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評価とは、成長とは。

相対評価と絶対評価について本日は記載します。
前者は全体の場での自分の立ち位置、評価が決まるもの。
後者は比較対象が個人であり、客観的に評価が決まるもの。
学校教育の評価体系そのものが2002年度~10年間もの間、絶対評価、いわゆる「ゆとり教育」となり、その教育を受けた世代が今社会に出てきています。かく言う中の人もゆとり世代の一人です。

その事実を踏まえると、会社での評価体系や社会での判断基準も絶対評価になっていって然るべきと思いますが、社会にゆとり世代が混じってきているとは言え、社会を構成している大半はまだまだ相対評価真っ只中で、競争や比較、年功序列で積み上げてきた世代。社会に出たら結果が全て。当社の新卒教育の場でも、どうしても相対評価になってしまっているのが現状です。

◆商材や会社理解のチェックのためのテストの実施
・・・テストの上位者には全体への共有の場を設けてアウプットしてもらい、自身のインプットをより深めたり、他同期がインプットする場として大事な“現在地”を知る機会になっています。

◆初めての契約をいただくタイミング
・・・人生に1回の「初オーダー」。セールス職として入社するみんなの記念すべきタイミングであり、そこを目指して研修や学びにも力が入ります。

◆1ヶ月の成績
・・・目標があるから走り切ることができます。その目標に周りのペースメーカーや前をいくメンバーがいることで自分の限界値を決めずにより前に進むことができます。

もちろん、得意不得意は人それぞれ。強みで業務に挑み、その集合体として組織として強くなっていこうというスタンスを大事にしている我々です。その中で、相対評価で自分自身も成長してきた感覚と、それで自分を見失ったり苦しんだりした感覚の両方をもっています。それが経験と思えているものの、今の若いメンバーたちとこれから次の25年を作ろうとしていく今、どういうスタンスがいいのか改めて見つめ直す機会に感じます。

先日、とある研修でこの相対評価と絶対評価について学びました。絶対評価にしか慣れていない今の若い世代に対して、どう接していくのがよいのか考えさせられました。同時に、仮に我々が社内でうまくできるようになったとしても、メンバーがやり取りするお客様や取引先、社会全体はまだまだ相対評価で判断されています。この事実を変えることはなかなか難しいです。
みんなにはその事実も理解してもらった上でどう立ち回り、自分を扱っていけばいいかを伝えていくことも我々の役割なのだと感じています。どっちがいいとか悪いとかじゃなく、事実としてそれをどう扱うか。そのスキルを身に着けるということですね。

変化の激しい時代で、相対評価・絶対評価に限らず様々な議論や捉え方がますます多様化していきます。その流れはもう変わらないとするなら、大事なのは昔はこうだったから、普通はこうだから、などということで片付けることなく、瞬間瞬間で必要なことを取り入れ、議論し、私たちらしいか?を自問することだと感じます。
今回の研修を経てうれしかったのは、早速研修の内容を自部門に持ち帰って取り入れているというシーンに出くわしたこと。

正解のない新卒教育、人材開発をする部門として、悩みは尽きませんし課題だらけなことは変わりません。ただ、だからこそ私たちが存在する価値と捉え、目の前のことに向き合って一歩一歩前進していくその歩みを止めてはいけないのだなと感じています。そういうきっかけを生み出し、働きかける、そんな存在で。

2021年、最後のnoteはこれにておしまいです。社内のメンバー、新卒、内定者、スターティアを受けてくださっている学生の方、、、それぞれに向けたメッセージをこのnoteで等身大に発信しているつもりです。私たちらしく、これからも手作り感あふれる感じで我々なりに成長して進んでまいります。会社は3月の大晦日に向けてこのまま突っ走りますが、まずは今年一年、ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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