「自分なんて..」そんな風に思っていませんか?あなたの強みを見つける3ステップ
こんにちは。
me:Riseキャリアコーチの村松 陽子(むらまつ ようこ)です。(コーチ紹介インタビュー)
「強みがない」と感じてしまう人は少なくありません。
特に、キャリアコーチングでのセッションでは、約半数の方がこのように悩みを打ち明けます。
しかし、実際にお話を聞いていくと、ほとんどの方が自分の強みを見つけることができていないだけで、実際には持っています。
私が確信しているのは、誰にでも必ず強みがあり、それを見つけ出すことができるということです。
コーチングセッションの終わりには、どんな方でも10個以上の強みを認識できるようになります。
それでは、なぜ自分には強みがないと感じてしまうのでしょうか?
1)強みがないと勘違いしてしまう2つの原因
原因は2つです。
①強み=専門性/知識のみと思っている
②狭い視野での自己評価をしている
①強み=専門性/知識のみと思っている
例えば、IT企業で開発職をしている方だとしましょう。特殊な言語やシステムに精通していない、担当していない私の強みはない、と思ってしまっている。
でも、強みというのは、専門性/知識だけではないんです。ポータブルスキルや対人スキル、自己管理スキルやクリエイティブスキルなど、多種多様なスキルがあります。
この種類を知っているだけで、視野が広がり、自分はこれができると思える人も多いです。
◇強みの種類と例
専門知識
業界や職務に特化した知識や技術です。例として、プログラミングスキル、財務分析、マーケティング戦略の策定などがあります。ポータブルスキル
職種や業界を超えて利用できる汎用的なスキルです。例として、コミュニケーション能力、問題解決力、リーダーシップ、チームワーク、タイムマネジメントなどが挙げられます。対人スキル
他者と効果的に関わるための能力です。例として、交渉力、顧客対応力、共感力、ネットワーキング力などがあります。自己管理スキル
自分自身を効率的に管理し、目標達成に向けて行動する力です。例として、ストレスマネジメント、自己啓発力、柔軟性、適応力があります。クリエイティブスキル
新しいアイデアを生み出し、問題に対して独創的な解決策を見つける能力です。例として、革新力、デザイン思考、コンセプト開発などが挙げられます。
②狭い視野での自己評価をしている
営業部のAさんは、いつも目標を達成し、周囲から頼られる存在です。
しかし、Aさんは『自分はただ行動しているだけ。周りもみんな同じように行動しているから、特に自分は特別じゃない』と悩んでいました。
これは、まるで甲子園の野球部で、全員が練習に熱心で、試合で全力でプレーしているような状況に似ています。全員が卓越した能力を持っている中で、自分の能力を客観的に評価するのは難しいことです。
しかし、Aさんがもし、地元の野球チームでプレーしていたら、彼の行動力や熱意は間違いなくチームの核となり、周囲から高く評価されたでしょう。
このように、自分の強みを評価する際は、周囲との比較だけでなく、より広い視点を持つことが大切です。例えば、過去の自分と比較したり、他の業界の人と比較したりするのも良いでしょう。
2)強みを見つける3ステップ
では、どのように強みを見つけていけばよいのでしょうか?
コーチングのセッションで行う3つのステップをご紹介します。
①エピソードから抽出する
②人に聞く
③弱みを強みに変換する
①強みをキャリアのエピソードから抽出する
「最も成果を出した仕事は?」と自ら問いかけることで、あなたの強みを具体的に見つけることができます。
例えば、「新商品の企画でリーダーを務め、チームを成功に導いた」という経験から、「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」といった強みが見つかります。
◇強みを見つけるポイント
具体的な行動:何をしたか
結果:どうなったか
感情:何を感じたか
周囲の反応: 周囲からどう評価されたか
◇質問例
その経験で最も難しかったことは?
それを解決するためにどうした?
結果はどうなった?
何を学びましたか?
コーチがコーチングセッションで、仕事のエピソードを深堀して聞いていくことで、強みをより具体的に引き出すことができます。ぜひご自身でもやってみてください。
②人に聞く
他人はあなたよりもあなたのことをきちんと見てくれているものです。好意的な答えを出してくれそうな人に(3人~5人)、ぜひ「私の強みを3つ以上教えてほしい」とお願いしてみてください。親、仲の良い友人、同僚、信頼できる上司など。
その際に、あなたがまず相手の強みや好きなところを3つ以上伝えると、相手は喜んで伝えてくれます。
私がコーチングセッションで宿題を出すときには、「コーチングのセッションで宿題がでたから」「会社でキャリアプランを考えなければいけなくて」など、理由を用意しておくとお願いするハードルが下がります。
相手との関係も更によくなるというメリット付です。ぜひやってみてください。
③弱みを強みに変換する
就職活動の際、強みと弱みは表裏一体であることをよく耳にします。実際、強みと弱みは、あなたが持つ一つの特質を異なる角度から見たものに過ぎません。
例えば、「行動力がある」という強みは、見方を変えれば「慎重さに欠ける」という弱みにもなり得ます。なかなか強みが見出せず、「強みはありません」と言う方に対して、コーチングセッションでは以下のようなアプローチを行います。
まずは弱みを挙げてもらい、それを強みの視点で捉え直します。
◇具体例
「細かいことを気にしすぎる」という弱み
→「細部まで注意を払える」という強みに変換
実際の仕事での活用例:品質管理や法務関連の業務「人見知りで、初対面の人とうまく話せない」という弱み
→「人をよく観察し、慎重に人間関係を構築できる」という強みに変換
実際の仕事での活用例:長期的な信頼関係が重要な営業職や、慎重さが求められる外交関係の仕事等「一つのことに集中しすぎて、周りが見えなくなる」という弱み
→「一つの課題に対して深く掘り下げる能力がある」という強みに変換
実際の仕事での活用例:研究開発や専門的な分析が必要な職種等
3)まとめ:あなたの強みは、もう見つかっています
「強みがない」と悩んでいるあなたへ。この3つのステップを試すことで、きっとあなたの強みが10個以上見つかるはずです。
過去の経験を振り返る
過去の成功体験を振り返り、具体的な行動や結果、そして周囲の反応を思い出すことで、あなたの強みが明確になります。周りの人に聞く
あなたのことをよく知っている人に、あなたの強みを聞いてみましょう。客観的な視点から、新たな強みに気づくこともあります。弱みを強みに転換する
一見、弱みのように思えることも、別の角度から見ると強みに変わる場合があります。例えば、「慎重」は「計画性がある」という強みにもつながります。
強みを活かして、未来へ
自分の強みを理解することで、あなたはより自信を持って行動できるようになります。強みを活かして、自分らしいキャリアを築いていきましょう。「強みがない」という思い込みから卒業し、あなたの可能性を広げませんか?
【具体的なアクション】
これらのアクションを通して、あなただけの強みを発見し、自信を持って未来へ進んでいってください。応援しています!
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