【神頼み】の効用〜経営者が本心に向き合う時間〜
先日、一つの挑戦が終わりました。
私の書いた小説が、ある文学賞の最終選考に残ったものの、残念ながら受賞が叶わなかったのです。
結果を知ったとき、悔しい気持ちはありましたが、不思議とすがすがしい気持ちもありました。
それは、神社に通い祈りを重ねる中で、自分の執着を手放し、『自分が本心から望んでいること』を見つめ直せたからだと思うのです。
そうなんです、最終選考進出を知った日から、近所の神社に「神頼み」のために毎日通っておりました。
もちろん神様にお願いしたのは、「文学賞を受賞させてください！」でした。
神頼み＝非合理？ 現実逃避？
さて「神頼み」と聞くと、「合理的じゃない」「現実逃避」と感じる方もいるかもしれません。
私も最初は「願いを叶えるのは、努力と実行の継続あってこそ」なのだから、「神頼みはしないよりいいだろう」くらいの気持ちでした（神様、ごめんなさい！）。
ですが、実際に毎日手を合わせる中で、そんなイメージが徐々に変化していったのです。
「ストレートな欲」から「率直な気持ちの吐露」へ：祈りの変化
最初のころの私の祈りは、先ほども申し上げたように
「文学賞を受賞させてください！」でした。
──完全に欲望丸出しですね（笑）。
ところが、毎日神社に通ううちに、祈りの内容が変わっていきました。
2週間もすると、こうなりました。
「私の作品が、審査員の心をふるわせますように」。
ちなみに私の人生のミッションは、「人生の物語をかけがえのない言葉で紡ぎ、心ふるわす」です。
なので、自分のミッションが自然と祈りに反映されていったのです。
さらに日が経つと、次のように変化しました。
「賞の結果は神様にお任せします。ただこれからはもっと、自分自身も楽しめて、読者にも楽しんでもらえるような小説を書かせてください」
このように、最初は「結果を得たい」という欲望が中心でしたが、次第に「自分の使命を果たしたい」という気持ちが祈りの中心になっていったのです。
祈りの30秒が教えてくれること
神社で手を合わせるのはわずか30秒、その間に自分の「欲」や「本心」が自然と浮かび上がります。
これは、自分と向き合い、本心を見つめる貴重な時間です。
何が正解で何が間違いかということではありません。
大切なのは「自分が本当に望んでいること」に素直になること。
神様の前だからこそ、自分を偽らず、心の声を感じられるのだと思います。
経営者こそ神頼みを
ここで提案です！
経営者こそ、時には「神頼み」をしてみてはどうでしょう？
「売上アップをお願いします！」「受注できますように！」と祈るのもいいですが、その祈りがきっかけで、「本当に叶えたいこと」が浮かび上がるかもしれません。
経営者にとって、日々の業務や数字のプレッシャーに追われ、自分の本心に向き合う時間を確保するのはなかなかむずかいしことです。
しかし、祈りという短い時間が、結果だけではなく「自分が本当に望んでいるのは何か？」に目を向ける、とても貴重なきっかけになると思うのです。
あなたも祈ってみませんか？
手を合わせる神社が、有名な神社でなくても構いません。
気軽にふらりと立ち寄れる近所の神社でいいのです。
心を静め、「自分が本当に望んでいるのは何か」と向き合う30秒間。
その短い時間が、経営にも人生にも、新たな気づきやエネルギーを生むのではないでしょうか。
★後日談
私の「神頼み」は、気づけば1ヶ月半、1日も休まず続いています。
その間、中学生の娘も一緒に行ってくれていたのですが、文学賞受賞を逃した後、娘から聞かれました。
「ママは、なんてお祈りしてたの？」
「楽しめる小説を書かせてください、だよ」
すると娘は「だから受賞できなかったんだよ！」と、子どもらしく怒りはじめました。
「神様にはちゃんと”受賞させてください”と言わなきゃ、お願いが通じないよ！」と言うのです。
それを聞き、なるほどなぁと思いました。
自分の本心を見つめ、そこにちょっぴり素直な欲望を織り交ぜて祈る^^
そんな祈りが、また新たな挑戦へのエネルギーになるように思いました！
あなたも話してみませんか〜【会社と経営者のこれからを考える60分体験セッション】
“神頼み”を通じて、私は結果への執着から解放され、自分が本当に望む姿を再認識することができました。
この経験から学んだのは、「自分の本音やどうありたいか」を見つめることが、どんな課題を解決するにも重要な第一歩だということです。
私の【会社と経営者のこれからを考える60分体験セッション】でも、この「本音」や「ありたい姿」を浮き彫りにするお手伝いをします。
それがはっきりすると、「自分がビジネスをどうしたいか」が、驚くほど明確になります！
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