サボる=◯◯がない!?
Free Wi-Fiの使える喫茶店やカフェで打ち合わせをしていると、1時間以上パソコンに向かっているビジネスマンがいます。会社の会議の資料をつくっているのか、次までのアポイントの時間調整をしているのかはわかりません。
ゲームをしたり、YouTubeを見ていたりする人が最近多くなっているような気がしています。結果を出していればサボることも黙認されることが多いのですが、結果を出さずにサボるということは会社の経営者視点では目をつぶることができないでしょう。
以前在籍をしていた会社でもエリアマネージャーが本社での会議後に、近くのカフェに入ってランチ休憩をとっていたにもかかわらず、ヘルプでいった先でもランチ休憩を取るということをやっていた。たまたま本社社員が見かけたため、その日の業務報告書から嘘が発覚して減俸扱いになった。
サボっている人は危機感がない証拠だろうと思う。だってもしケツに火が付いてる状況ならば、サボってる場合じゃないですから。サボってもお金に困らない、サボっても誰からも咎められない、つまり、サボっていても支障がないと思い込んでいるわけだ。
ただ厄介なのは、サボってる奴に限って不平不満を口にする。そのほとんどが「誰が悪い」「環境が悪い」「政治が悪い」だから自分は恵まれていないという主張です。自分の努力不足は棚に上げて置いといてね。それでいざ危機に陥ると、誰かにどうにかしてもらおうと他人にすがるわけでしょ?これまでサボってきた分を他の誰かが補っていたとも知らずに。こういう人はおそらくどこへ行っても変わらないと思うんですけどね。
事の発端はサボり癖ではありません。危機感を感じていないだけ。そもそもサボり症は誰もが持ち合わせているものですから、いつでも発症するし、それが続いてしまうと癖になる、ただそれだけのこと。問題はなぜ危機感を感じ取れないのかということ。
それは情報収集能力の欠如と、理解力の無さ、腰が重い。ここを克服しない限り、不平不満は永遠につきまとうのではないでしょうか。
一つ一つ説明していきますね。まず、情報収集能力について。情報を収集する際には時間が必要ですよね?その時間は2種類あって、その一つが「作った時間」であり、もう一つが「隙間時間」です。作った時間とは割いた時間のこと、休日を返上してセミナーや勉強会に出向いたり、早起きしたり、深夜に及んだり、言い換えれば無理をしてでも情報収集に時間を充てるということ。
そしてもう一つは、隙間時間の過ごし方です。隙間時間の過ごし方なんて大抵、うたた寝するか、酒飲むか、コーヒー飲むか、スマホ弄るか、夏場ならアイスクリーム食べるか、くらいなもんですよね?というより、スマホをお持ちの方ならば、スマホ片手にコーヒー飲みますよね?要するに、問題はスマホの中で何が起きているのかということです。
SNSでコミュニケーションを楽しんでいる人もいれば、恋人とLINEで会話している人も、ゲームをしている人も、漫画を読んでいる人も、読書を楽しんでいる人もいる。中にはブログを書いたり読んだり、ニュースを見たり、コラムを読んだり、勉強している人もいますよね?あなたはどれだけこの時間を情報収集に充てていますか?
次は理解力について。ここが弱い人は必ず見当違いの方向へ進んでしまいます。逆に理解力が高い人は1知れば10解るというような具合に正しい方角に矢のように突き進みます。残念ながらボクは理解力がそれほど高くはないと自負しています。なので思い浮かんだことを片っ端からこなし最良の選択を模索するしか手はありません。
ただし理解力が低いからといって落ち込む必要はありません。理解力の低さには問題があることが多いからです。そこを解決してあげればいいのですから。理解力が低い人は大抵、他人の話を最後まで聞かない、聞き覚えのない単語が出てきても、わからないまま放置してしまう、どちらのせよ根源は情報量の不足なのですから。知ったつもりで行動したって上手くいきっこないですよね。
最後にお伝えしたいのは、行動しなければ何も始まらないよ!ということです。昔、”世界3大言い訳”なるものを聞いたことがあります。たしか、時間がない、お金がない、自信がない、と記憶していますが。それよりもボクが大切にしている師匠の教えがあります。”ともかくやる、ダメだったら変えればいい。”まだ起きてもいないことを心配したって仕方ないですしね。失敗を恐れずに勇気を持って一歩を踏み出しましょう。それにね、どうせはじめから上手くいきっこないですから。そうしたらまた振り出しに戻って、知恵を振り絞り、工夫を積み重ねていくだけ。
なぜ人はサボるのか、それは危機感がない証拠です。まずはスマホを活用して隙間時間を活用してみましょう。