BLACK BIRD：何のための生まれてきたのか疑問を持ったらコレ

【BLACK BIRD：桜小路かのこ】

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虚心でいよう、と思いつつも、気が付けば、つい先入観を持って持ってモノゴトを見てしまう。残念ながらそう簡単に「クセ」はなくならない。

そんなわけで、BLACK BIRDの表紙を見たときに、

吸血鬼SMエロマンガ？？

と思った。（ゴメンなさい！！）

SMエロマンガはそれはそれですばらしいモノもあるし、吸血鬼もロマンがあるし、良いんだけど、残念ながらその当初は食指をそそらず、未読のまま時は流れた。←重要注：この物語は、SMエロマンガでも吸血鬼マンガでもないです！

え、ナニ、このマンガ、深！！！

「捕食されるためだけに生まれてくる命がこの世にあるとは思えない」

深！！！

はじまりがチャラすぎて、先入観もってて、ゴメン。

思わず、自分は何のために生まれてきたんだろ、と考えてしまった。自分の本能が自分を裏切るはずはない。自分自身に問うたら、自分は自分を生かすための最善を知っているはず。

あまりにも外部情報が多すぎて、そのすり込みをされていて、自分自身を虚心に見つめることはなくなっているのかもしれない。

答えを他人に求めず、自分を虚心に観察することはとても大事。生きるヒントは常にそこにある。

ところで。

エロって、日本では淫靡で後ろ暗い欲求のように見られてしまうこともあるけど、そんなことは決してない。アガペー（無償の愛）が至高で、性愛（エロティズム）が下等なわけではない。物質として肉体を持っている生物だからこそ起こる三大欲求（睡眠欲・食欲・性欲）は、どれもとても貴重で結構崇高なものだと思う。

良い睡眠、とか、良い食、は語られるのに、良い性についての話が少ない。もっとオープンに科学していきたい。

BLACK BIRD (1) (Betsucomiフラワーコミックス)