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#3 キャリア支援を始めたきっかけ


 こんにちは
自分らしいキャリア作りをサポートする
キャリアコンサルタントの笹井です。
前回は自己紹介いたしましたが、自己紹介の続きのような流れで
本日は、キャリア支援の世界にチャレンジする事になったきっかけについてお伝えします。
私は体育大学在学中からフィットネスインストラクターのアルバイトをしておりました。かれこれ15年ほどフィットネス業界で働いていました。
全く違う業界への転職ということで、キャリアチェンジに悩んでいる方の、ヒントになれば嬉しいです。

 キャリア支援に興味を持ったのは、 学生時代から、かれこれ10年間連れ添ったパートナーが、過労から鬱病を患い5年間闘病していた時の経験からでした。
 この経験の中での、苦しい気持ちや悔しい気持ちがキャリア支援に興味を持つきっかけになりました。  
 その頃の私は、当時勤めていたフィットネスクラブで、本社の配属となって、憧れていたS Vとして全国の支店に出張してスタッフを指導するという仕事に夢中になっていました。その2年後には、合併によって勤めていた中堅フィットネスクラブが、業界最大手のフィットネスクラブになったことで、自分のポジションをキープするために必死になっていて自分のことしか考えられない人間でした。  
 パートナーの調子が悪くなり始めたのは、SVになって1年経った頃。電話をしてもいつも寝ていて電話にも出ない状態が続いたり、起きれなくて会社を休むということが続き始めました。
 鬱病とわかる前は、ずっと家で寝ているパートナーに対して「自分は大切にされていない」という不満や不安ばかりで、相手のことを考える余裕は0。 鬱病だということが分かってからも、今度は「もしかしたら私のせい?」などと考えて、パートナーと向き合うのが怖くなって仕事に逃げ込む始末・・・。  
 ある日、パートナーの務める会社の人事の方とパートナー、私の三人で面談をした時のこと。人事の方がパートナーの気持ちを傾聴し、私が思いもよらなかったパートナーの本音を引き出した姿に愕然としたのです。  
 相手と向き合わずに過ごしていた自分に本音を引き出せるわけがないのだけれど、長年一緒にいることの奢りだったのでしょう。勝手に「彼のことは私が一番理解している」なんて思っていたのですから、ショックでした。
  その後、鬱病は回復していくのですが、私自身が彼に対して後ろめたい気持ちを拭いきれず、結果的にお別れすることになりましたが・・・。  
 パートナーの痛みに気づけなかった悔しさ(私より付き合いの浅い人事の人の方が彼の気持ちを理解していたという敗北感)から、カウンセラーという仕事への興味を持ち始めました。
 その頃は、「パートナーのように苦しむ人を減らしたい」なんて使命感でカウンセラーを目指そうとしていましたが、 今になって振り返ってみると、「私の知らなかったパートナーの本音に近づくスキル」としてのカウンセリングに興味を持っていたのだと思います。
 その後キャリアコンサルタントとしての資格は取得したものの、苦しむ人を減らすどころか、自己理解できていなかった自分に気づいて自分自身が苦しくなっていく・・・という未来が待っていました(苦笑)。
 そもそも、ここに書かれている私のマインドや行動って、今になって思い返すと我ながらかなりツッコミどころ満載ですしね(汗)
 キャリア支援の仕事に関わることで、自分自身のマインドセットにもつながりました。この辺りのお話は、また改めてお伝えしていきます。


本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


Have a great career_weave!

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