールにかんして、心がけておきたいのが次の5つです。

その6:論理性

論理性はビジネスパーソンに求められる大きな資質の1つであり、
面接に於いてチェックされる大きなポイント。
論理的なコミュニケーションのためには、
まずは「端的に結論から」述べることを意識しましょう。

はじめに結論を述べて「今から何について説明するか」の前置きをしておくことで、
面接官もアピールすることが理解できるもの。

「はい、そうです。というのも…」「◯◯と考えており、理由は3つあります。1つは…」
などという話し方であるのであれば、面接官も考える準備ができる。

「イエスまたはノー」「話そうとする要素がいくつあるのか」が事前にわかる。
面接官も心づもりができるのであれば、理解をしてもらうには好都合である。

熱意あふれるアピールは大事だが、それが伝わらなければ意味がない。
説得力あるアピールのためには、論理性が不可欠だ。

その7:具体性

自分自身の描くイメージどおりに会いてもそれを解釈してくれるとは限らない。
アピールには具体的な表現をエピソードを用いることを意識したい。

例えば「コミュニケーション能力があります」とひとくちに行っても、
大きく分けて「伝える能力」なのか「聞く能力」なのか、
何を持って「能力があります」といっているのか説明するには、
より具体的な内容や要素に分解して述べる必要がある。

また、その結果として得られるもの、折衝や交渉、調整ごとをスムーズにすすめられたり、
的確な議事進行ができたり、あるいは場を和ませてくれたりなど、さまざまなエピソードがあります。
いずれにしても具体的なエピソードがないのであれば、説得力も弱い。

あくまでも、「コミュニケーション能力があります」というのは概念ではいいのですが、
「具体的には…」「結果としては…」といった具体的なエピソードが欠かせない。

その8:簡潔性

無駄にながく、冗長な話は焦点が合わず伝えたい事が伝えられないことが多いもの。
質問の返答やアピールは要点を抑えつつ、簡潔におこなうように意識したい。
熱意や緊張のあまりはなしのなかにあれもこれもと盛り込んでいるうちに
長くなってしまいまとまりのない話になってしまうことはよくあること。

何人も応募者も面接を繰り返している面接官が、
わざわざ長いエピソードを記憶してくれるという甘い期待はしないほうがいい。
むしろ欲張った結果「コミュニケーション能力がない」と判断されるリスクが高い。

面接は演説の場ではない。誰が何をどうやってという5W1Hなどの基本的な構成、
手法を意識して、端的に話すことを心がけよう。
面接官との「会話のキャッチボール」の中で、必然的に伝える内容をアピールする場はうまれてくる。

その9:一貫性

論理的、具体的、かつ簡潔に語ったとしても、
話の中で生じた矛盾が一気に、その説得力を打ち消してしまうことが多く、
それどころか、「キレイごと」として捉えてしまえば、大きなマイナスになりかねない。
アピールの内容については一貫性を意識しておきたい。

注意するべき点は2つある。
1つはいくつかの質問に答えていくうちに言っていることが食い違ってくる「会話の矛盾」。
もう1つはこれまで積んできたキャリアと今回の転職理由や志望動機に連続性がない「キャリアの矛盾」。
いずれの場合でもまず自分なりの「やりたいこと、実現したい事」に動かぬ軸や核と言ったものを定めておくことが必要。
そういった事前の準備がなく「その場しのぎ」の受け答えをしていては、面接官のツッコミに矛盾が生じてしまう。

その10:柔軟性

面接とは、面接官とコミュニケーションをとりながら、その中で自分自身をアピールするための場である。
その意味では予想外の質問に対しても、その場、その場で機転がきく柔軟性を意識しておきたい。

転職マニュアルにのっていることを丸暗記して面接に望み、問いかけられた質問に対して台本を読み上げる。
というのは、コミュニケーション能力があるということではありません。

予定調和を壊す質問に対して、答えられなくなったりしてしまうと、面接官にもにわかじこみということが見透かされる。

マニュアルを読んで模範解答を知っておくことは間違いでありませんが、相手の立場に立って考えることも必要になります。
自分なりの解釈をして、自分なりの軸や考えをしっかりともっていてこその柔軟性であり、また、それがあってのコミュニケーション能力があるということである。

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