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【コンサル転職への準備②】 元BCG社員によるフェルミ、ケース面接対策を公開

こんにちは。コンサル業界の転職に役立つプラットフォームcareersuiteを運営しています。株式会社Liquetの転職エージェント、アカソベです。

弊社では転職希望者と転職支援に関心がある企業のOBOG現役社員との模擬面接を実施し、業界の理解を深めながらミスマッチが少なく内定率の高い転職活動をサポートしております!

今日は元ボストンコンサルティンググループ(BCG)による模擬面接の1例として、ケース模擬面接の様子を録画し文字起こししたものをご覧しております。

ケース面接では試算の正確性と共に
「妥当性」が重要です。
また妥当性の検証としてされる質問に適切に回答する必要があります。

なので、極力実際に近い模擬面接を体験しスキルを向上させていただくことが内定への近道です。

読みやすい様に内容は編集しておりますが、実践さながらに、ご自身でも考えながらご覧いただけますと幸いです。

それでは、どうぞご覧ください。


模擬面接スタート

お題

①コンビニコーヒーの1日の売り上げを試算する
②同コンビニコーヒーの売り上げ向上試作を考える


メンター:
では、今日のケース面接の問題に入りましょう。コンビニエンスストアのコーヒーの1店舗あたりの売り上げを求めてください。

求職者: 承知しました。時間はどのくらい頂けますか?

メンター: 本番では5分ですが、今回は練習なので10分取りましょう。早く終わったら教えてください。


職者:
わかりました。それでは始めます。




試算タイム

(10分) ぜひ皆さんも考えてみてください。







求職者: 終わりました。発表させていただきます。1日の売り上げは約21,600円と推定しました。具体的な計算方法としては、まず1店舗の来客数を見積もりました。私の想定では、会社の近くにあるコンビニで、100m四方くらいの規模で24時間営業していると仮定しました。コンビニのコーヒーの売り上げは、来客数に対するコーヒーを選ぶ割合、1人当たりの購入杯数、そして単価を掛け合わせたものです。

メンター: なるほど、詳細に説明していただいてありがとうございます。では、来客数の見積もりについてもう少し詳しく教えてください。

求職者: はい。朝と昼の繁忙時間帯を考慮し、1時間に180人が来店すると仮定しました。朝と昼の各1時間ずつで360人、さらに夕方の2時間で120人とし、これにその他の時間帯の来客数を加えて計算しました。具体的には、繁忙時間帯以外の20時間で20人の来客数を見積もりました。

メンター: いいですね。では、次にコーヒーの購入割合と単価について教えてください。

求職者: 購入割合については、朝の時間帯では15人に1人がコーヒーを購入し、昼の時間帯では6人に1人が購入すると仮定しました。夕方の時間帯も同様に6人に1人が購入するとしました。単価については、コーヒー1杯あたり300円と設定しました。

メンター: 購入割合の仮定については、何か参考にしたデータや経験がありますか?

求職者: 実際にコンビニで観察した経験や、参考書籍で読んだ情報を基にしています。特に、昼の時間帯に女性がコーヒーを購入する割合が高いと感じました。

メンター: なるほど。非常に論理的に考えられていると思います。購入割合についての仮定も納得できます。ただ、来客数の見積もり方法について、他に考えられる方法はありますか?

求職者: そうですね、例えば駅の利用者数を基にして、そのうち何割がコンビニを利用するかを推定する方法や、商圏の人口から集客力を見積もる方法も考えられると思います。

メンター: 良いですね。様々な視点から考えることが重要です。では次の問題に移りましょうか。今度は、コンビニのコーヒーの売上を上げるための戦略を10分で考えてください。

求職者: はい、承知しました。



試算タイム

(10分) ぜひ皆さんも考えてみてください。






求職者: 終わりました。発表させていただきます。コーヒーの売上を上げるためには、単価を上げる、杯数を増やす、来客数を増やす、コーヒーを選ぶ割合を増やす、という四つの方向性が考えられます。


メンター:
その通りです。それぞれの方向性について具体的な戦略を考えてみましょう。

求職者: まず、単価を上げる方法についてですが、品質向上やブランドとのコラボレーションを行うことで、顧客に価格の上昇に見合う価値を提供することが重要です。次に杯数を増やす方法としては、「2杯買うと3杯目が無料」というキャンペーンを実施することで、顧客が一度に複数のコーヒーを購入する動機を作り出すことができます。

メンター: なるほど。次に、来客数を増やす方法についてはどう考えていますか?

求職者: 駅近の店舗であれば、駅の広告スペースを利用してコーヒーのプロモーションを行うことや、店頭で試飲を実施することで新規顧客の獲得を目指すことが考えられます。

メンター: そうですね。特に試飲は効果的な方法です。次に、コーヒーを選ぶ割合を増やす方法についてはどうですか?

求職者: 店内のレイアウトを工夫し、コーヒーマシンを目立つ位置に配置し、ポスターやデジタルサイネージを活用してコーヒーの魅力をアピールすることが効果的だと思います。また、スタッフにコーヒーのおすすめポイントを説明させることで、顧客がコーヒーを選ぶきっかけを増やすことができます。

メンター: それは良いアイディアですね。しかし、実際に顧客がコーヒーを選ぶ際に感じる障害についても考慮する必要があります。例えば、顧客がコーヒーマシンの使い方を知らないという問題がありますが、この点についてはどう対応しますか?

求職者: それは重要なポイントです。コーヒーマシンの使い方をわかりやすく示すサインや、スタッフが顧客に使い方を説明することが考えられます。また、初めての利用者にはスタッフが一緒に操作をサポートするサービスを提供することも効果的だと思います。

メンター: 非常に具体的な対応策ですね。他にも、例えば顧客がコーヒーを購入する際に感じる価格に対する抵抗感についてはどう考えていますか?

求職者: 確かに、価格に対する抵抗感もあると思います。これを解消するためには、コーヒーの品質向上とともに、コーヒーの価値を明確に伝えることが重要です。例えば、「このコーヒーは特別な豆を使用している」という情報を提供することで、顧客に納得してもらうことができます。

メンター: それも良いアプローチですね。例えば、顧客が価格に見合った価値を感じるためには、試飲イベントの際に品質の違いを実感してもらうことも効果的かもしれませんね。他には、コーヒー購入時にポイントを付与するなどのインセンティブを提供することも考えられますか?

求職者: はい、それも良い方法だと思います。ポイント制度を導入することで、リピーターを増やすことが期待できます。

メンター: 非常によく考えられていました。では、最後にフィードバックをさせていただきます。

求職者: ありがとうございます。

メンター: 非常に構造化されたアプローチが良かったです。四つの方法を明確に分け、それぞれについて具体的な戦略を考えることで、全体像が非常にわかりやすくなっていました。また、各方法についての具体例や実現可能性についても十分に考慮されていた点が素晴らしかったです。

求職者: ありがとうございます。

メンター: 改善点としては、単価を上げる際の顧客の納得感をどう得るかについて、もう少し具体的なアイデアがあるとさらに良かったと思います。また、来客数を増やす方法についても、もう少し多角的なアプローチを考えてみると良いでしょう。

求職者: 承知しました。次回はその点も意識して取り組んでみます。

メンター: 全体的には非常に良かったので、自信を持って準備に臨んでください。




あとがき

いかがでしたでしょうか?
実際にはもっと会話を重ねて内容を固めていきます。

メンターからされる質問は、実際の現実に即して考えているか、即したらどうなるかを問ておりました。

考え方のご参考になれば幸いです!

ぜひコンサル業界へのご転職、コンサル業界内でのご転職の際には弊社と弊社サービスをご活用ください。

ご質問等はコメントやDMでいつでもお待ちしております!





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