転職エージェントって
いきなり結論になりますが、転職エージェントは基本的に企業の採用課題の解決をするもので、転職希望者に寄り添ってキャリアを考えるのは二の次になってることを理解して利用する必要があります。
なぜなら、エージェントはクライアントである企業が受け入れやすいと判断をする人たちを優先して右から左へ受け流していくことで数字を上げて利益を得ているからだ。紹介手数料はほぼ100%粗利となるため、ビジネスとしてはすごく美味しいシステムになっている。
一般的には年収☓30〜35%が相場になっているため、1人の入社が確定したら100万円前後もしくはそれ以上の売上が確定することになります。ヘッドハンティングの場合は前金、後金で1人あたり500万円以上必要なケースも増えています。
派遣事業で粗利100万円を出すとしたら、約300万円〜350万円の売上をあげなければならない。実に8〜12人純増ベースになる。派遣法改正や働き方改革などによって派遣のニーズから直接雇用や紹介予定派遣が増えてきています。利益確保を目的とするエージェントと企業側が直接採用をしたほうが安く、法律の概念に縛られないことに気づいてしまったからである。
信頼できるエージェントにあたるかは運次第なので会う数を増やすぐらいしか解決手段ない。
面談をする時間とコストを考えてしまうのであれば、最近ではSNSを駆使して発信をしている人が増えているので、そういう人たちをフォローしていくことも1つの方法です。フォローしていいねを押したり、リツイートをすることから初めて、リスト化しておくとタイムラインでしっかりと見ることができますから。その後DMやメッセンジャーで連絡をしてみるといいでしょう。
個人的なファンベースからの派生することになるので、最近ではいろいろな人材会社の営業、キャリア・アドバイザー達がTwitter、Facebook、LinkedInなどでソーシャルリクルーティングに力を入れている実情があります。
また、転職サイトには口コミ評価がついているケースが多く見受けられますのでその口コミ評価を見た上で応募をすることもおすすめしています。しかし、面談になると違う人が出てきたりするケースがあるので注意が必要です。◯◯と同じチームの☓☓です。というのはザラです。
なぜなら、口コミ評価のいい人をフロントに出すことによって、応募者を募ることができる客寄せパンダの役割をしています。こういうエージェントは候補者を右から左へ受け流すことが多くなります。
私自身も毎回複数社使うようにしてる。転職エージェントを「いかに使うか」という観点を持って、数当たりつつ代理店のようにコントロールするといい。転職エージェントは本当に人次第で大きくイメージが変わる。
エージェントを使う際には気をつけて置かなければならないことがあります。面接後、通過連絡をもらった時にその差がわかります。エージェントはいいことばかりしかいいません。面接通過の連絡を受けたら、必ず聞いてほしい質問があります。
「企業さんから私を採用するにあたっての懸念点はありますか?」
この1つのキラークエスチョンを投げかけてみてください。ここでエージェントの力量がわかります。きちんとキャリアを考えているエージェントであれば弱点になる部分についてしっかりと教えてくれます。なぜかというと面談をしている人が担当であれば、あなたの癖や考え方を見抜いているため、こういう質問があったらどうしようということで、何気なく聞いています。
私が人材紹介の営業をしていた時、「Aさんは業界未経験ということで上層部が懸念されたりすることはありますか?」とか、「業界未経験なので研修や社内教育は充実していますか?」「御社内に業界未経験者が入社されていたら、どんな方がいらっしゃいますか?可能であれば直接インタビューさせてください。」など候補者側からアプローチをしていました。
面接の通過については、エージェントも候補者も嬉しい報告ではありますが、あえて懸念点や心配されることについて先読みをしているかどうかが、運命の分かれ道になります。
人手不足から加熱する人材ビジネス
特に外資コンサルの転職市場の加熱ぶりがハンパない。聞くところによると一部の外資系コンサルタントはアジア全体で人材不足に陥っています。外資系コンサルタントにいる友人は現年収1200万→年収1800万でオファーをもらい、そのオファーを現職に伝えたところ現職から年収2000万提示があったとか。転職エージェントが潤っているわけですね。
本当にごもっとも。クライアント増やさず、知り合いの会社だけにしても、同じように感じてます。課題感全開です。
ただ1社で全てのマーケットの負を解消するのは難しいので、新しいマーケットがありそうだから新しい手段で解決していくってアプローチがよいと思ってます。そうはいってもエージェント企業による企業の採用課題解決は重要なので個人に寄り添うことはあまりありません。
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