元気だったのに、突然感染症で高熱が出て、また回復して。88歳のスタンダード
私の母は現在88歳。
夫婦2人で暮らしていましたが、介護が大変になって支え切れなくなった父が施設に移ってから、ひとり暮らしをしていました。
が、(たぶん)認知症の初期症状による不安が大きくなり、今は見守りがあるサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)に暮らしています。
その母が、とても元気だったのに、その翌々日には高熱が出て寝込む、ということがありました。
1人で暮らしていた頃は、いつも母のことが気になっていました。
時々具合が悪くなるけれど、一人なので。
しばしばSOSの電話がかかってくるし、かけられるくらい元気ならいいのですが、かかってこないとさらに心配になります。
先日、母を連れて一緒に出かけました。その時はとても元気だったのに、その翌々日に高熱が出て寝込んでしまいました。
サ高住の管理者は、「出かけた際にどこに行ったのか?」と、コロナの可能性も含めてとても心配しました。
金融機関に連れて行く以外は、ほぼ自家用車の中だったのですが、今の時期、当然かもしれません。
血液検査の結果、母は細菌性の感染症を起こしている(=コロナでない)ことがわかり、すぐに抗生物質が処方されました。翌日には熱も下がり、翌々日には早速妹の携帯に電話がかかってきたので、きっとだいぶ回復したのでしょう。でも、ヘルパーさんはしばらくは防護服を着て母の部屋に出入りしているようです。
この間の母の経過は、逐次サ高住の方から連絡が来ていました。
このようにサ高住では見守りがあるし、すぐに往診のお医者さんを手配してくれるので、こういう時は安心です。離れて暮らす子どもにとっては、やはりこの安心は代えがたいものがあります。
細菌性の感染症。若くて元気なら そうそう感染せずにすむのでしょうが、高齢になると免疫力が落ちているのでしょう。
そう言えば、晩年の父もしばしば具合が悪くなって熱を出し、抗生物質で回復し、を繰り返していました。
数か月前には老人ホームでお世話になる義理の母(母と同じ年)もそういうことがあって救急車で病院に搬送されましたが、今では完全回復し、すっかり元気です。
これが88歳のスタンダード?!
晩年、高齢で体が弱ってくると、熱を出したり、元気になったりを繰り返す・・・
歳をとるとだんだん子どもに返っていくというけれど、本当に就学前の子どもと本当に同じなんですね。子どもは繰り返しながらだんだん免疫力を高めて元気になっていくんですが、父の場合は、繰り返しながらだんだん弱っていきました。
本人にどこまで力が残っているかが、きっと大きく影響するのでしょう。
今日は母に会いに行っても、しばらくは面会禁止。
まずは完全回復するまで、だそうです。