雑談から信頼関係を得られる!?会話の「さしすせそ」
初対面の会話で大失敗
はじめて会う人については、有名人でない限り情報がありません。
有名人の場合であればホームページやソーシャルネットでいろいろな情報が転がっているため、情報収集しやすく、初対面の場では失敗する確率が低くなるでしょう。
しかし、一般人の場合、ソーシャルネットで情報を探しても、情報がブロックされているケースが良くあります。
友達の範囲しか公開していないこともありますし、プライバシー保護の観点からそうしている人もおおくいます。
また、年配の方になるとソーシャルネットをやっていない人もおおく、そうなると出たとこ勝負で会話を成立させて、商談をしなければなりません。
相手が会う価値があると判断をしているため、失敗は許されません。
失敗をしてしまうと、次のアポイントが切れないだけでなく、この人は価値がない人であるというレッテルを貼られてしまうことになるからです。
そうすると商談のチャンスが潰れてしまうことになるので、注意が必要です。
成功している人はコミュニケーション力が高いという傾向があり、一瞬にして人の心を掴むのがうまいという特徴が挙げられます。
コミュニケーションについては素質も才能も必要ありません。
明日からでもすぐに通用するものばかりです。
第一印象とトークアップ術
メラビアンの法則と言われているのが、初対面の人を7秒で判断してしまうということ。
これは7秒の間に視覚聴覚などから得た情報を元に、脳内で勝手に思い込んでしまったり、決めつけたりしてしまうことであり、そこで第一印象が決まってしまうことになってしまうことになる。
面接の時にも明るく元気に挨拶をして、アピアランスに気を使えと言っているのは、このメラビアンの法則にもとづいて言い続けていることです。
一時期、アヒル口の女性がモテるということを特集していたことがあったけど、口角が上がっている人と口角が下がっている人では印象が全く違います。
口角が上がっている人というのは、表情が明るく、元気一杯に見える特徴があります。
逆に口角が下がっている人というのは、表情が暗く、何か持っているのではないかと感じてしまう。
この差というのは、第一印象としてしっかりとインプットされるので、大どんでん返しになりにくいという点が多い。
アピアランスにについては注意をしておかないといけない。
靴の汚れていたり、襟足がボロボロになったシャツ、しわくちゃなスーツなど、相手に不快感を与えないようにしないといけません。
常に清潔感を保ちながら、いろいろなことに気をつけなければなりません。
雑談をするときの鉄則として、共通点を探すことがポイントと言われています。
例えば、同郷だった場合については、地元トークで盛り上がったり、同じ趣味を持っているのであれば、深いトークをすることができる。
わかりやすい喩えとしては釣りバカ日誌のハマちゃんこと、浜崎伝助です。
サラリーマンとしては問題児扱いをされますけど、憎めない人柄、ポジティブな性格で周りの人達を困らせながらも、前へ進む力を持っています。
しかし、交友関係は幅広く、釣りの事なら天下一品で、誰もが師匠扱いをする。
人のココロに入ることがうまく、ちょうどういい間合いを保ちながら、TPOをわきまえた行動をとっているから、憎めない存在である。
フーテンのとらさんこと、車寅次郎も同じである。
共通しているのは相手が興味を持つ話をしているということ。
この人と話をすると楽しく、いろいろと期待できることが多いと感じる。
このようになるためには、日頃からいろいろなことに興味をもって、情報収集をしておくことが必要になる。
私は昔から5つのジャンルについて常に情報収集をするようにしている。
1つ目は朝刊の話題。
朝のニュース番組で朝刊のネタがあるので、どういうネタが流行っているのかをインプットしたら、通勤中に調べる。
2つ目は業界の話題。
携わる業界よって色々なネタが必要になるけど、最新の情報を新聞、ネットから仕入れることにしている。
3つ目はスポーツネタ。
これは男性の担当者の場合には有益です。
野球、サッカー、格闘技、ギャンブルなど時事ネタはしっかり抑えておく。
4つ目は健康の話。
これは実にいつでも有益な話。
年齢を重ねた担当者については、病気にならないためにはどうするのかとか、若い担当者にはダイエットと食事制限などについて話をすることがおおくなった。
5つ目は趣味の話。多趣味になることは悪いことではありません。
やってみないとわからないことがあるから、勧められたものをやってみる。
そこからいろいろなことがわかると話が盛り上がるから。
根底には相手を喜ばせながら、距離感を詰めなきゃいけないと考えているからかも知れない。
相手のことに興味をもつことでいろいろなことがわかると、話が盛り上がる傾向がある。
話が盛り上がると、聞いてもいないことを相手から聞き出すこともできるチャンスが増える。
使ってはいけない3つの相槌
次に上げる3つの相槌を日本人はよく使いたがります。
しかも無意識の内にやっているから、気づいていないし、
これがやる気を削ぐことにつながっているということは、
私もメンターから聞くまではわからなかったことです。
「そうですね。」
これはいいともでタモさんが何かを言った時にお客さんの反応。
「今日は雨が降るらしいですよ」というと、「そうですね〜」というのはイメージしやすいでしょう。
「なるほど…」
これは自分が知らなかったことなどを聞いた時に、疑問が湧いて答えを聞いた時。
「なぜですか…」
これは条件反射的に出てくることばである。
相手に対してプレッシャーを与えることになるので、相手が萎縮してしまうことにもなります。
この3つの言葉というのは一瞬にして信頼関係を台無しにしてしまうことにもつながります。
相手を否定していたり、馬鹿にしているイメージと取られてしまうことがあるからです。
この3つの言葉にかわるのが、次のさしすせそで代用をすることができ、相手に対しても嫌な感じを与えることがなく、より信頼関係をアップさせることができる。
「さ」はさすがですね〜
「し」はしりませんでした。
「す」は素敵ですね〜
「せ」はセンスがいいですね〜
「そ」はそれはすごいですね〜
この5つの言葉は相手をヨイショしていることばであることが気づきます。
これを言われたら、嫌な気にならないのが人間です。
コミュニケーション術としてさしすせそということだけを考えておくと、
人間関係が楽になり、ストレスフリーになることは間違いあいません。
ちょっとしたことばのチョイスによって、相手に信頼感を与えるのか、
不信感を与えるのかで全く違います。
考え方1つ変えることが出来ればいいんです。
すぐにできることですからやってみてください。