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キャリアブレイク研究所、今度はビールをつくります。

突然ですが、みなさんはビールを作ったことがありますか?もしくは、作ってみたいなと思ったことはありますか?

キャリアブレイク研究所、今度はビールをつくります。


こんにちは。キャリアブレイク研究所の飲酒担当のまっくすです。実は、3人の理事のうち2人はお酒が得意ではないのですが、僕はもっぱらお酒が好きです。お酒というか、宴が好きで、いいことあったり悲しいことがあったり、怒ったり泣いたり笑った日に、ひとが集い繋がる場をつくったり、眺めているのが好きなんです。


ありがたいことに、2022年6月から始まった「無職酒場」というプロジェクトも絶賛全国で主催したい!という方が出てきていて、2024年4月には全国3ヶ所で開催が予定されています。

【4月4日(木)開催】無職酒場@ねづくりや(東京根津)

【4月21日(日)開催】無職酒場@幸教寺(大阪生野)

【4月28日(日)開催】無職酒場@heso.(神戸塩屋)
coming soon…

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そんななか、動き出した新しいプロジェクトは「オリジナルのクラフトビールづくり」です。飲むだけじゃなくって、自分たちでつくってみる。そんな、私の自由研究でもありキャリアブレイク研究所の活動でもあるプロジェクトを、今日はご紹介いたします。

自分たちでビールはつくれる?


まずはじめに、日本ではアルコール分1度以上の飲料の自家醸造は酒税法にて禁止されています。ですので、今回のプロジェクトは「自分たちでつくる」と書きましたが、正確には醸造免許を持つ「ミチクサ醸造所」さんの提供されるサービスの一環としてオリジナルビールをつくる活動になります。


でも、実はこのミチクサ醸造所さんが掲げる「誰もが自分でビールを作れる醸造所」というキーワードから、現在のビール業界に起こっていること、そして実現したい未来観を知りワクワクしたのが全ての始まりだったように思います。ミチクサ醸造所さんが当時行っていたクラウドファンディングのページがこちら。

このプロジェクト案内のなかで、下記のことが紹介されていました。

そもそも「クラフトビール」とは、1900年代以降のインダストリアルビール(大量生産による画一的なビール)に飲み込まれてしまった、ビール本来の多様で個性的な手触り感ある形を取り戻そうとするカウンターカルチャーから誕生した概念だそうです。

生き方や暮らしぶりの多様化・寛容化が進んだ現代では、多様性の代名詞とも言えるクラフトビールの流通量は世界中でずっと右肩上がりに増え続けていて、各先進国のビール総流通量の中のクラフトビールが締める割合は既に20%ほど。5人に1人はクラフトビールを選んでいる状況です。

しかし、これ対して、日本だけはわずか1%程度。一体何がそんなに各先進国と違うのでしょうか。

クラウドファンディングページより

この文章を読んでみて、もしかすると「あ、なんかキャリアブレイクと似ているかも」なんてことを連想した人も少なくないかもしれません。

・画一的な価値観に対する、多様な個性を取り戻すカウンターカルチャー
・世界では増え続ける一方で、国内では閉塞的

このクラウドファンディング自体は、2022年4月なのでキャリアブレイク研究所も立ち上がっていないし、理事のメンバーが初めて出会った時期なんですが、その頃からこういった価値観に共感する部分があったのかなと振り返ってみると感じるところがありました。

一方で「友人の新しいチャレンジを応援したい」という想いと「え、自分のオリジナルビールとかつくってみたい!」という好奇心に身を任せ【オリジナルレシピで醸造体験 15L】というリターンを選び、期してタイミングよく今回のオリジナルビールづくりプロジェクトが始まりました。

アンケートをきっかけに仲間ができる


当初は、個人的な「おもしろさ」でつくるつもりですが、せっかくなら運営しているむしょく大学の学生の皆さんにお題として「どんなビールが飲んでみたい?」というのを聞くと面白いかもと思ってアンケートをつくってみることにしました。質問の項目にちょっと遊びを混ぜつつ「クラフトビールを五感で楽しむなら?」というテーマでアンケートをつくってみたところ、たくさんの方に回答いただけました。


そして、その回答の中におひとり、ものすごく長文で、熱量のこもった回答者がいました。クラフトビールに関する情報も把握していて、1つ1つの項目にも回答というよりは「提案」が書かれていて、なんなら最後の備考欄にはこんなコメントを書いてくださっていました。

上記にも軽く記載いたしましたが、クラフトビールの製造・販売を行っている飲食店に一年ほど勤務した経験があります。もちろんクラフトビール大好きです。 アイディア出しなど、チャンスがあれば製造に関わらせていただきたいです!!!! キャリアブレイク中、もんもんとすることも多いのですが、素晴らしい企画だなと思いまして、今勝手にすごくワクワクしています!!

Yさんのアンケート結果備考欄


そして、その後のむしょく大学の授業に参加してくださったYさん。終了後に「ちょっといいですか?」と声をかけられ「クラフトビールづくり一緒にやってもいいですか?」と提案していただきました。これが、今回のキャリアブレイクのビールづくりの始まりです。

その後、アンケート結果をまとめていただいたり

クリックするとアンケート結果が表示されます

活動する仲間づくりのたの資料を作成いただいたり

Yさんによる資料作成(チラみせ)

先日は、醸造所のある福岡県まで足を運んでくれて、一緒にビールづくりを行いました(ビールづくりのお話は改めて)。

遠路はるばる東京から福岡へ

ビールづくりのプロセスをおもしろがる


現在、むしょく大学の学生さんを中心に、今回のクラフトビールづくりをおもしろがりながら活動を進めています。これからは、名前をつけてみたり、デザインを制作してみたり、お披露目会の準備をしてみたりと、それぞれがやってみたいことを1つずつ楽しみながら進めていく予定です。

幸いにも「やらないといけないこと」は、ほとんど終わりました。クラフトビールは4月下旬ごろに出来上がるので、このままボーッとしていても飲むことはできます。でもまだまだメンバーみんなは「やってみたいこと」があるんです。

その、お互いのやってみたいを持ち寄りながら世に生み出されていく、キャリアブレイクをテーマにした世界初のクラフトビール(たぶん)。私たちもまだ、どんなものになるか想像ができていませんが、心から楽しみにしています。いつか、みなさんにもおすそ分けできますように。

ミチクサ醸造所にて / 2024.3.12

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