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弱虫ペダル:全力疾走したい時にはコレ

【弱虫ペダル:渡辺航】

スポーツに根性論持ち出してくる奴とは絶対友達になれないと思っている。

根性が不要、という意味では決してない。
ただ、みんな根性全開で戦う中で、根性だけで勝とうとするなんて、アホウだと思っている。必要なのは戦略とそれに基づくトライ&エラー。負けたときに「根性がない」ことを理由にする体育教師なんて、この世から抹消されてしまえ、と思っている。
体育教師の悪口ならいくらでも湧いて出る。どんだけトラウマがあるんだか。

そんなわけで、基本的にスポ根マンガは敬遠しがち。特に根性が才能と鍛錬を凌駕する、って物語はまずもって苦手。

なんだけど。泣いちゃうんだよなあ、弱虫ペダル。

主人公小野田坂道くん。自転車でアキバ通いする男の子。一応坂道での自転車に乗り慣れている、っていう前提条件。

でも。いきなりロードレース用の自転車を乗りこなせるもんかなあ。いや乗るだけならできたとしても、それなりに鍛錬した人に勝てるもんかなあ。限界、ってところから何度も復活できるもんかなあ。

アレコレ突っ込みたくなるんだけど、読んじゃうし、泣いちゃうんだよなあ・・・

なんだかな、なんだかな、と思いつつ、読まずにはいられない魅力がある。それは間違いない。

登場人物が一人一人これでもか!ってくらい個性的で、ハマるキャラが絶対見つかる。

全力疾走したい時はコレ


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