新たな行動を始めたい、継続させたい時に知っておきたい"3つの勇気"
こんにちは。me:Riseコーチの高橋明久です。
さて、突然ですが質問です。
「あなたは新しい行動を始めること、そしてそれを継続することは得意ですか?」
正直言って私は、胸を張って得意だとは言えません、特に継続の方は…。
でもそんな私でも、コーチングを学び実践し続ける中で、以前よりは出来ることが増えてきたと感じています。
また、「セッションでやろうと決めたことは、必ず行動に移す意欲が湧きます」とか「全く高圧的ではないのに、やらねば!という気持ちにさせてもらえます」といったご感想をクライアントさんから頂くことも増えました。
今回は、行動をとりやすくするために私自身が採用している考えのいくつかをご紹介させて下さい。何か1つでも皆様のお役に立てることがあれば幸いです。
■まずはあなた自身を良い状態に!!
コーチングでは、実現したい未来を明確にした上で、そこに近付くための行動を決め、行動をとった上でその結果を振り返り学ぶという“仮説検証サイクル”を回すことを大事にしています。なぜならば、結局やってみないとわからないからであり、そのサイクルを回すことがクライアントさんの成長に繋がるからです。
とは言うものの、自分で行動計画を決めたけど、決めた通りに実行することができなかったというご経験、誰にでもあるのではないでしょうか?
その主たる原因の1つ、それはずばり、あなた自身の状態です。
極端に言うと、「私には価値がない」「周りは皆、私のことを理解してくれない」「私には何も役に立てることが無い」なんて意識状態にある時に、何か新しい行動をとっていくことは難しいですよね?
だからコーチは、あなたの『自己受容』『他者信頼』『貢献感』の状態を推し量りながら、それが少しでも高まるような関りをセッションの中で行っていきます。
この点数が高くなれば高くなるほど、人は幸せを感じることが出来、何か新しいことに挑戦しようという意欲も湧くというのが基本的な考え方です。
まずはあなた自身の状態(自己受容/他者信頼/貢献感)を、何か+0.1点でも良いので上げられる行動から始めてみるのはいかがでしょうか?
過去のスコアが高かった時の状態を何か1つ具体的に思い出してみるだけでも、効果はあると思いますよ。
■スモールステップ
これは、セッションの最後に私がよく投げかける質問です。
そして、「〇〇さんにメッセージを送る」とか「手帳に予定を書き入れる」とか、そんな小さな行動を1つ決めて頂き、実際にクライアントさんに行動して頂いた上でセッションを締めくくります。
なぜかというと、その小さな行動を実際に起こすことが、未来に向けた一連の行動に勢いを与えてくれるからです。
もう少し詳しく説明しますね。
危険な状態から身を守るために、人間の脳には元来、新しいことや難しいことに挑戦しようとするとそれを妨げようとする本能が備わっています。だから基本的には、新しい行動は取りにくいメカニズムがあるということを先ず知っておく必要があります。
その上でもう1つ知っておくと良いのは、脳の可塑性という性質です。簡単に言うと、大きな変化は拒むけど、小さな変化であれば脳もそれを受け入れるよっていう性質です。
だからこそまずは、誰にでもできるような些細な行動から始めてみることが大切なのです。加えて、自分で決めた行動を実際に起こしてみることで、「あっ、私にもできた」という自己効力感の向上にも繋がります。そしてそれが、次なる行動へと背中を押してくれるのです。
ありたい未来に向けて何か事を始める際に不安で動きにくさを感じるようであれば、いきなり大きな行動から始めようとせず、敢えて小さな一歩から動き出すことを意識的に行ってみてはいかがでしょうか?
“とりあえず誰かに言ってみる”が、私のお気に入りの最初の行動です。
■3つの勇気
どうしても新しい行動を躊躇してしまうクライアントさんには、”行動を起こすために大切な3つの勇気”の話をすることもあります。
① 不完全である勇気
人々が自分自身や他人に対して完璧である必要はないと受け入れる勇気を指します。完璧主義や自己評価の低さが問題を引き起こすため、不完全であることを許容できることで、ストレスや不安を減少させ、より健康的な心理的状態を促進できます。迅速な行動もとりやすくなります。
例えば、不完全である勇気を持つ人は、自分の過ちや欠点を受け入れ、自己評価に対する過度なプレッシャーを軽減することができます。
② 失敗をする勇気
失敗を避けるのではなく、失敗から学ぶ勇気を持つことです。失敗を恐れずに挑戦し、新しい経験から成長することが重要であり、失敗する勇気を持つ人は、困難に立ち向かい、新しいスキルを獲得し、自己成長を達成する可能性が高まります。
例えば、新しい職業に挑戦することで、失敗のリスクを取ることができる人は、キャリアの発展において成功する可能性が高まります。
③ 誤りを認める勇気
自分が誤りを犯すことを恐れず、誤りを認める勇気を持つことを指します。人間関係において、誤った信念や行動を修正することが重要であり、誤りを認める勇気を持つことで、対人関係が改善され、コミュニケーションが円滑になります。
例えば、誤りを認める勇気を持つ人は、誤解を解き、他人との対話を深め、より健全な人間関係を築くことができます。
皆さん、いかがだったでしょうか? この3つの勇気を持てていますか?
個人的には、この3つの勇気を備え実践している方、大変人間味に溢れ素敵な方だと感じ、ついつい応援したくなっちゃいます。
■出来た、出来たの鐘を鳴らそう!!
「どうせ私にはできない」
「以前と同じようにできなかったらどうしよう?」
「また続かなったらどうしよう?」
何かの行動を一度止めてしまった際に、勝手に自分にプレッシャーをかけてしまい、再開することへのハードルを自ら勝手に上げてしまう、そんな一面も人にはあるんですよね。
そんな時に私を支えてくれている言葉の1つが、「出来た、出来たの鐘を鳴らそう!!」なんです。
“三日坊主”って言葉、何かを続けることを社会的には評価する風潮がありますが、それは続けることが難しいってことの裏返しでもありますよね。
そんな時に、できていないことに目を向ける代わりに、「また再開できたね」って、自分自身に「出来た、出来た」の鐘を何度でも鳴らして勇気づけてあげましょう!!
再開2回目、再開3回目と、再開できたことを何度も祝ってあげたっていいじゃないですか。
だって、再開しないって選択肢もある中で、再開する選択をしたことは素晴らしいじゃないですか。
うまく行かなくても挫けず歩み続けているその姿に、人間的な魅力を感じませんか?
私はそんなあなたを応援したいと思います!!
■ノータイムポチリ
最後におまけでもう1つ。
直感に従って、心が赴くままに行動してみるということも有効な戦略の1つです。
「あっ、私はそういうタイプかも」とピンと来た方、ちょっと興味を持って頂いた方に、或いはそうでない方にも(笑)、私の好きな動画のご紹介です。
”ノータイムポチリ”とYoutubeで検索してみてください。
大変興味深く、また、エネルギーが湧いてくる魅力的な動画がそこにはありますので。
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