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内定辞退になる理由は◯◯だった!?

採用担当の悩みのタネ…内定辞退

労働者人口の減少に加え、現在は売り手市場ということもあり、優秀な人材の取り合いともいえる状況になってきているように感じます。

その中で、特に新卒採用において、「内定者から辞退の連絡がきた・・・」ということが時折発生します。
 
辞退理由はさまざまではありますが、多大な時間と工数をかけ、厳選して学生を採用したのに辞退となると人事の方のショックも大きいものです。

そうならないためにも、採用担当者は内定辞退の防止に力を入れています。
そして今回は学生が内定辞退をする理由と企業が実践している内定辞退防止施策をご紹介いたします。

学生が抱える内定ブルー

内定を辞退する学生には2つのパターンが考えられます。

1つ目は選考時に企業に対して不信感を抱くパターンです。

例えば、「求人票に記載している内容と選考方法が異なっている」「実際の条件提示の内容と求人票が違っている」などが挙げられます。

また、面接時間が極端に短かったにも関わらず内定が出たりすると「自分ではなく誰でもいいのではないか」と不安になることもあります。

さらに、面接官や採用担当者は学生からみれば応募先の企業で働くことになる社員の代表であるにも関わらず、その面接官や採用担当者の態度や印象が悪いと「この人たちと一緒に働きたくない」と思われてしまうことでしょう。
 
2つ目のパターンは、内定期間が長いために生まれる疑問や不安です。

近年の学生は人間関係に強い不安を抱く傾向があるため「社員や同期と上手くやっていけるだろうか」と思ってしまうことがあります。

また、理系の学生に多いのが「今の知識や技術で会社の役に立てるのだろうか」という不安です。
企業で働く自分が活躍できるイメージに疑問や不安を持ち「もっと自分に合う企業があるのではないか」と他社選考を受けて内定を辞退するパターンもあります。

昔から良く「内定ブルー」という言葉を耳にします。

内定ブルーとは、内定後時間が経つにつれて「本当にこの会社でいいのか・・・」と不安や葛藤が生まれ悩んでしまう状況のことを指します。

内定ブルーには明確な理由もなく、ただ漠然と悩んでいるといったケースも多いので、企業側は定期的に内定者とコミュニケーションをとって内定ブルーの解消に努めています。

 
内定辞退は無くならないが、寄り添うことで伴走をする

例えば100人採用して、30人の辞退であれば普通です。
50人の辞退であればちょっとおかしいので、採用方法や採用人物の見直しをしてください。

これを10人に減らすことができるのであれば、リスクヘッジはできる。
鮭の遡上のように戻ってくることもあります。

キーワードは「おもてなし」「学生の立場で考える」この2つです。
では詳細について見ていくことにしましょう。

1.選考の過程で徐々に惹き付けを行っていき、理解度と志望度を高める

これは、デートを重ねてお互いの気持ちが高まった上で告白することと似ていますが、選考を突破するごとに自社への志望度が高まるように対応していきましょう。

例えば、選考途中で社員に会わせて働くイメージをつけてもらったり、何気なくランチに誘ってみたり、説明会では配布しなかったパンフレットやノベルティがあればそれを渡したりなど、最終選考が近づくにつれて、徐々に学生の気持ちが盛り上がるような特別感を演出できると良いかと思います。

2.印象に残る内定出しを行う

電話や書類送付のみの味気ない通知ではなく、例えば、何気なく自社に来てもらいサプライズの内定出しの演出を行ったり、社長自らが熱い想いとともに内定を出したり、大勢の社員の歓迎ムードとともに内定を出したりと、「自分は歓迎され、必要とされている」と感じてもらえるような内定出しを心がけましょう。
強烈な惹き付けになります。

3.社員に会わせる

優秀な社員に会ってもらい、惹き付けを行うことも良くある方法です。
誰をアサインするかが重要で、同じ大学、職種、行ってきた部活、志など、学生とどの社員を引き合わせるかは人事の腕の見せ所です。

4.内定承諾後も定期的に会う

恋愛と同じで会わない時間が多くなると、気持ちが薄れていったり、不安や不満が募ってきたりするものです。
そのため、懇親会の開催や、研修・課題などを定期的に行っていきましょう。

また、内定者同士を会わせることで同期の絆も生まれてくるので、つらいことや悩みがあっても踏みとどまれるきっかけになります。

内定辞退を防ぐには、学生に自分の働くイメージをもってもらったり、同期との関係構築を強化させたりなど、学生と密接にコミュニケーションをとり、内定者の不安を払拭することが求められます。
 
そのためにSNSツールや定期的な懇親会、e-ラーニングなど、中には費用がかかるものもありますが、これらを活用することも一つの方法かと存じます。

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