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【採用の本音】企業が選ぶ時代から候補者が選ぶ時代へ

ロケットランチャーが増えています!

いろいろな企業の人事や経営者さんとの打ち合わせで多くなっているのが、候補者との連絡が取れなくなってしまうこと。
業界用語でロケットランチャーというらしい。

なぜ、そうなるのかを考えてみると、企業側が連絡をまめに入れていないこともあります。
連絡はメールでいいやって思っている人もいますが、一方的な連絡となっており、日々変わる優先順位が変わる事に気づいていません。
メールのみの連絡と電話とメールの連絡、SNSでの連絡では全く違います。

面接日が連絡した日より3日以上空く場合は特に注意が必要です。
面接の日程が確定したからいいやって思っていると、無断欠席をする候補者も増えています。
前日に確認の連絡を入れるなり、連絡しやすい方法で逃げ道を残しておくことも必要です。

スマホやインターネットが普及しているわけですから、オンライン面接にしてもいいわけですし、面接=来社しなきゃいけないという概念を持っているから不思議です。

特に冬場になると、雨や雪などの天候もさることながら、インフルエンザや風邪などで突発的に休まなければならない状況もありますから、連絡をこまめに取り、コミュニケーションをしっかりとっておくことが予防する方法にもなります。

候補者は応募の段階から、企業の対応を見ています!

応募があったらテンプレートのメールでもいいので、応募があったことをお知らせするのと、書類選考に時間をもらうことを伝える必要があります。
1週間程度お時間をいただきます。という一言があれば、1週間で連絡がないとなったら諦めもつきます。

しかし、応募をしたにもかかわらず、無言まま放置されてしまってから、面接の案内をされても、企業の対応が悪いから志望度が低くなっていきます。
低くなった志望度はそう簡単には上がりません。
そのため、連絡をしなかったからどうでもいいやって言われても仕方ありません。

当たり前のことをバカにせず、ちゃんとできる人事と忙しいからそんなことができねーよっていう人事であれば、あなたはどちらを選びますか!?
人事として、経営者として採用の見直しをしてみるとよくわかります。

面接中の対応もシビアにジャッジされています!

他社決定した候補者に対して、なぜその会社に決めたのかということを聞くとよく分かることがあります。
面接官の対応が良かった、悪かったで決めている候補者が増えています。

会社説明会や面接では対等に選んでもらって構いませんと言いながらも、無言の圧力と言うわではありませんが、企業が上、候補者が下という構図が面接中に見え隠れしてしまうと、そこで駆け引きが始まるわけです。

A社ではいろいろな話を聞いてくれて、応募したポジション以外で内定をもらえた。
B社では会社のことばかり言われて、自分のことを聞いてくれなかった。
どちらの企業がいい印象になるでしょうか。

テクニックだけでは乗り切れません!

いいことを言っていたとしても、言動不一致では意味がありませんし、本気で候補者に向き合っていないのであれば、採用は成功しません。
SNSやネットの掲示板ではいろいろなことが書き込まれており、それを信用してしまう人がほとんどです。

人事や経営者が言っていることは嘘が多いという先入観から、話半分であったり、裏取りという確認作業をしないままの候補者も増えています。
就職活動中の学生であれば、OBやOG訪問をしていろいろな情報を聞けたという学生さんもいらっしゃいますが、全ては企業イメージを落とさないために表面的なことを言っていることも多くあるので注意が必要です。

本気で採用をしたいのであれば、応募者に対して向き合うこと、日々の業務の見直しをしていくことが必要になります。
当たり前のことをバカにせず、ちゃんとできるが求められる時代ですし、応募者が悪い、企業が悪いということではなく、後ろ指を指されないような対応をしていくことが求められる時代です。

採用も時代に合わせて変化をしていく時代です。
昔のやり方が正解ということではなく、時代に合わせて変化をしていく時代です。
新しいことにチャレンジしながら、マイナーチェンジをしていくことが求められます。

福利厚生や新しい働き方を考えるのであれば、きちんと魅力を伝えることができるわけですが、その前の問題については意外と気づいていない企業が多いことにびっくりします。
応募者はユーザーになったり、取引相手になるかも知れませんからちゃんとした対応をとっていないといけません。

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