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体育会系部活生は就活で有利!?体育会系出身の僕が思う、メリット・デメリット
「よく部活は就活に有利って聞くけど本当?」
「部活に入っているけど就活にどう活かせるのかよくわからない」
部活動に所属をしており、このように悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際に私も大学生時代は体育会に所属して就職活動を行った、いわゆる「体育会系学生」でした。
自分自身就職活動を行っていく中で、体育会ならではのメリット・デメリットを感じたため、今回は部活生の就職活動についてお話ししたいと思います。
1.体育会系部活生のメリット
1-1 目標に向けた行動
部活に所属する学生の多くは、何かしらの「目標」を掲げているのではないでしょうか。
例えば「全国大会優勝」「レギュラーを勝ち取る」といったものになりますが、この目標に向けた行動は、就職活動でどのように有利にはたらくのでしょうか。
おそらく多くの部活生は目標達成のために、下記のフローを辿っているのではないでしょうか。
1.目標設定
2.チームや自身の課題の把握、要因の特定
3.課題解決のための取り組み(日々の練習など)
4.結果の確認(試合など)
5.結果の振り返り、次に向けたアクションの検討
上記は、部活生だとよく経験するフローとなりますが、当たり前のようで実はこの経験をしている学生はごく一部になります。
そして、企業も実はこのフローを辿りながら業務を進めていくことが多いです。
そのため、部活生の経験は企業から見ると、仕事を進める基礎がある、進めていく力があると思われる可能性が高く、選考で有利にはたらくと思われます。
1-2 OB・OGのコミュニティ
部活生の大きな特徴として、OB・OGとのコミュニティの強さが挙げられます。
部活によっては、20~30歳年上の先輩と繋がれるという話も聞きます。
当然ながら、OB・OGの先輩方は社会人の先輩にあたる方々となりますが、その先輩方との繋がりをうまく活用できる機会があるのが、部活生の強みとなります。
活用方法は様々ありますが、例えば年が近い先輩には就職活動の進め方を聞いてみる、少し上の先輩には業界の事、会社の事を聞いてみるとよいでしょう。また年代問わずOB・OG訪問という形で就活対策も可能です。
せっかくのコミュニティをうまく活用するのも、就活をうまく進めていくうえで重要なこととなります。
1-3 チームワーク・組織視点
大学での部活の多くは「学生主体」のため、チームの運営を学生自身が行っていることが多いのではないでしょうか。
学生主体で運営するからこそ、通常の学生生活では得ることができない、チームワークや組織をより良いものにしていくための視点を得ることができると思います。
例えば、「チームの課題に対し、もっとこうあるべきだと思って声をあげた」といった行動も立派な組織視点・チームワークといえます。
主将や主務などの役職に目が行きがちですが、部活生こそ役職に関係なくこの力が得られるのではないでしょうか。
チームや組織をより良いものにしていくための視点を持つことで、最終的には、主体性やチャレンジ精神、チームワークなど、どこの企業でも求められるような人材へと成長し、就活でも有利になると考えられます。
2.部活生のデメリット
2-1 就活との両立
「インターンシップと合宿期間が重複した」「練習が忙しすぎて自己分析ができない」といったお悩みがある方はいませんか?
実は当時私も悩んでいたことの1つでした。実際、部活やアルバイトがある中での両立は大変だと思います。
しかし、皆さんもご存知のようにインターンシップからの採用も増えているのも現状です。そのため、部活に所属するメンバー同士で情報交換しながら効率的に進めていく、1日に必ず就活に触れる時間を作るなど工夫をしていきましょう。
場合によっては、インターンシップの時期などは部活の参加を相談することも有効だと思います。
2-2 コミュニティの狭さ
先ほど、就活を効率よく進めていく上で、「部員同士の情報交換」と記載しましたが、こちらも注意は必要です。
部活、特に体育会の場合は目指す業界やOB・OGが進んでいる会社や職種が偏っているケースがあります。
もちろん、ご自身が目指す姿ややりたいことと合致するのであれば問題はありませんが、そのほかの業界や職種を知らずに目指すのは、入社後のギャップにも繋がる可能性があり危険です。
いろんな人の話も聞きながら、自分自身はどんなことに興味があるのかをベースに企業や職種を探すようにしましょう。
2-3 差が出やすい
メリットのパートで、目標に向けた行動や組織視点のお話をしましたが、当然ながら所属しているだけでは得ることはできません。
チームの一員になってしまって決定事項に従っているだけの部員の方は、部活に所属していても就活では「話すことがない」など苦しい思いをしてしまう可能性があります。
そのため、役職に関係なくチームに貢献するためには何ができるのかを考えていきましょう。
3.意識して行動すべきこと
これまでメリット・デメリットを整理してきましたが、まとめとして意識して行動すべきことを記載します。
3-1 目標に対してひたむきに取り組む
「うまくなりたい」「勝ちたい」「レギュラーを取る」といった目標にひたむきに、貪欲に取り組むことで、おのずと目標に向けた行動が身につき、それが就活や入社後の取り組みに繋がります。部活を楽しみましょう!
3-2 組織視点を持つ
入社後は、自分の事だけではなく大きな視点で会社や世の中などより高い視点で物事を考えていく必要があります。そのため、部活の中でもチームがよりよくなるためにどうするべきかを考え、自身が主体となって動きましょう。
3-3 ルールを決めて就職活動
どれだけ目標に向けた行動をして、組織視点での行動をとっても、自分をアピールする場がないともったいないです。
忙しい中ではありますが、毎日○分就活をするなど自分ルールを決めて取り組んでいきましょう。
また、部活の経験をどのようにアピールするか悩んでいる方や、部活と就活を効率的に進めたい方は就活塾キャリアアカデミーがおすすめです。
部活と就活を両立させるためのスケジュール管理や、ES添削や面接練習を行うことができます。
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皆様の就職活動が納得のいく形で終えられることを願っております。