就活の失敗を家族から責められることは何よりも辛い・・・
フリー面接トレーナーnoriさんです。
今日は相談者の辛い想いを聴かせてもらい、私自身もいたたまれない気持ちになりました。
キャリアコンサルタントとして働いていると、こうした悲痛な想いを受け止めるという、ある意味覚悟が必要です。
私自身が溜め込まないためにも、今回は相談者の辛さをフォローする気持ちを込めてnoteに綴りたいと思います。
(もちろん内容は本人が特定されないようぼかしてニュアンスを変えています。趣旨だけお伝えします。)
今日の【めんたいこ61】
相談者は就職試験に全て落ちてしまったということでした。そしてこのようなことを話してくれました。
「なぜ落ちたのか?」
「悔しくないのか?」
「もっと一生懸命できなかったのか?」
「家族のことを考えているのか?」
「他の人は受かったのに」
等と、家族から責め立てられたようです。
家族側の、困惑する気持ちももちろんわかります。
しかし、落ちて悔しくないわけもなく、一生懸命に取り組んだ結果。
本人は酷く落ち込んで、家族に不振感すら抱いているようでした。
私は、ただただこの悲痛な思いを聴くことしかできませんが、どこにも行き場のない想いを吐きだす場になったようでした。
私は、相談者に寄り添う立場ではありますが、家族側を否定する立場ではありません。
家族との関係性は他人にはわからないところがあります。
就職は学生であっても社会人の転職であっても、多かれ少なかれ家族が関わっています。
それはあなた自身を心から心配する念でもありますし、生計に関わる家族であれば現実的な生活設計の懸念でもあります。
せめて、言えることは、行動しているのは、就職(転職)活動をしているのはあなた自身で、がんばっているのはあなた自身であること。
確かに不合格だったことで家族もショックを受け同じような気持ちにもなったのかもしれません。
何も考えず頑張っていないのであれば、就職活動も大してしないはずですし、家族に責められても心を痛めません。
私たちは大人として、親として、家族の就職に自分が口を出すよりも、相手に口を開かせて、辛い想いを聴くことに徹したいものです。
責めたところで、当の本人は自信を失い、就活に向き合うパワーが無くなるだけです。
不合格で悩む方、就活に不安を抱える方
どこでも聞く言葉かもしれませんが、悩みや不安を一人で抱えないでください。
思い通りにならない就活で、鬱になってしまう方もいます。あるいは家族が鬱になるケースもあるそうです。
考えの整理だけでもできれば、家族と冷静に話せるきっかけができます。
身近な方でもいいですし、有料ですがキャリアコンサルタントに頼るのも一つの手です。
お金を払うことに抵抗があるかもしれませんが、私たちはプロなのでどんな話でも聞き、あなた自身が納得できるように考えを整理するお手伝いができます。
悩まず、話す。
単純なことですが、声に出してくださいね。